函館スプリントステークス2023の予想用・過去10年風向き&ラップデータ

函館スプリントステークス2023の予想用・過去10年風向き&ラップデータ

風向き傾向

 まずは風向きから。2019年だけ気象庁の方でデータが取れていなかったので除外。過去9年で見て最も多いのが南南東からの風で4度、東南東からも2度、南からも2度という感じ。なので南~東南東向きが多いというイメージで良いかな。

 東南東からだとちょうどHSが完全向かい風になり、BSが完全追い風になる。東南東からの風が強く吹くとペースに直結している印象は強いかな。実際2016,2017はどちらもハイペースまであがっている。1200m戦でもあるし風の意識は強めに持っておきたいかな。

ペース傾向

 次に全体のペース傾向を見ていきたい。概ね流れやすいとみて良いと思う。過去10年で最多はかなりのハイ以上とややハイが4度ずつ。残りが平均ペースの2度となるので、ハイペース帯が8度、平均帯が2度と考えてもまあ流れる傾向だろうと。

 絶対的には600通過の10年平均が33.5。1200m戦なので±0.5としてその範囲内に収まるのが5度。なので1200としては割とばらついていると思うし、速い時は32秒台、遅いときは34秒台まで落ちるので、ある程度の振れ幅は必要かもしれない。流れる傾向が強いしそう見るのであれば32秒台も視野に入れて33前後ぐらいで置いておくのが良いかもしれんね。

仕掛け・ラップ傾向

 仕掛けは結構面白い傾向で、1200m戦としては珍しくL2最速率が高い。過去10年で最多はL2最速となり6度と半数を超えてくる。残りはL3最速の4度。函館は3角まで上り坂で4角が下り坂というのも多少影響しているかもしれない。そこと関係ある話だが、函館1200は3~4角でちょっと緩むことで馬群が凝縮しやすいのもあって、他の1200m戦よりも内で包まれた馬が捌けないケースが多い印象。その辺りも少し意識した方が良いかな。

 ラップ的には1200なので前述の緩みがあるというのが特殊という以外はそこまで…。ただスタートから3角までかなり上っていくのだが、その割にはテンの2Fが速いなというのはあるかな。

脚質別傾向

 ここ10年を前後半で分けると結構はっきり傾向が変わっているので何とも。ただ基本的には前有利で、過去10年で逃げ~好位が7勝。2着も逃げ~好位で8度となるので基本的には前にいないと。特に過去5年で見れば連対しているのは好位まで。このイメージで入った方が良い。逃げ馬も馬券内4度と好調で、開催序盤ということもあって基本的には前目有利のイメージで良いと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?