巷の猫ちゃん③僕がここにいる理由
僕は外猫
アパートの下で暮らしてる
お兄ちゃんと一緒だ
暖かい時はスクーターの上で
寒い時は風があまり当たらないところで
僕は存在する
たまにお兄ちゃんやお姉ちゃんが触りにくる
ミルクをくれたり、
液体状の餌をくれたりする
僕のご飯はアパートの一階のおじさんがくれる
キャットフード
あんまり好きじゃないけど
食べるしかないよね
生きれないもん
僕は触られるのも嫌いだ
というか触られる必要はない
でも、ちょっと人間の温かみを感じたい
けど、ちょっと怖いんだ
人間は僕よりも大きく
何を考えてるか分からない人間も多いから
僕たちのこと嫌いな人間もいるから
僕は生まれた時から外にいた
お父さんとお母さんも分からない
僕はご飯をいっぱい食べてみたい
人間のように
人間は食べた残りものを捨てるだろ
それが僕のご飯
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