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サムちゃんの変貌

サムちゃんはさちこより一年半遅れてうちに来ました。

さちこがうちに来てから、1年半ぐらいシェルターのお掃除ボランティアをしていたのですが、その間サムちゃんはシェルターで思いっきりひきこもりだったのです。

シェルターの棚の一角に大きなキャリーケースが置いてあって、いつもそこに引きこもっていました。

ご飯の時だけ出てきてご飯を食べるとまたキャリーケースに戻って引きこもるという…

さちことサムちゃんたち一家はちょっと変わった生い立ちで、もう今さらキャリーケースに入ることないのに…と、かなり不憫なサムちゃんだったのですが、神経質なのかなぁ?と思っておりました。

ある日、サムちゃんに里親さんが見つかりシェルターを卒業したのもつかの間。
1週間で返されちゃったのです。
理由は、先住猫と合わなくて、恐怖で玄関でおしっこを漏らしちゃったから。


ええええ!酷くないですか!?そんな里親さんなんて、こっちから願い下げですよ!とプンプン怒っていたら、「じゃ、よろしく!」と、うちの子になることに。

きょうだいとは言え、さちこがかなり強気で、ちょっと気弱なサムちゃんとうまくいくのか心配だったんですよね。

ところがいざシェルターを出たら、なんだか陽気なラテン野郎だったサムちゃん。

さちこへのラブラブアタックや、シェルターの頃からは想像もつかない甘えん坊っぷり。

日増しに地が出て「ええー!こんなやつだったの!?」と驚くことの連続です。

今はすっかり甘えん坊でわがままになり、抱っこしてほしいと「わーわー」鳴いて訴えるようになりました。
さちこともすっかり仲良くなり、一枚のホカぺでくっついて寝てるところを見ると感動します。ホント。

うちに来て本来の持ち味を出してくれたサムちゃん。

かわいくってかわいくって。

もっともっと地を出してほしいなぁ!



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