Stable Diffusionのアップデートが不評?!【Podcast 文字起こし】
Stable Diffusion バージョン2が発表された話
伊藤:はい、今日のAIニュースの時間です。
今日取り上げるのは、Stable Diffusion バージョン2が発表されたんですけど、一部界隈でかなり不評を食らってしまっているっていうような話題です。
Stable Diffusionはご存知の方も多いかと思うんですけど、何かっていうと画像生成AIですね。
「猫が砂場で走ってる写真を作ってくれ」みたいなテキストを入力すると、それに沿った画像を生成してくれるっていうようなAIで、今年の夏ぐらいから日本だけじゃなくて世界的にもかなり盛り上がってきた分野かなと思います。
その中でも、Stable DiffusionとかMidjourneyとかNovel AIっていうのがかなり有名なんですけど。その中のStable Diffusionが昨日ですかね、昨日か。昨日とか言って、11月23日にバージョン2のアップデートを発表して、それが実際に公開されました。
どんなアップデートがされた?
伊藤:実際、いろいろアップデートされて、例えば「高解像度な画像がさらに作りやすくなりました」とか、あとデジタル透かしみたいな言い方すると思うんですけど、「この画像は、AIが作ったものなのか、人間が作ったものなのか」っていう区別をもっとはっきりさせるために、生成した画像に対して「AIで作ってるよ」っていうのがよくよく見たらわかるような、デジタル透かしっていうようなものを入れたりするっていうようなアップデートがありましたね。
ただ、一部界隈からちょっと不評を食らってるアップデートがあって、それが何かっていうと、例えばそのアーティスト等の名前、有名人の名前を入れたときに、その人の顔が出づらくなったり、あとポルノ的な画像の生成ができなくなったりっていうような制限が、かなり加わりました。
いわゆる「NSFW」って言われるようなものですね。職場閲覧禁止みたいな。ネットスラングでよく言われたりするんですけど。言ってしまえば有害コンテンツっていう言い方ですかね。ポルノとかアーティストの顔みたいな肖像権違反するようなもの。
あとは何か人を傷つけるようなものとか、そういったものができなくなったっていうようなアップデートなんですけど。
これは元々画像生成AIがもたらしてしまう著作権的な問題だったり、そういう有害コンテンツに対して対応すべき結構当然のアップデートだったとは思うんですけど。
やっぱり作れる生成物に制限がかかるわけなんで、そこを結構を重点に置いてたような人たちは、ここに対してかなりネガティブな反応をしているようです。
Stable Diffusionのアップデートから考える、画像生成AIの未来
ただこのアップデートで、さらに健全になっていくのかなと思われる一方で、有名どころのそういうStable DiffusionとかMidjourneyとかがこういう規制をすればするほど、そこ(有害コンテンツの生成)が可能になるニッチな画像生成AIが逆に出てきてしまうのかな、っていうような危険性ももしかしたらあるかもしれないですね。
今後そういうのはどうなのか。わかんないですけど。ただ、Stable Diffusionをはじめ多くの画像生成AIがそういう健全性の何て言うんすかね、健全な方向に向かってますっていうのをどんどんアップデートで示してきてる。うまいこと、人間の作ったAIがうまく社会になじんでいければいいなっていうのがAIファンから見た思いですかね。
はい、以上です。
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