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イノスケ、キョウジュロウ卒業しました
ご報告が遅れましたが、6月の初めにトライアルに入っていたイノスケ、キョウジュロウ無事に正式譲渡となりました。
イノスケ、キョウジュロウは1月にたまゆらに来た同期生です。
6匹で一緒に来たのですが、ゆらちゃん、卒業したユシロウくん以外は全然触れないという野生児集団の中の2匹。
保護主さんからも、イノスケもキョウジュロウも武闘派ですと聞いていました。
ところが、キョウジュロウはビビリではあるものの全く手が出ず、むしろどうみてもドジでおっちょこちょいは愛されキャラ。
ビビリ故になかなか触らせてはくれませんでしたが、手が出るということもありませんでした。
そしてイノスケはあっさり人馴れしたものの、ちょっと気に入らないことがあるといつまでも根に持って一発パンチを食らわせるまで虎視眈々と狙ってくる個性派。
なんとしても殴ろうとするイノスケとの攻防はなかなかにスリリングで面白かったです。
そんなふたりは、たまゆらに来る前はさほど交流もなく仲良しというわけではなかったそう。
バックルームでフリーにしてすぐ一緒にいる姿をよく見るようになり、フロアに移った後はキョウジュロウが環境に慣れたころからはもうべったり。
いつ見てもふたり一緒という状態になっていました。
そんなふたりを見初めたのは、落ち着いた大人の猫で仲良し同士をと検討されていた方でした。
そのお話を伺った時からイノスケ、キョウジュロウが雰囲気的にぴったりだなと思っていたのですが、何回も通って慎重に相性を見極め、そして遂にこの二人に声を掛けてくださったのです。
トライアルが決まったのちもお引越しの日までたくさん通っていただき、しっかりふたりと親睦を深めて何の心配もない状態での出発となりました。
皆さまからのお持たせとともに。イノスケの警戒心が強くて、これ以上近づいては撮れませんでした。。。
こちらは高橋陽子さんからのプレゼント、「九福猫」!
出発に間に合わなくて、わざわざ郵送していただきました。ありがとうございます!
トライアル直後のふたり。
予想通りケージの中で固まっています。
が、試しにちゅーるをあげてもらったら、あっさり出てきてびっくり。
仲良しが一緒にいるから心強いにしても予想外の反応でした。
トライアル中にいただくご連絡では、ふたりが思いのほか早くお家に馴染んでいる様子がうかがえました。
ちょっとシャーと言ってみたり、ビビり倒したりしながらも二人で仲良くお家の探検をし、朝ごはん催促で起こすこともせず、と中々いい調子です。
途中キョウジュロウの口が痛くなってしまってさっそく通院していただくというトラブルもありましたが、里親希望者さんがキョウジュロウがどんなフードなら食べやすいか、食べるスピードや量も細かに観察してくださっていて、詳細な連絡にとても安心感がありました。
イノスケもキョウジュロウに対して労りモードだったとのことで、家族一丸となってキョウジュロウを見守っているのを感じました。
その甲斐あってか、キョウジュロウの体調も元に戻り、そして実はふたりがブラッシング大好きということも判明。
キョウジュロウは触られるのはあまり得意ではないのに、ブラッシングだと大喜びなのだそうです。
始めはあまりおもちゃにも反応しなかったそうですが、お家に行って1週間くらい経つ頃には遊ぶようになってくれたとのことで、かなりお家に慣れてきたようです。
そうして概ね順調にトライアルを経て、ふたりとも正式譲渡になりました。
新しい名前はイノスケがトランくん、キョウジュロウがキーロくん。
ふたり合わせてトランキーロで、スペイン語で「落ち着いて」「心地よい」「いいね!」などの意味があるとのことです。
トランくん、キーロくん、おめでとう!
これからもずっと一緒に仲良く喧嘩したり探検したりしながら楽しく暮らしてね。