旅の思い出を「じしょる」

何かのテレビ番組で紹介されていた『じしょる』というノート。大阪の印刷会社のオリジナル商品の紹介。たまたま何気なく見ていて、面白そう!と思い、すぐにネットで注文した。辞書みたいに書き込めるノート。旅の思い出にという使い方も紹介されていて、ぜひ使ってノートを埋めていきたいと思ったからだった。

旅をすると、スマホで写真を撮ったりもするけど、その時その時の感動したこと、珍しかったこと、知らない初めての駅で乗り換えに失敗したこと、地元でしか味わえない食事、街の雰囲気などなど、たくさんの経験をする。写真だけでは覚えていないことも結構あるし、そもそもいちいち写真を撮らない場合もある。SNSを駆使すれば素敵な画像付きの日記になるだろうけど、なんだか面倒臭い。不特定多数に公開するつもりもないし。

『じしょる』ノートだったら、夫婦で行った旅先の駅名や場所などの名前と、その意味ならぬ、その印象や気づき、思い出が書けて、索引して振り返えることができるし、辞書みたいに積み重なっていくのも面白い。デジタルで保存していくのも楽だし場所をとらないだろうけど、何より物理的に手で触れられる思い出の記録ができるのが良い。

早速、最近行った関東の漁港のある地域への旅行を記入した。駅名、行った水族館はもちろん、思いがけない使い方も発見した。
新幹線の行きで、私は途中で寝てしまうことも多いけど、今回は珍しく起きていた。そうしたら、普段そんなに積極的には雑談しない旦那さんが、学生時代の話や子供時代のお姉さんとのエピソードなどを話してくれたのだった。

家にいるときの普段の生活の中でも、そのくらい雑談して話してよ~!とお願いしたけど、旅の移動中だと、こんな話が出てくるんだと、これは新たな発見。『じしょる』ノートの【し】のページに「新幹線」と書いて、意味の行に、行きしなに起きてると旦那さんの雑談が聞ける、と書き足した。

あとは【お】のページに「お土産」も書き足した。お土産屋さんが意外に無くて、あっても小さいスペースで、欲しいのが無い。漁港のお土産屋さんはたくさんあったけど、手土産にするにはかさ張ったり、ちょうど良さそうなのが見繕えず。たまたま旦那さんの親戚に会う機会があるので、旅行のお土産を買いたかったのだ。

旅で移動しつつ、お土産を探す眼になっていて悩ましいなぁと思っていたけど、たまたま美術館で好きな写真家さんの写真展が開催されていることを知り、そこへ立ち寄った。その後、地元の和菓子屋さんが営むカフェへお茶しに行くと、お土産にちょうどよい和菓子や洋菓子がある!製造元もお土産屋さんだと、隣の市や県で製造してたりして違~うというふうになることもあるけど、ちゃんと旅先の地名。よりその地に行ったんだな~っていう感が強まるから嬉しい。

カフェで個装のお菓子も買えて食べられるので試食にもなるし、勇んで手土産として買ったのだった。なのでこれからの旅先では地元の和菓子屋さん、洋菓子屋さんをチェックすれば、ちゃんと旅先の地名の製造したものをゲットできる、とじしょるに書き込んだ。

次は九州へ旅の予定。じしょるに追加する思い出が増える。楽しみだ。

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