コーヒーが飲めなくなって

アイスコーヒーの季節がやってきた。

僕はコーヒーが飲めない。大好きだったのだが、3年くらい前に急に飲めなくなってしまったのだ。当時毎日3〜4杯はコーヒーを飲んでいた。

いつの頃からか、会社に行くと身体が重く動悸がするようになった。ずっとというわけでもないし、毎日でもない。仕事に精神的なストレスもない。僕は甲殻類にアレルギーがあるが、誤食して体調が悪くなった時の症状に似ていた。当時はエビも食べていないのにどうしたんだろうと不安だった。どうにも身体が怠いのでシャキッとするために、コーヒーを飲んでいた。

ある東京出張の日。新大阪駅構内のスターバックスでコーヒーを買い車内で飲んだ。東京に着き打ち合わせ後に同行した営業と喫茶店でコーヒーを飲んだ。その後、東京の事務所に顔を出すと最近ポッド式のコーヒーメーカーを導入したとかでコーヒーを出してもらった。それを美味しくいただいた2時間後くらいに、またあの怠さが身体を襲った。いつもよりもしんどい。東京にいる同期と飲みに行く予定だったので、とりあえず店まできたがビールを飲んでも治らない。(ビールを飲んだら治ると思っていた)

これはおかしいと帰らせてもらい、体調が悪い中新幹線の中で原因を考えた。そこで思いあったたのがコーヒーである。コーヒーだとすると、会社に行ってから体調が悪くなるのも合点がいった。僕は毎日会社の最寄りのコンビニでコーヒーを飲むのが日課だった。それがよくなかったんでないか。

次の日からコーヒーを絶った。するとみるみる体調が良くなった。あれ以来ほとんどコーヒーは飲んでいない。が、脳はまだまだコーヒーの味と、あの脳がジワァとなる感覚を覚えており、時折無性に飲みたくなる。コーヒーは何者にも変えられない。強いていえばアルコールであるが、日中から飲むわけにはいかない。

コーヒーが飲めなくなってから家ではせっせと紅茶を飲んでいる。紅茶も美味しいが頭がスッキリする感じはやはり足りない。チャイも良く飲むようになった。チャイは少しスッキリする感じがある。一時期グレープフルーツジュースも飲んでいた。あの苦味がなんとなく良い。しかし、まだこれぞというパートナーには会えていない。

少し違うが、アメリカではCBDというのが流行っているらしい。大麻草成分の一つの天然物質で合法である。リラックス効果があるらしい。前に少し触れたがアメリカはメンタルヘルスが問題になっている。そんな背景からも今後日本でもブームが来るんじゃないだろうか。

そういえばディストピア小説「すばらしい世界」では、ソーマという薬がメンタルヘルスの問題を解決していた。みんな少しでも嫌なことがあればソーマを飲んで逃避するのだ。確か、やりすぎると苦しみもなくポックリ逝ってしまうんだった気がする。

話がそれたが、今猛烈にコーヒーが飲みたい。

今日の一曲


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