■新衣装:ハロウィンカティア2020■
「こうして古くから続く信仰は残照だけ残して姿を消した。大切なことはいつも記録には残らないのだ」
ー一迅社「十三世紀のハローワーク」より
活動二年を超え、迎えた三回目のハロウィン。思えば衣装を本格的に仕立てたのは今回が初ですかね。今回もcluster対応仕様です。
モチーフは魔女……とは似て異なるはずだった何か。中世イタリアの農村の豊穣信仰に登場し、幽体離脱によって霊魂と化し豊作を巡って邪悪な魔女と戦ったと言われる幻視伝統の行使者。悪魔信仰と同一視され根絶され歴史の闇に消えた、その名はベナンダンティ。日本語で「善き歩行者」。
配色は前述の「十三世紀のハローワーク」に描かれたSRPG風デザイン(魔女と巫女をミックスしたものらしい。トランスとかするし)を参考に、青紫の麻布に濃い黄色~黄緑といった草系の蛍光色を散りばめた、ハロウィンとしては割と異色なデザイン。オーガニックにしてサイバー。スカートの蝶模様はベナンダンティの霊魂の形の一つである蝶を象ったもの。その上下の文字列と共にゆっくりとUVスクロールします。
…ところで上述の魔女との戦いを行うのは主に男性のベナンダンティで、女性の方は死者の魂やら妖精やらと交流しながら村人の中で次の年に死ぬものを知るとありますが…まあ、これは触れないでおきましょう。