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2024.1.20 肩鎖関節脱臼

事故の状況

2024年1月20日(土) スキークラブの行事で尾瀬岩鞍スキー場へ。
雪は少ないが全面滑走可能のスキー場。初すべりだった。
午前・午後のレッスンが終了し、その後、滑る人帰る人。
まだ体力が残っていたので滑ることにした。

体力はあっても初すべり。足元は安定しないときも多く。
雪も少なく斜面も凹凸が多い。
斜面は中斜面。大回りで踏ん張り過ぎ。
左ターンの際に右外足の板が外れ転倒。ほぼ縦回転で肩を負傷。
ものすごく痛いわけではないが違和感あり。
パトロールへ行くと『肩鎖関節脱臼』
地元の医者に行ってくださいと。

初診から入院まで

翌日曜日やっている整形外科へ。
『脱臼ですね』と言われ、あまり詳しく説明をされず。
タスキの様な固定具で翌週来るようにと、かなりあっさり。
これで治るのか…と軽い考えをしていた。

翌週、担当医が変わり
『手術が必要になるかもしれません。紹介状を書きます』
と地元の総合病院へ。
『リハビリの時には当院に戻ってきてくださいね』
と言われるが特に気にしていなかった。

紹介された総合病院では、肩が主に専門のお医者さんに診てもらい。
『なんで直ぐこちらに来なかったのでしょうか』と、初診担当医の判断に疑問を持たれている様子。
『早急に手術しましょう』とその翌々日入院。二日後手術となりました。

手術

手術は全身麻酔であっという間に終わった。
内容は跳ね上がった肩側の鎖骨をアンカー(黄色)&糸(赤)で引き下げ、中心位置がズレない様にワイヤー(針金)にて位置固定。
アンカーはチタンで入れっぱなし。
針金は6週後抜去とのこと。

黄色がアンカー。赤の糸はイメージ。

肩鎖関節とは『肩甲骨と鎖骨』ということです。
ちなみに鎖骨の胸側は『胸鎖関節』とのこと。
術後の晩は多少痛みましたが耐えられないほどではなく。
入院より一週間後退院。辛かった…

可動域制限と固定

ここから6週間。スリングによる固定の生活が続く。
肩から入れた針金はステンレスなので、抜く必要があり。
スリング固定を怠って針金が折れてしまう人もいるらしく。
『折れると脳梗塞でもMRIに入れませんよ』とお医者さんに言われ。
不安な気分の生活が続いた。
同時に右利きの右腕固定。左での生活が始まる。
不便だったのは、利き手が使えないこともあるが、両手を同時に使えないこと。
例えば
『茶碗を持って端を使う』
『抑えて切る』
『鞄を持ってSuicaを使う』
『傘をさして扉を開ける』 など。
可動域制限内でリハビリもするが、針金折損が気になり気が乗らず。
抜去後にリハビリを頑張ろうと思っていました。

ワイヤー抜去手術

抜去手術は局所麻酔で。
注射後『効いて来ましたかね』と針のようなものを当てられ…

???  ???  ???
良く分らないが.. 痛い気がする..
『尖ったものが当たって痛いです』
と一応言った。
肩に棒を当てられたことが無いので即答できず。
効きにくい体質かなと麻酔を追加。
感覚がなくなった。

針金の頭を掴むのに、10mmほど切除。
麻酔が効いているので『?? 切ったのかな ??』という感触。
のちに針金を抜くのが少し痛い。
骨の内側がゴリゴリするという、今考えても痛い。
全身に力が入っているうちに無事抜けた様子。

尖っているので持って帰るのはダメだそうです。

実際の手術時間は10分もかからないで終了。

可動域制限なし

重いものなど負荷をかけるのはまだですが、可動域制限がなくなった。
針金が折れる心配がない。
これはすごくうれしいが、腕が上がらない..
指先のむくみというか関節の痛みというかも残る。
リハビリに努めると同時に飲みすぎ・運動不足が無いよう努めます。

事故から術後まで

鎖骨周辺の怪我についてネットで調べたところ、明確な処置方法が決まってなく、医療機関・大学などでも方法が違うということ。
固定して終わるか、手術をするかも明確には決まっていない。
ただ今回初診の医師にはかなり不満を持っている。

『肩鎖関節脱臼ですね。固定しましょう』という発言だったと思う。それ以上の説明はなかった。
今回手術してもらった医師では
『固定のみでも違和感は残りますが日常生活は出来る様になります。ただ手術をしないのを勧めるのは全身麻酔にリスクのある方やご高齢の方など。出来るのであれば手術をして直した方が良いです』
と言われ、今回は手術を決めた。

あのまま放置していたら、鎖骨は出っ張りっぱなし。
違和感を持った生活が続き、野球も出来ない、投げ釣りにも支障が出てたのか..
と思うと、あの医師に対してとても悔しい気持ちになる。
今後、違和感なく生活が出来るかどうかわからないが、手術して正解だったと考えています。

色々な情報が入手出来る現在、医師任せにせず自分で調べることは必要と思いました。
分らないことでも少し調べるだけでたくさんの情報があり、自分で方向を選択できます。
この記事が同じ怪我された方への参考になればと思います。

またクラブの方、家族、皆に面倒を掛けることになりました。
50歳近くにになり初めての怪我でしたが、出来ればこのようなことがない様にしたいとつくづく思います。

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