才能の正体
才能が先天的なものか、後天的なものかとか、天才は要因なのか結果なのか、自分は何者になれるのか、考えたことのない人はいないと思うんですけど、最近かなりシンプルに考えられるようになったのでご紹介します。
効率×量=才能
なんだか最初からわかりきっていることのようにも感じますが、意外とこのように表現されることは少ないのではないでしょうか。説明のために言い換えるとしたら効率は頭の良さであり、量は体力、精神力、モチベーションです。結局、効率と量の積が桁違いな人を天才と呼びたいです。ここで大事なのは、「効率は生まれつきなのか?」とか、「量=努力という才能」みたいな話ではなく、とにかく効率と量をバランスよく最大化することが才能の最大化につながるという教訓です。
漠然と人生のなかで自分がどの程度のものになるのか、自分はその才を神から与えられているのか、そういうことに悩むのではなく、このくらいの効率でこのくらいの量をこなせばここぐらいまで行けるという視点を持つことで俯瞰して見ることができます。
もう一つの要素、運
より正確を期すならば運という要素は欠かせないでしょう。類稀なる幸運/不運を持っているひとは今回の式を無視することになります。また、効率も量もその獲得に運が関わってきます(決定論的に考えればすべて運です)。
「効率×量×運=才能」といってもいいのですが、この式はあまり実用的ではないので採用しません。理由の1つはコントロール不可能な要素について考えても無駄であるから。2つ目は量をこなすことで運を統計的な値に近づけることができるから(ぜったいれいどは1発に賭ける技ではなく1000発打って約300発当てる技です)。3つ目は類まれなる運の持ち主の割合が少ないからです。
効率と量はバランス良く
かんたんな算数ですが、乗算なので100のリソースがあったら効率*量を99*1とするよりも50*50としたほうが伸びが良いです。また、よくあるのは2,30代は何をしても一定の効率があるため量だけを考えればよかったけど、それにかまけて新しい学びが減り効率が落ちると同時に体力=量が落ちて伸び悩むというケースです。
まとめ
要は自分がアインシュタインか?という問いに意味はなく、少なくとも彼は桁違いの効率と量を有していて、そこを比較することで自分の才能を評価・再現・調整可能になるのではないかというお話でした。
数字でいうと結構頑張ったぐらいの値を80とすると80*80で業界のトップ集団、120*120でスター、180*180で教科書に乗れるみたいな感じですかね?(この値にはなんの根拠もないです)実際そんなに綺麗に割り振れないと思いますが!
おわり!
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