【※無料公開】ジャパンダートダービー 2022 出走予定馬:ノットゥルノ&武豊騎手想定
第24回 ジャパンダートダービー(JpnI)出走予定馬展望
日程:2022年7月13日(水)
コース:大井ダ2000m
ノットゥルノ(武豊騎手想定)
伏竜ステークス、兵庫チャンピオンシップで2着とこの路線で存在感を見せているノットゥルノが武豊とのコンビでジャパンダートダービーに出走予定だ。この大舞台でワンパンチを埋めることができるかに注目。夜の大井を舞台に勝利の調べを奏でたい。
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今年のJDDは正直かなり混戦というか難しい一戦だなと。一応ブリッツファングが圧倒的だったのでこれが恐らく1番人気かなとは思っている。南関勢もかなり混戦だし、JRAの方も突き抜けた存在はいない。ある程度適性面で判断すべきところも出てくるかなと。その中でノットゥルノが展望の中心にはなりそうかな。
3歳1勝クラス1着
阪神ダ1800m良 12頭1枠1番
風向き:南西5.8m/s(豊中市12:40)
1:53.3 48.9-51.9 H^3
12.7 - 10.8 - 12.9 - 12.5 - 12.5 - 12.9 - 13.1 - 12.8 - 13.1
まずは1勝クラス戦勝ちから振り返りたい。阪神の1800m戦で良馬場、ペースは超ハイで流れていて後半は消耗しつつも一応L3-2で再加速。基礎スピード特化戦に近いとは思うけどね。風は南西からなので4角地点が完全向かい風。BSは追い風と言っていい。
1番枠からまずまずのスタートだが内でもあったしコントロールしながら下げて後方となる。道中も前が激流で引っ張る割には団子で、これで後方2番手で進出するタイミングを待ちつつ3角。3角で外から動き出してじわっと進出、4角では中団まで取り付いて楽な手応えで先頭列4頭の外から仕掛けを待ちつつ出口で外。序盤で左手前、3列目付近からすっと伸びてここで一気に先頭列。L1でそのまましぶとく伸びて1馬身3/4差の完勝。
ここではちょっと恵まれた面が合ったとは思う。最序盤はまずまずのスタートから下げ過ぎかなという感じだったが、結果的に前がかなり飛ばしたうえに凝縮していたのであれでちょうどいい位置になったというのは大きい。前がしんどくなったところで外から押し上げるのは楽だったと思うし、むしろ前半この流れで追走して脚を削がれず引き出せているというところの方を評価したいかな。まあ時計的には流れたことを考えると平凡だが、それでも同日の2勝クラスが1:53.3で同タイム。この時期の2勝クラスのレベルは下がっているので何ともだが、ある程度流れても対応できたのは評価しておきたい。
伏竜S(OP)2着
中山ダ1800m稍 8頭8枠8番
風向き:南南西4.0m/s(船橋市15:10)
1:52.2(+0.1) 49.4-50.2 H^1
12.5 - 11.5 - 12.3 - 13.1 - 12.5 - 12.2 - 12.5 - 12.4 - 13.1
伏竜Sでは2着と悪くないし、ここで人気になるペイシャエスは撃破している。ペースはややハイ、稍重で少し渋っていたが後半5F勝負でL4最速ポテンシャル戦でもある。前後半のバランスを求められた中で結果を出せたのは良い材料。風は南南西からなので3角地点が完全向かい風、HSは追い風と言っていい。
8番枠から五分のスタート、少し内に刺さってバランスが悪く序盤は様子を見ながら後方2番手で進めていく。2角過ぎで前がペースを落としたところで外から動こうとするが抵抗されてペースを引き上げて3角で3等分外と正直良くない流れ。3~4角でそれでも先頭列4頭の一番外から押し上げて直線。序盤で右手前のままで一旦少し出るのだが、L1で甘くなって最後は3頭接戦の中でデリカダからクビ差の2着。
まあ負けはしたが正直ちょっと噛み合わなかったなという内容。前半で内に刺さって接触があったこともあってあまりいい位置を取れなかったし、それ自体は良いが向こう正面で動いたタイミングで前も抵抗して捲り切れなかったので速度を上げて3角で外々になってしまった。そのまま3~4角でも外々を行き切るしかなくなったし、ロンスパでポテンシャル戦だったことを考えてもコーナーでのロスは結構響いたと見て良いと思う。ただ、ここでは前半で無理をせず動きたいタイミングで外から動いてポテンシャルで粘って接戦まで持ち込めていると。個人的にはこれならコーナー減速が起こるのが基本の大井2000は面白いかなと感じたけどね。
兵庫CS(JpnII)2着
園田1870m良 12頭3枠3番
2:02.7(+1.3)
前走の兵庫CSではブリッツファングに8馬身差とぶっちぎられた。ただラップが無いのでどういうレースだったのかというのはなかなか判断しづらいところもあるね。上がりから察するにブリッツファング以外は消耗している感じだし、ハイペースだったとは思うが。
3番枠から五分のスタート、そこから促しつつ流れに乗って好位の内目。スタンド前で中団の内で包まれるような状況で進めて1~2角を通過。向こう正面で先に動いたブリッツファングの後ろから手が動いて追撃開始。3角では3番手に上がって内目から頑張るがブリッツファングが置き去りにするような感じで5馬身差。直線で右手前で追われるもなかなか苦しく。ラストでばてたコンシリエーレは捕えたが8馬身前にブリッツファングがいた。
まあここは正直完敗だったかなと思う。前半である程度流れに乗って行けたのは良いが、中盤でブリッツファングが動いてくれてこれを追いかけるだけのシンプルな競馬だったし、スムーズにそれをやり切れていた。それでもちょっと甘かったしコンシリエーレをやっと捕えられたという程度。この展開としては騎乗は良かったと思うので、そうなるとなかなかブリッツファングに対して逆転というところまで…というのは簡単ではないだろうというのが本音。
ジャパンダートダービー2022への展望
個人的に大井の2000なら面白いかなとは思っているが、あまり前半の基礎スピードが求められない方が良いかなとも。2000への延長はその点では良いけど、大井2000は場合によっては前半が激流になることが多いからね。むしろそこを見越してあまり前半はがっつかずに中団で温存するぐらいの方が良いかもしれない。向こう正面で動くポイントはあるし、大井はコーナーがかなりきついのでそこでじわっと速度に乗せつつ3角外からというのは良い(帝王賞みたいにアホみたいに3角手前でトップスピードに近い形で入ったら流石にダメだが)。内の馬が速度を維持しづらいからね。その点では伏竜Sで後半のロンスパを敢行して結構長く脚を使えたのは大きいと思う。
相手関係はしっかりとみておきたいかな。大きくは崩れないとは思っているんだけど、やはりまずブリッツファングは手ごわい。これに逆転となるとブリッツファングが前半で少しロスがあるというか、激流に巻き込まれるかとかそういう他力本願な面は出てくるだろうなと。一方で伏竜Sでは苦しい競馬になりながらもペイシャエスは撃破できている。ワンターンが良さそうなセキフウなんかとの比較で考えても、この辺よりは上位の扱いが必要かなと。ただハピはかなり強い競馬ができているし、それも後半型の競馬で。その辺を踏まえると、中央で考えても3番手ぐらいまでかなという扱いが現状では妥当だろうと思う。信頼度は高いと思うし、個人的には連下ぐらいでまず仮印を打っておきたい。
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