見出し画像

きんいろモザイクThank you!!展に行ってきました

きんいろモザイク大好きなので、新潟まで行ってきました。誰の為にもならない日記です。(スマホとPCで書いてたら下書きを戻される事故に2回遭って放置してたので一ヵ月前の話。アリス誕生日おめでとう…!の意)。


朝6時過ぎに家出て、9時頃に新潟駅に到着。

最後に来たの3年前なんですけど、まだ工事してました。駅から会場まで歩きます。

新潟市 マンガ・アニメ情報館

開場40分前に到着。先に来てる方が5人くらいいました。

きんいろモザイクについて話せる場に飢えてたので、並んでる人とトークしたい気持ちがあったけど、喋ってる人いなかったので日和って止めときました。漫画のファンって楽しみ方が結構違いそうなので、そこのバッドコミュニケーションが起きてしまうのも懸念した。でも、好きの形はどうであれ仲良くやれる世界が描かれているのが、きんいろモザイクではないだろうか。それはともかく、飢えてる分はここに書き出すので、以降終わった日記になります。

入場時に展覧会ポスターを頂きました(先着20名)。実はこのために早めに伺ってました。普段はタペストリー系集めてないんですが、展覧会ポスターがあれば、いつでも自宅できんいろモザイクThank you!!展を開催できて、非常に汎用性が高いのではないかと当日の午前二時に思った。今はそんなことないと思います。

展示会直前の入り口

展覧会入る~~。ネタバレ前に感想だけ書いておくと、それはそれは大変に良い空間でして、余韻を楽しんだ後2週目に行きました。4月末に横浜でも開催されるので、まだ行けてない方はぜひ。




展示会の一番最初は、原先生のメッセージでのごあいさつで、めっちゃ原先生でした…。初っ端から泣いちゃう…。

映画公開2年前に、綾奈ゆにこ先生が書いたプロットが展示してあって、最初の方のメモ「☆心がけること」を見られたんですが、"信頼"って感じでした。関係ないけど、ゆにこ先生の語る陽子の魅力わかりすぎるので、映画きっかけにツイートしてくれるようになったの嬉しすぎました。

事前情報で一番楽しみにしてたのは、やっぱり生原稿。かなりの枚数展示されていました。生原稿は、セリフが手書きの段階だったんですけど、手書きの文字が可愛い&無防備でサイコーでした。

原悠衣先生って、安心して推せる振る舞いする方で、外向けの発信が丁寧なので、手描き文字の無防備さが見れるだけで、気持ちの悪い私は大変満足いたしました。ありがたき幸せ…。文字、作品中の吹き出し外の文字と同じ筆跡で可愛かったです…。生鑑賞特有の肌に来る感覚もあって良かったです。


展示関係ないんですが、小さい娘さんを連れたご家族が何組か来場されててびっくりしました(とても良い)。

もし自分に小さい子供がいたらを考えたんですが、視界に入るコンテンツに性的なサービスシーンがあるかが気になるかも、と思いました。例えば、物語に関係ない着替えシーンとか、裸が強調される変身シーンとか。微エロが取り扱いに困るってより、変な知恵を絞った慣習(?)を見せるのに後ろめたさがあって。

で、きんいろモザイク原作は、そういう演出が一切無いので、手放しに視界に入れられるなって思いました。サービスシーン自体は、キャラデザに力を入れている日常系と相性良い演出だと思うし、そもそも何も気にならない人も多いと思うけど。

話の流れで後ろ向きな褒め方しちゃったけど、きんいろモザイクは演出をかわいいとギャグに振り切ってると思ってて、そこが私の脳に非常に良く作用します。確か展覧会のまなみんの音声ガイドで「卒業式は、まさにきんいろモザイクって感じ」って言ってたと記憶してるんですが、涙なしには見られないはずの卒業式なのに、かわいいとギャグを最後まで絶やさないのが、らしいッスよね…。

卒業式といえば、映画で追加された、忍が思いを馳せてるときの表情、めちゃくちゃ好きで、映画見る度に敗北(涙)していたんですが、そのシーンの絵コンテも展覧会で見れて良かったです。


アニメ関連の資料で、一番面白かったのは凶のおみくじ。映画では確認できなかったんですが、内容が用意されていました。

パンフレットに載ってないのでぼかして書きますが、「あなたは凍った池に閉じ込められた魚です」「枯れた田んぼは今更努力しても戻りません」などなど…。

辛辣すぎて草。陽子が細長くなるギャグに厚みが増した…。

きんいろモザイク11巻 p38

この細長くなるギャグ、意味わかんなくて好きです。回を跨いだ天丼ネタは一部例外を除いて無いのに、その例外が細長くなるギャグなの、なんで...?西ちゃんが声当てると映えるので、とても良いと思います

そんなこんなで出口。会場出たとこでグッズも買いました。

パンフレットと展覧会書きおろしのアクスタ、あと入場者特典のポストカード

ある程度はお金落したい気持ちはあるのですが、モノは増えると管理できなくなるので毎回悩みます。

最後にアンケートもありました。基本的には、全ての項目にチェックを入れるだけの簡単な作業。

ここ質問、色々列挙してあったんだけど、アニメスタッフをはじめとした制作委員会がなかったから、その他で触れても良かったかも(好きなので)

展覧会出て、駅の方へ。途中でお腹減ったので、たまたま目に入ったラーメン屋に入りました。

地元民に愛されている落ち着くラーメンって感じで美味しかったです。

特設コーナーがあるらしい駅前のヨドバシカメラにも行きました。

掲示のデザイン丁寧ですき
ずっときんいろモザイクのCMが流れてた

中高生オタクの野望が実現されている…。自分が他作品の見ても何も思わないんですが、マジで好きな作品だと、こんなことしちゃっていいの?通行人の目に入っちゃうよ?ってゾクゾクしてたまりませんでした…。

きらら展のタペストリーやメッセージボードがありました

手が込んでて素敵な棚。本やBDの2つ目は管理に困るので、申し訳程度にスリーブ5個買って、怪文書にならないように気を払いながらメッセージ書きました。

昼過ぎに新幹線乗って帰宅。

以上です。「せっかく遠くに来たから」てきな情緒が薄い日で、サクッと帰っちゃいました。今度新潟行く機会あれば、原先生が訪問した場所寄ってみようと思います。

吐き出し足りないので、関係ない話もうちょっとだけ書きます。


・抽象化と象徴化
最近眺めてる遺稿焼却問題って本で、世界を抽象化する物語と、世界を象徴化する物語とがあるって論がありました。前者として「君の名は。」「芥川龍之介」、後者として「天気の子」「太宰治」が挙げられていました。私は蜘蛛の糸や人間失格くらいしか知らないけど、最後に糸が切れるのはその世界のルールって感じだし、逃れがたい性分に翻弄される様は象徴化って感じがする。

私はきんいろモザイクの抽象化に強く惹かれてるな~って思います。きんいろモザイクの世界観や、ヒロインやシーンのまだ見えてなかった一面を感じる度、(私の考える)構成可能な理想世界と辻褄が合わないことがない上で、圧倒的に理想的なので…。こんな楽しみ方してるの罪深すぎる気もする…。今どきの凄く面白く作られてる作品を見ても、きんいろモザイクが一番好きで揺るがないのは、そこなのかなと。

象徴化で楽しんだ作品だと「やがて君になる」とか?きんいろモザイクでもカレンの進路の話は、細かい表情に感情移入してる面が大きかったかも。


・心理的安全性の高さ、大宮忍vs猪熊陽子
最近悩んでるんですけど、「きんいろモザイクの全員やりたい放題やってる感の前提には当然、心理的安全性の担保があり、それは主人公である忍による影響が最も大きい」、と考えていたんですが、陽子の包容力を目の当たりにすると、陽子も侮れないな…とも感じ始めています。

声優さんの方も、西ちゃんも人の話によく笑ってくれるし、体張って滑り芸してくれるしで心理的安全性高そうだし、内山さんも、人のボケにツッコミ入れてくれるし、雑に振っても"良いこと"を言ってくれるしで心理的安全性高そう。仮にですが心理的安全性の高さから、種ちゃんがRhodanthe*の現場で好き放題してくれてるとしたら、それはとても良いです


・Twitter難しすぎ問題
Twitterで色々呟けてれば話せる場に飢えないと思うんですが、仕事始めてからは注意力散漫が加速してるのとTL追わなきゃの強迫観念とで難しくなっちゃいました。趣味の合うオタクとたまに交流して、あーだこーだ話せたら楽だなーと思います。一方で、性質の知れない相手とする薄っぺらい会話やることになると悲しい感覚もあるし、私汎用性の高いコミュ力持ち合わせてないから安易に設置しても申し訳なく思うんですが


いいなと思ったら応援しよう!