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【号外!アス・ロード⑦】栃木出張!敵は「デジャヴ」と「コロナ」?

今回は2022年、栃木国体の振り返りです。「コロナ後の初国体♪、久しぶりの長期出張♪」と準備に心躍らせながら、心のどこかで「前回の出張は茨城やったなぁ…」と。
いや、栃木が悪いわけではないんです。結果的にご当地芸人のU字工事は面白かったし、宇都宮市の餃子はどの店で食べてもおいしかった。ただ茨城と近かったので、様々なことに既視感を覚えただけです。もしかしたら去年が鹿児島大会だったので、今年の佐賀大会でも同じ思いになるかもしれません。出張へ行く前に言っておきますが、佐賀が悪いわけではありません。ノーモアデジャヴ。

(C)びわ湖放送

改めて、この年は3年ぶりの国体。障スポ(全国障害者スポーツ大会)に至っては、台風中止も挟んだので4年ぶりの開催でした。特別番組「アス・ロード」の中では国体の結果に加え、8年ぶりの障スポ本大会出場を果たしたグランドソフトボールの滋賀県チームを特集しています。グランドソフトボールは野球に似たスポーツで、視覚障害の有無に関わらず様々な人が楽しめます。
実は大会前、1981年に滋賀県で開かれた全国身体障害者スポーツ大会(現・障スポ)でエースとして優勝を果たした加藤善彦さんが今も現役でプレーしているという情報をもとに練習取材のアポイントを取ったのですが、私がまさかのコロナ離脱。代わりのスタッフがチームを取材し、加藤さんへの連絡も電話ばかりになってしまいました。これまで感染してこなかったのに…コロナ禍が開けての障スポなのに…無念以外の何物でもありません。

(C)びわ湖放送

グランドソフトボールの滋賀県チームは栃木障スポで6位でしたが、厳しい近畿予選を突破しての本大会出場は必ず未来へつながります。今も監督兼選手を務める加藤さんは「全国に出てチームのモチベーションが大きく変わった。メンバーの年齢は上がってくるが、練習で体力をつけて、若い新メンバーも募集して、2025年の滋賀県開催は優勝を狙っていきたい」と力強く宣言してくれました。私も次こそは直接取材に向かうつもりです。気づけば滋賀開催まであと1年。今こそ気合いを入れ直し、いちいち「鹿児島に近い」とか文句を言わず、佐賀出張に向けての準備を進めたいと思います。
【滋賀県スポーツ協会 Bispo!+ 37号掲載】

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