カワカミプリンセスのご冥福をお祈りいたします…競馬ちょこっと話
カワカミプリンセスの訃報が飛び込んできて、もうそんな時が流れたんだなってのが第一印象でしたね。ご冥福をお祈りいたします。軽くでも触れておきたい。
カワカミプリンセスは自分の人生の転機というか、色々あったときに自分の中の希望として現れた一頭だった。まあもちろん今となってはこういう馬が現れることは無いとは思うんだけど、当時を生きた一若い人間としてはカワカミへの思い入れは強かった。何と言ってもキングヘイローの仔でどこまで成長するんだ?というパフォーマンスを見せ続けてくれた馬だったからね。
欧州の名血ダンシングブレーヴを支えるアメリカンの血統。グッバイヘイロー、シアトルスルー、セクレタリアト。改めて見てもほれぼれするような血統表なんだよなあ。
まあ、馬に関しては皆さんご存じの通りだと思うので、エピソードを2つほど軽く。
1つは大学の後輩と一緒に学祭で焼きそばを焼いていた当日がちょうど斜行降着したエリ女の日でした…単勝3万円を賭けて、合間にレースを見て喜んで…結果を見て…その後のことはショックでよく覚えていないですが、きっと吞んだくれてた。
ちなみに、その時の学園祭に来ていたのが実は今や飛ぶ鳥を落とす勢いの千鳥なんですよね。うちの弱小大学に来てくれてました。そっちのけでエリ女見てましたが。
もう1つは宝塚記念。実はこの宝塚記念は現地参戦していて、しかも今の嫁さんと一緒に雨の中で傘もささずにカワカミ応援しまくってました。4角で外から上がってきたときは
『これやっ!幸四郎!!!』
と全力でスタンド前から叫んで、最後は力尽きましたが…一番印象的だったレースかもしれないなあ。あの差し追い込み天国だった宝塚の中で、強い競馬をしていたんだなと。
もちろんご存じの通り、秋華賞以降は勝ち星からは見放されたままの引退だったけど、それでも故障から復活の金鯱賞の3着だったり、要所要所でらしさは見せてくれて。自分としては本田さんの引退のタイミングが返す返すも惜しかったな…。
仕事もあるので簡単にはなってしまうけど、カワカミプリンセスの訃報は寂しくなったと同時に、時の流れも感じました。産駒が目立った活躍をできてないのが残念で、その点では同期のパンドラがちょっとうらやましかったり。アサヒライジングも含めて、この世代の牝馬たちは結構存在感があったなあ。アサヒライジングなんかロイヤルタッチの数少ない活躍馬だったしね。自分も若かったし、競馬に熱さを帯びていた(今は達観している…)ころなので、やっぱり結構覚えているもんです。
最後に、全盛期は当時の現役最強牝馬でもおかしくなかったと思う。贔屓目はたっぷりある。でも、降着となってもスイープ姐さんを完封したエリ女の鬼脚は忘れんよ。ついでにパンドラ福永の何とも言えないインタビューも忘れんわ。本当にお疲れ様でした。
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