1人の女性がエンジニアになるまで 〜Cathyの場合〜
こんにちは、Cathyです。
このような投稿を書くのが初めてなので緊張します。
最近「1人の女性がエンジニアになるまで」のタイトルの記事をTwitterで見かけました。
ある女性の幼少期からエンジニアになるまでの道を書かれていて、読んだら自分のエンジニアになるまでのことを振り返ってみたくなりました。軽く読んでいただけたら嬉しいです。
誕生~小学校
神奈川県でオーストラリア人の父親と日本人の母親の間で生まれました。おとなしくて、人見知りな子でした。父親の仕事の関係で、10歳の時、アメリカ・カルフォルニア州へ移住しました。
父の職業がエンジニアで、家でパソコンを触ってるのをみてると「やってみる?」と使い方を教えてくれました。初めてコーディングに出会ったのは、Yahoo! Blogでブログページを作ったことです。小学校4年生くらいの時でした。色味やデザインをこだわったものにしたくて、これがHTMLとCSSだと全く知らずにいじって楽しんでました。誰かに教えてもらうことなく、なんとなく自分でやってみるという精神は、この頃に身に付けたのかもしれないです。
中学校・高校
テクノロジーの変化が目の前で起きてる時代でした。CDプレイヤーからiPodの次にはiPhoneへ。Facebook、Instagram、SNSの始まりがあったり。機能を使うのは好きでしたが、作りたいとは全く思ってませんでした。プログラミングはオタク男子がやってるイメージがあり、興味がありませんでした。
高校に上がると、早くも大学のことを意識し始め、真面目に勉強してました。成績はよかった方ですが、試験が苦手で、共通試験であまり良い点数が取れませんでした。第一・第二希望大学に合格するのは厳しいとスクールカウンセラーに言われ悩んでいました(最終的にどっちも落ちました)
なりたい職業は特にありませんでしたが、数学の勉強をすることに決めました。どっちかというと数学が好きだったのと、稼げる仕事に繋がるかと思ったからです。「あなた女性だから、数学部卒業したらどの会社も採用したいって思うよ!」とよく言われ、当時は褒め言葉だと私もそう思っていました。
大学
入学したのは北米西海岸のど田舎にあるオレゴン大学(University of Oregon)自然豊かでのんびりとしたキャンパスでした。
数学部に入り、必要科目だったコンピュータサイエンスの授業一年目で受け、初めてプログラミングの勉強をしました。数学の授業よりコードを書いて問題解決する方が楽しい、もっと勉強したいし、エンジニアになるのはありではないかと考え始めました。一年生の終わりには、専門を数学部から情報科学部 (CIS: Computer and Information Science) へ変更しました。
ゲームプログラミング授業で、友達とUnity使ってゲーム作ったのが思い出に残ってるので、Demo Dayの動画を下に貼ります。アマチュアとしては良くできたと言いたいですが…
クラスが8割男性で、みんな優しくて仲良くしてくれましたが、CIS女子仲間は特別な存在でした。今まで経験したことや言われたことが性差別的だったと気付けたり、女性エンジニアのロールモデルが少ないこととか、たくさん話し合ってたら、テック業界のgender gap問題に興味を持つようになりました。お互いを支えならがら尊敬できる仲間に出会えて、自分に自信を持つことができ、女性エンパワーメントの影響力を人生で初めて感じました。
新卒入社
大学3年生の時、日英バイリンガルのための就職イベント「ボストンキャリアフォーラム」に参加しました。卒業後のことはあまり考えていませんでしたが、東京で働きたいと思っていました。
そこで楽天の夏インターンとして採用され、3ヶ月間のインターン期間を終え内定をもらい、2017年8月に正式入社しました。配属先の部署はインターン時代お世話になっていた楽天トラベル。
主のプロジェクトはAPI開発でした。コードを書くだけではなく、企画と打ち合わせしたり、設計もやりました。大規模のサービスだからこそ打つかる問題がたくさんありましたが、様々な貴重な機会をいただき、エンジニアとして一歩踏み出せた場所です。
当時、部署には開発エンジニアが50人近くいましたが、女性エンジニアは手で数えられるほどしかいませんでした。直接性別を理由に嫌な目にあったことはないですが、少し孤独を感じていました。この思いを誰にも言えず一人で悩み、IT企業は男社会だから仕方がないと自分に言い聞かせてました。
入社から1年半後、方向性の違いと将来的なことを考え、2019年2月に楽天を辞めました。
転職、そして、今
2019年3月に2社目に入社し、そこが現在の職場になります。インターネット関連事業のサーバーエンジニアとして働いています。チャレンジがたくさんある開発環境で、辛い時もありますが、やりがいのある仕事に出会えました。
職業に慣れてきたのか、今まで苦手だったことができるようになってきました。会議中に意見を対案したり、自分から周りとコミュニケーションをとったり、難しそうな課題でもチャレンジしてみたり。まだまだですが、少しづつ成長していってます。
今の職場でも女性エンジニアが少ないですが、Twitterを始めたことがきっかけでたくさんの女性エンジニア仲間が増えました。日常的なとこから悩み事でも共感できる人たちと繋がって、以前感じていた孤独が減ったような気がします。
おわりに
振り返ると王道を歩んできたことに改めて気づきました。悪いことではないですが、これを読んでる他人からすると面白いのかなと思ってしまいました。
エンジニア職業は好きですが、正直に言うと大きなキャリアの目標はありません。しかし、今後もエンジニアとして働くなら、次世代の女子たちがプログラミングに興味を持てるような環境を作ってあげたいです。自分には女性エンジニアのロールモデルがいなかったからこそ、誰かのためにそのような存在になれるよう頑張りたいです。
ざっくりした話になってしまったので、一つ一つのエピソードはまた別投稿で細かく書いてみたいなと思います。もしよかったらTwitterのフォローもお願いします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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