長考君が重箱の隅をつついている間に
長考君は、なんというか重箱の隅をつつくというか石橋をたたいて割るというか、極端に頭でっかちな人で、理屈をああだこうだひねくるのが好き。
理屈をひねくるのに一生懸命で実務経験が少ないのにその少ない経験の中で問題提起をして、上司も交えての会議招集とかする、なんだか大胆な人でもあります。
今日はその会議だったんですが、なんというか、えっ?それって単に該当の担当者に聞いたら解決じゃね?といった議題ばかりで、微妙に上司が困っておった。
私は回りくどい男性がことのほか苦手なようで(自覚があまりなかったけど、今日の会議で気が付いた)、「それって、こうしたらいいと思うんですけど違いますか?」とか「長考さんが言いたいのはつまりこういうことですよね?」とか、結構ずけずけと言ってしまったわ。おばさん怖いと思われたかもしれないわ。
まぁ、そんな会議で小一時間、時間を取られたり、結局提案された議題の解決?を半分以上任されたりして仕事が増えたんです。
が、バンギャちゃんの登場で、全然ストレスにならなかったのです。
バンギャちゃん、覚えが早くて作業自体も早い。笑いながら「仕事しながら覚えるタイプなんですー」と言う。それが私と同じタイプなんで、教えていてストレスを感じないのですね。教えたことをまずやってみて、イレギュラーが出てきたら質問してくれるのです。
長考君で苦労した、実務に入る前の説明で、「こういう場合はどうしたら」といったフローの分岐しまくりが無いので、教える側のスケジュールが乱れることがないうえに、バンギャちゃんの仕事が早いのでどんどん先に進める。
困ったちゃんから引き継いだ業務を、バンギャちゃんにこの2日間で完璧に引き継いだので、明日はその先の業務になるのですが、なんと長考君はこの業務に関してはまだそこまで行きついていないんですね。
長考君がなんとなく件の業務を馬鹿にしている風でもあるので、バンギャちゃんが仕切ってくれたほうが私も気が楽。
というか、長考君はデータ処理能力が長けているので、そっちに注力してもらったほうがいいんじゃないかなと思ったりもします。
様子を見ながらそのうち上司に相談してみよう。