天皇賞秋2022のレース回顧・結果
天皇賞秋2022のレース回顧・結果
東京芝2000m良
1:57.5 57.4-60.1 H^3
12.6 - 10.9 - 11.2 - 11.3 - 11.4 - 11.6 - 11.8 - 11.6 - 12.4 - 12.7
分析・総評
最初に余談というか…日曜夜にいつもスプラでストレス発散してますが、その時間ももったいないので、ゲームしつつ天皇賞秋回顧も軽く動画でやってやろうと思っています。競馬はここまでわかりやすそうなレースでも思い通りにならんわ…難しすぎる。改めて見ても2角での松山と岩田の接触が展開を大きく変えてしまったかなあ…と思うね。マリアエレーナ松山は俺がイメージしていた競馬をしようとしていたと思う。あれが岩田に邪魔されたのが歯車が狂った要因…。ちょっとの事なんだけど、これで全体の仕掛けが想定外の遅れを生むことになっているわけでね。あと、藤岡佑介はやっぱり所詮インタビュアーだったわ。
ん~…まあまず、展開予想は実は外れている。パンサラッサが逃げてのペース自体は大体当たっているので当たってるやんと思う人もいるかも知れないんだけど、パンサラッサが大逃げになってしまう形は想定していない。これがイクイノックスはともかく、ダノンベルーガがやれた要素としては極めて大きかったと思う。
2番手がバビットになるが、カメラの映像的に1000通過地点が見事に見えない。だから着差で推定するが、3角で俯瞰にカメラが切り替わった段階で12~13馬身ほどの差があった。ここまで離れると2秒近く離れていると判断する必要があって、恐らくバビットの位置で1000通過は59半ば~後半ぐらいだと思う。となると、パンサラッサ以外の実質レースの流れが59.5として58.0で後半勝負になっていると。それと2列目以降が3~4角であまり促していないのも印象的だった。ダノンベルーガが何で来たんだろうと思って見ていたんだけど、各馬の上がりを見て、ああロングスプリントにもならなかったのか…という感覚やね。実際残り600m地点での2番手の通過が目視推定で1:24.0前後。これだとハロン12平均だし、コーナーでペースが上がってないことも示していると思う。レースの上がりが本来33.5ぐらいと考えても良いので、ほぼほぼ直線だけの競馬になったな、という自分のレースの第一印象が正しかったことをほぼ分析結果としてもフォローしてくれているんじゃないかな。余談だけど、だから個別ラップをJRAも導入してほしいんだよね。こういうケースで精密な展開分析ができないし、せめて1000通過時は俯瞰の動画を常に容易してくれと思う。実質ペースを掴まないと読めないことが多々あるからね。
端的に言えば時計はもっと出て良いレースだったと思う。それが結局パンサラッサの単騎逃げを2番手以下が捕まえずに3~4角で仕掛けも無く進められたことで直線でトップスピードの質がかなり求められたという感じ。以前の天皇賞秋に近い形になったかなという印象が強いね。ダノンベルーガが上位に来れたのはそこが大きいと思うし、基礎スピードを活かしたかったシャフリヤールなんかが伸び負けしたのもロングスプリントですらなかったと考えると…という感じ。各馬が上がり33秒半ばを出せちゃう余裕がある中で、特別トップスピードの質で非凡さを持っていた3歳2頭が上位を占めたのと、自分の時計を叩き出せたパンサラッサが残ったレースだと思う。正直ここまでパンサラッサを各馬が無視する展開になるとは思わなかった。56秒台が余裕で出て良い馬場状態だったし、個人的には思ったよりもパンサラッサは甘くなった。3~4角の競馬にならなかったなあ…このメンバーでこういう展開になるのが難しすぎるわ。普通に考えてジャックドール辺りはもうちょっとコーナーで分散した勝負すると思うし。ほとんど上がり33秒台半ば出ちゃってるんだよなあ。だから切れ負けなんだよなあとか色々思うところはある。実はペースが上がり切らず、仕掛けも強くならずにトップスピード戦だったと考えれば妥当な決着なんだよね…。パンサラッサをもう少し捕まえに行くもんだと思っていたからこれが自分にとっては全てだったと思う。
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