猫舌だけど知覚過敏。という名称について
「猫舌だけど知覚過敏。」と申します。
この名義で脚本・美術・衣装・特殊メイク・映像・マッピング・イラスト・タイポグラフィ・アニメーション・写真・コンサルティング等様々な表現活動をしています。
毎回プロジェクトの度にエンドロールが自分の名前に繰り返し載ることがカオス過ぎる気がして、「ShowDesigner」という役職を考案しました。
ショー(プロジェクト)全体を様々なアプローチで捉え、デザイン(調整・演出)する職という意味の造語です。(英語圏の映画界ではプロダクションデザイナーと総称されたりしますが、日本圏ではプロダクト=製品など、ややこしいので造語しました。)
ShowDesigner:○○○○(本名)となると、とてもすっきりしたのですが、それまでひとつのプロジェクトにつき平均5つ自分の名前が並んでいた頃と比べるとなんだか物足りないような気がしてきました。贅沢ですね。
そこで何か勝手の良いハンドルネームが無いか考えた時、過去作に「猫舌だけど知覚過敏。」というイラストがあるのを思い出しました。これは、「フリーペーパーのスペースが余ったからなんかゆるく埋めて欲しい」という依頼をうけ、描いた猫の絵に付けていたキャプションに描いていた文言でした。
熱い物が苦手な猫舌と冷たい物が苦手な知覚過敏。両極端のようでありつつも、1人の人間の中に共存しうる要素でもあり、矛盾をはらむからこそ魅力が出る。という意味をつけていたが「要素を両極端に振ることが出来る可能性」はショーデザイナーとしてちょうど良い名称だとおもい、2014年より活動名として確定させました。英語表記は「CatHolic(直訳猫中毒、カトリックと同じ綴り。猫は神みたいなノリ)」で、最後の。は語感でつけました。
数多のスタッフの名前が列挙するエンドロールの中にぽんっと入る「ShowDesiger:猫舌だけど知覚過敏。」という妙に長い名義が現れるとやってやったってなりますね。
これから、猫舌だけど知覚過敏。をよろしくお願いします。