鳴尾記念2023のレース回顧・結果

鳴尾記念2023のレース回顧・結果

総評

 ある程度競馬も経験してくると、終わってから納得いかない方が少なくはなってくる。ただこの鳴尾記念は全てにおいて違和感が大きく残るレースだったかなと。ここまで?となったのはここ最近では結構珍しいかもしれない。ボッケリーニは負けパターンだと思って見ていたんだけど、結果的に時計が掛かって有酸素運動的になっていたんだなと。このペースで全体でロングスプリントを引き出せなかったって感じではあるのだが…。

分析

阪神芝内2000m良
1:59.1 59.6-59.5 M
12.7 - 11.2 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 11.8 - 11.5 - 11.8 - 12.3

 まず走破時計が明確に遅い。正直土曜の阪神はかなり軽くて内回りも外回りも数値的にはかなり目立つことが多かった。特に10Rの2勝クラスの小豆島特別は阪神1200で1:07.3と相当時計が出ていたし、しかも7秒台走破が10着までなのでこの時点で超高速馬場レベルのスタッツだったと思う。

 土曜の全体の馬場考察から考えると、正直に言えば、59.6で入れば後半は58秒半ばではまとめてこれるはずのメンバー構成だと思うんだよね。それが、この形で速いラップを踏み切れずに結果的にボッケリーニが外から正攻法でポテンシャルで勝ち切れてしまうレベルの競馬になってしまっている。個人的には低調な一戦となってしまった可能性が高いんだろうと。北~北北西から強めに3角ぐらいで追い風だったし、そこでの仕掛けにはなっているけど最速ラップが11.5は正直遅い。各馬に思うところもあるんだけど、それ以上にこのレースは全体的になんというか腑に落ちない結果になったなという印象やね。ただ、ボッケリーニからすれば結果的に59-59レベルでそこまで質も求められず、後半で良い脚を求められなかったので長くポテンシャルを発揮できたという感じだと思う。

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