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一昨日、猫が来た。

突然電話が来た。
知り合いからの電話だったが
手が離せなかったため電話を取ることが出来なかった。
後から留守電メッセージを聞いた。

「猫が捕まったから♡」

明るい声で捕まったの連絡。
えっ?・・・

確かに数ヶ月前
この方から子猫をいただく話にはなっていたが

親猫が子猫を離さない。
離れの小屋に子猫を連れて行き出てこない。
どこに行ったのか戻ってこない。
などの理由で話がなかなか進まなかった。

私の方も
これは縁がなかったのだろう、と感じ
譲渡会へ行ってみたり
飼うのをやめるべきではないかと考え始めていた。

そんな中のいきなりの電話。
メッセージを聞いたものの
嬉しい、より
戸惑いの気持ちの方が強かった。

そもそも
なぜ猫を飼おうと思ったか。
それは
一緒に住んでいる高齢者家族に
良い刺激になるのでは?と考えたから。

高齢者家族は90歳になる。
日々の動作はゆっくりになり耳は遠い。
散歩はするものの、家にいる時は
ずっとテレビをつけたまま。
見えているのか、見ているのか、本当のところはわからない。

そんな環境に
猫がいたら
抱っこして話しかけたりして
少しは変化があるのかな、と感じたからだ。

そして次の日の夕方
猫がやってきた。

「お試しでいいから、とにかく見て。可愛いから!」

またもや明るい声で
その方が来てくれた。

初対面。

毛が長い黒猫がカゴの中にいた。


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