見出し画像

重要なのはプラットフォームであり、プラットフォーム化ではない

サイバーセキュリティの投資家やベンダー、マスコミが、パロアルトネットワークス(PANW)が最近発表した「プラットフォーム化」という新しいコンセプトに沸いています。

PANWは、長年にわたってサイバーセキュリティの主流であった「ポイント問題に対するポイント・ソリューション」という考え方により、企業が経験する「ポイント・ソリューション疲れ」に対処したいと考えています。PANWは、現在のポイント・ソリューションをPANWのプラットフォームに統合することで、複数のベンダーによる複数のソリューションを扱う複雑さを軽減し、プラットフォーム化を実現すると主張しています。

バラバラになったネットワーキングとセキュリティ・インフラを維持するという顧客の課題に対処するために、ポイント・ソリューションの統合が必要であることに、当社はこれ以上ないほど同意します。  Catoは9年前、複数のネットワーキングとセキュリティのカテゴリーを統合するプラットフォームを構築することを使命として設立されました。現在、2,200社以上の企業顧客が、SASEカテゴリーを生み出したCato SASE Cloudプラットフォームの変革によるメリットを享受しています。  

PANWはSASEプラットフォームを持っているのでしょうか?PANWや、とりわけシスコを含む多くのレガシー・ベンダーは、M&Aによって機能ポートフォリオを確立し、ビジネスのワンストップショップを確立して成長してきました。しかし、これらの買収とOEMを統合して、まとまりのある統合プラットフォームにするには、コードベース、物理仕様、ポリシーエンジン、データレイク、リリースサイクルにわたって行う必要があり非常に困難です。現在のPANWが持っているのは、統合の度合いが異なるポイントソリューションの集合体であり、顧客はそれにまつわる多くの複雑な手続きを必要とされます。私の目には、PANWのアプローチは「プラットフォーム化」というより「ポートフォリオ化」と呼ぶべきものかと思います、余談ですが。 

複雑さを抽象化するために一から設計された真のプラットフォームだけが、顧客のポイント・ソリューションに関する悩みを解決します。Catoは単一のグローバル・ポリシー・エンジンによって管理され、最大の可用性と拡張性、最高のパフォーマンス、最適なセキュリティ体制のために自律的に維持され、世界中どこでも利用可能な、幅広いセキュリティ機能を提供します。ITによるこうした強大なパワーを実現するには、「プラットフォーム化」ではなく「プラットフォーム」が必要です。   

PANWは、真に顧客の現実を変えることを約束するのではなく、その規模やブランド力で顧客を惹きつけています。真のSASEプラットフォームが、ITの機能的、運用的、商業的、さらには個人的にどのような変革をもたらすかについてもっとくわしく知るには、ぜひCatoをお試しいただくことをお勧めします。

当記事は、Cato Networksのウェブサイトでブログとして投稿された記事の抜粋です。全文はこちらで閲覧いただけます。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?