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令和4年度 筑波大学 生命環境学群生物資源学類 編入体験記

こんにちは、初めまして。令和4年度筑波大学生命環境学群生物資源学類(以下生物資源と略します。)の編入試験に合格したカチオンと申します。

今回は私が大学編入を志した理由から合格をいただくまでについて書きたいと思います。私は生物資源に合格された先輩たちの体験記を読んで勉強の参考にしたり、モチベーションの維持に役立てていました。この体験記が生物資源の受験を希望する方の参考になれば幸いです。

​スペック

某地方国公立大学生命・化学・工学系出身(所属?)                   学年:二回生                                       併願校:なし                            

編入しようと思った理由     

私は元々DNAについて勉強したいなと漠然とした考えで現在の大学に入学しましたが、教授の話やバイト先の先輩の話を聞く内に自分が勉強したいことが生命工学ではなく理学や農学系だなと感じるようになったからです。大学1年生の6月くらいから編入を考え始めました。

筑波大学を志願先にした理由

編入しようと決めてから一番最初にしたのが志望校決めです。インターネットを駆使して様々な大学について調べ、候補として上がったのが筑波大学・A大学・B大学の3校でした。(筑波大以外の大学名は伏せさせてもらいます。)しかし、試験の難度や提出書類の兼ね合いなどがあり筑波大一本でいくことにしました。

教科ごとの勉強方法

生物資源の試験科目はTOEICと専門科目(生物学・化学・数学・経済学の4科目から2科目選択)、そして面接です。配点は200:200:400の計800点らしいです。私は生物学と化学を選択したのでTOEIC・生物学・化学・面接の順に書いていきたいと思います。ちなみに、予備校は一切利用していません。

・TOEIC (勉強時期:1年6月くらいから2年5月)

TOEICの勉強は編入しようかなと思った段階で始めました。編入しなかったとしても後々役に立つと思ったからです。点数の推移は、

1年生7月(IP):545  1年生3月:595(L:380 R:215)                                   2年生5月:750(L:420 R:330)

というような感じです。TOEICに関して言いたいことは「なるべく早めに仕上げ、早めに良いスコアを取っておく」ということです。私はIPの受検の後長い時間をかけて仕上げていき、12月の公開テストを受けて700点くらいとろうと計画していましたが、なんと12月から3か月連続で抽選落ち。やっと抽選が通った3月の受検ではリーディングでマークをずらしラスト30問がパーに。何とか編入試験前のラストチャンスである二年生の5月でよいスコアを取れたので結果オーライでしたが専門科目の勉強に大きく影響しました。これを読んでいる方々は最初にも書きましたが1~2か月くらいの短期間で仕上げることをお勧めします。

使用した教材は、金のフレーズ(単語帳)・TOEIC文法問題でる1000問(Part5用)・TOEIC究極のゼミPart7・TOEICの模試・公式問題集・TOEIC直前の技術です。

リーディングは金のフレーズをひたすらやり、飽きたらTOEIC文法問題でる1000問やTOEIC究極のゼミPart7をやるということをひたすらループしていました。リスニングはTOEICの問題を主にやりながらも、飽きたらBBCとCNNのニュースやTED Talksのスピーチを聞いて耳を慣れさせていました。リスニングはとにかく毎日少しでも触れるようにするのが良いと思います。試験の1か月半くらい前からは公式問題集や模試をやりマーク慣れと集中力を切らさない練習をしました。TOEICは730点で満点(200点)換算らしいので満点でスコア表を提出しました。

独自試験科目(生物学・化学)

私が独自試験の生物学と化学を勉強する上で一番初めにしたことは過去問の研究です。これは主に
・解かなければならない問題と今の自分の実力のギャップを知る。
・過去問の傾向をつかむ。
という二つのことをするために行いました。勉強の仕方がわからない方は是非やってみてください。

生物学(勉強時期:1年12月から受験まで)
生物学は過去問を見ていただいたら分かるようにほぼ高校生物です。しかしながら私は高校で物理・化学選択だったため生物に関してはゼロから勉強をスタートしました。そのため生物を高校で履修されている方にお伝えできることは何もありません。ごめんなさい。一応、私と同じように高校生物勉強したことないけど生物受験したいという物好きな方がいた時のために私の勉強法をかいておくと、
スタディーサプリで生物の授業を受講し演習問題を解く→大森徹の最強講義117講(参考書)で受講した範囲を熟読→生物用語の完全制覇(参考書)で単語を覚えるということをくりかえしていました。
上のことが一通り終わったら基礎問題精講の重要そうな所だけピックアップし演習しつつ、過去問を解くということをしました。

化学(勉強時期:?から受験まで)
化学は生物学と比べて大学の内容が結構入っているなという印象です。私の受験する前年度には今まで(私の持っている過去問の中で)出たことのなかった物理化学(自由エネルギー)の問題も出題されており、結構幅広く大学化学を勉強しなければと思い勉強を始めました。とはいったものの勉強方法は、
大学の授業を受ける→復習
といったことを中心におこないました。高校化学に関しては電池や電気分解など理論化学の出そうなところに絞って復習しました。1年の3月くらいまでは生物を頭にたたき込むことで手一杯だったので、生物やTOEICの勉強に飽きたときに化学をやるようにしていました。

多分化学を受験する方は化学系の授業がある方がほとんどだと思うので大学化学の範囲に関しては授業→復習の流れで良いと思います。

面接
面接は生物資源の試験において配点が非常に大きいです。そのため筆記が多少上手くいかなくても、面接が上手くいけば合格の可能性は高くなるので面接対策は非常に重要になってきます。

 私が行った主な面接対策は
・志願理由書をきっちり書く。
ということです。

ここでのきっちりの意味は
「どうして筑波大学生命環境学群生物資源学類に入りたいのか」
を「自分の言葉」で書くということです。

志願理由書をきちんと書いておくと、面接前から教授たちに、
「へぇー。この子は筑波大学でこういうことがやりたいのか。」
というプラスの印象を与えられます。また面接は事前に提出した志願理由書の内容に沿って行われるので、教授たちからの質問をある程度は予想することができるというメリットがあります。

上に志願理由書をきちんと書くことでのメリットを書きましたが、これらすべては「自分が志願理由書に書いたことについてはある程度語れる」ということを前提としています。例えば、生物資源で化学修飾について勉強・研究したいと志願理由書に書いたとすると、化学修飾の種類やそれを実際に行っている場所、それによってどのようなことがおこりうるのかなど、最新の研究までとはいかないものの大学教科書に書いてある程度は理解し、他人に説明できるレベルにある必要があります。そうしないと面接で志願理由書に書いた研究したい分野の質問をされたとき答えることができなくなり、点数を下げられてしまうからです。

志願理由書は少なくとも1ヶ月をかけて完成させた方が良いと思います。私は1ヶ月程度かけて書き上げましたが、もっと時間をかけても良かったかなと思いました。

志願理由書を書くこと以外にも、面接でされそうな質問をあらかじめ予想しておいて答えを考えておくといったこともしました。

終わりに

ここまで私の拙い文章を読んでくださった方、ありがとうございました。初めてブログのようなものを書いたので文章や言い回しがおかしいところも多々あったとは思いますが大目に見ていただけると幸いです。

試験当日ついては今のところ書こうとは思っていませんが、読んでくださる方がいそうであれば書こうかなと思っています。

何か質問などがあれば、返信できるかどうかは分かりませんがコメント欄やページ一番下のクリエイターへのお問い合わせに連絡ください。

 


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