己に信念はあるか

全国高校サッカー選手権大会。
青森山田が4-0で大津を圧倒して優勝した。
青森山田は4年連続決勝に進出しているが、前回、前々回と決勝の舞台で涙を呑んでいる。
その２つの決勝のピッチに立っていたのが、今大会の青森山田キャプテンの松木選手である。
試合を見ていて、絶対に勝つという意思が顔つきやプレーに全て出ているように感じた。
前半40分くらいまでは、押してはいるものの中々点が入らなかった。
そんな空気を打破するように、パスカットから一人で相手陣内へ切り込み、コーナーキックを獲得。
そこで、チームの指揮を高めるパフォーマンスを見せた。
そして、そのコーナーキックで先制する。
その後は青森山田チーム全体に勢いが生まれ、完璧な
な試合運びだった。

この試合を見て感じたのは、絶対勝つという信念、そのための精神力がどれほど重要かということである。

どれだけ技術があっても、ここぞというときに発揮できなければ結果は出ない。
つまり精神を鍛えないと、能力が発揮できない。

自分に置き換えて考えてみると、過去の失敗は努力が不足していたから、というのは間違っていると気づかされた。
そうではなく、単純に目標達成への気持ちが弱かったからである。

目標達成に対して強い気持ちがあればある程、努力せずにはいられなくなることと思う。

目標達成のために信念を持ち、己を信じ努力し続けてきた人間の姿はこんなにも魅力的なんだと、松木選手を見てそう思った。

ひとまわりも上の人間がこんなことでは恥づかしい限りだが、自分を信じて精進していきたいものである。