ピエール・エ・ジルとLGBT
ピエール・エ・ジルとは、ピエール・コモワ(Pierre Commoy)とジル・ブランシャール(Gilles Blanchard)の2人のフランス人ゲイ・パートナーのアーティスト。
ピエールは画家、ジルは写真家で、大変に綿密に作られたセットで撮った写真に絵画的な加工を施して二人の共同作業で作品を制作しています。
デザイナー、ジャン・ポール・ゴルチエをモデルにした作品。
どこかレトロな印象なのは、白黒写真が全盛の時代に使われた「人着」の手法に似た方法が使われているからなのかと思います。
※人着とは:白黒写真に手作業で簡単な着色を施すことでカラー写真に似たイメージに仕上げる手法。第二次世界大戦後に見かけられる。
よく表現されるテーマは、宗教やゲイカルチャーです。
私は自分の性癖が計りかねるところがあるのですが、どちらかというとヘテロの人よりゲイの人のほうが気楽に付き合えたりするのです。
で、以前よりゲイのお友達との付き合いがあったりしていたんです。
で、ちょうどピエール・エ・ジルが日本に紹介されてホットだった頃に、とあるゲイのお友達から「うちで鍋やるから来なよー」と言われて遊びに行ったんですね。
美意識の高いゲイの方だったので、古めかしいアパートが細かい工夫でとてもきれいに装飾されていたんですが、トイレをお借りしたら手洗いに設えてある鏡の周りに、びっしりとピエール・エ・ジルの切り抜きが飾られていました。
なんかよくわかんないんですが、妙な納得感がありました。
ちなみに私の大好きなマーク・アーモンドのCDジャケットやミュージックヴィデオも手掛けています。
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