真夏の版画展・ギャラリーKingyo
真夏の版画展
版画家、武田律子さんのお招きで
ギャラリーKingyo
真夏の版画展
にお邪魔してきました。
ギャラリー自体が素敵な建物でした。
住宅街の中に
木の扉を中心にした採光の良い
ひろびろとした空間
一階二階と展示内容を分けることも出来、
アーティストにとっては様々な企画が
行えそうです。
今回の真夏の版画展の作品群は、
そういった場所にふさわしく
多くの技法、モチーフが表現され
大変見応えある内容となっていました。
武田さんは、武田レッドに
パイプ的イメージを乗せ
画面以上の空間を感じさせる
コスモスな作品
(注 宇宙のコスモスのほう)
鈴木明日香さん色川さんは
モノトーンゴシック
菱田俊子さんの作品は
美しく鮮やかで清涼感あり
夏にふさわしいグラス群のモチーフ
ですが
その色面、色味を分ける感覚は
素晴らしいと思いました。
また手間ひまもかかった作品です。
神山さんの
シャガール的
パステルカラーでコミカルな
作品は
ちょっとサブカルっぽくて
新しい発見でした。
そして面白いというか
驚きの情報は
武田さんには
「青の時代」
「白の時代」
という
青と白をメインカラーにしていた
時代があったということ
モチーフの不思議なパイプも
元はジャンクな鉄パイプに
近かったと聞いて
思わず
ノイバウテンとか
映画ポーラXの
メタルパーカッションを
思い出してしまいました
どこかパンキッシュなのは
ジャンクでアヴァンギャルドな
精神に裏打ちされているから
かもしれません。
真夏の午後という
ギャラリーに合った時間を
過ごすことが出来て
よかったです
またここで
様々な技法の作品を見たいと思います。