埋戻し土について

 先日、下水道関連工事(調整池基本設計)の仕事中の話で、

Aさん「「埋戻し土」の単位体積重量はどのくらいですかね」

Bさん「まぁ、18kNで良いんじゃないかな」

Aさん「そうだね」

っと話が進んでいき、単位体積重量が決まりました。

はて、、これは常識なのかっとう疑問を持ち、自分なりに調べてみました。

結果:大体18~20kNの間で決められているようで、18kNは条件により、指定するのは難しいと考えられます。例えば、歩道部が多ければ、単位体積重量はもっも重くなるのでは、、など質問があった際には対応ができない重さと考え19kNにするのが良かったのではと考えるのが今回の結論でした。

以下に調べた結果を記載しておきます。

共同講設計指針 日本道路協会
埋戻し土
(地下水位以上)19kN埋戻し土
(地下水位以下)10kN

道路土工カルバート工指針
盛土
砂及び砂礫 20kN
砂質土 19kN
粘性土 18kN
地下水位以下はそれぞれ-9kN

道路土工軟弱地盤対策工指針
盛土
礫、礫質土 20kN
砂、砂質土 19kN
粘性土 wl≦50% 18kN
火山灰質粘土 15kN

土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「水路工」
礫質土 20kN
砂質土 19kN
粘性土(wl ≦50%)wl=液性限界
自然地盤 礫質土 緩いの18kN 密なの20kN
砂質土 緩いの17kN 密なの 19kN
粘性土 緩いの14kN 密なの 18kN

トンネル標準示方書
地下水位以上 18kN
地下水位以下 20kN

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