東京新聞杯 2021 出走予定馬:ヴェロックス&藤岡佑騎手想定
第71回 東京新聞杯(GIII)出走予定馬展望
日程:2021年2月7日(日)
コース:東京芝1600m
予想用・出走予定馬一覧
ヴェロックス(藤岡佑騎手想定)
長らくスランプから抜け出せていない一昨年のクラシック準主役ヴェロックスが東京新聞杯に出走予定だ。皐月賞2着、日本ダービー3着、菊花賞3着は立派もまだ重賞を制していない状況。鞍上を替えて心機一転きっかけを掴める走りを見出したい。
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なんかキングヘイロー見ている感じよね…。ドツボに嵌っている感じ。ここでマイル路線に持って行って果たして?という気持ちもある。が、距離もだけどこの馬は馬場に依存するタイプだと思っているので軽い馬場で自分のリズムで入ってどこまでやれるかやね。まあ不安のほうが大きいわりにどうしても人気するから狙いたいとは思わないが…。
中日新聞杯(GIII)3着
中京芝2000m良 18頭5枠9番
2:00.3(+0.2) 61.5-58.6 S^3
12.6 - 11.1 - 12.7 - 12.7 - 12.4 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 11.1 - 11.8
2走前の中日新聞杯が近走ではマシかな。これを振り返っておきたい。ペースは超スローでそこからのL2最速で11.1。トップスピード戦と言って良い中で好位外から悪くない競馬だったと思うが伸びきれなかったなという印象。
9番枠から五分のスタート、少し窮屈になって序盤は苦労していたが何とか捌いて好位の中目で進めていく。道中もペースが遅い中で折り合いを意識しつつ好位の外目で悪くない運び。3~4角でも軽く促しながらシゲルピンクダイヤの外から進出していくような感じで4列目で直線。序盤でしぶとく伸びてきてここで2列目辺りまでは来る。ただL1で前のシゲルピンクダイヤとの差が詰まらずに内から来るボッケリーニにあっさりと伸び負けしての3着完敗。
57kgのハンデを背負っていたというのはあるにせよ、正直この競馬でL1で伸びあぐねたというのはなあ…。シゲルピンクダイヤはトップスピード戦では結構手ごわい馬だったけど、それでもこれに対していいところを直線で作れなかったわけで。L2の最速地点でも悪くは無いがシゲルに差を詰めるところまでは至ってなかった。このレベルではちょっと厳しいなと感じる一戦だったし、近走の中ではこれが一番マシだが正直早熟だったのかもしれないなと考えている。条件も揃ったし馬場も標準よりはちょっと軽いかなというレベルだったからね…。もうちょっとやれてほしかったが後半の決め手の質で足りなかったのは不満が多いね。
日経新春杯(GII)9着
中京芝2200m良 16頭5枠9番
2:12.8(+1.0) 60.7-59.2 S^1
12.5 - 11.2 - 11.6 - 12.9 - 12.5 - 11.9 - 11.7 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 12.2
前走の日経新春杯では9着と完敗を喫してしまった…。正直もうダメかなという感じの負け方だったけどね。積極的にポジションを取って進めていたのだが後半6Fのロンスパでポテンシャル勝負。前目の馬には厳しかったといってもショウリュウムーンが前目で押し切っているわけでね…。
9番枠からやや出負け、そこから促しながらなんとかリカバーして先行策を取っていく。最終的には2列目の中目で進めながら流れに乗ってダイワキャグニーの後ろで進めて3角。3~4角でもロンスパ的な競馬でダイワの後ろをマークしながら余裕をもって直線。しかし序盤で進路をスッと取ってから追い出されての伸びがなくジリジリ後退して3列目。L1で外差しの勢いに成す術なく後退しての9着完敗だった。
う~ん…という内容だったね。流れに乗ってロンスパの形でもL3までは悪くなかった。ただL2以降で伸びが全くなかったので余力を持てなかったというところかな。皐月賞の感じでも外から動けていたことを考えるとペースの問題ではないと思うし、馬場がそこまで軽くない中でのポテンシャル戦が良くなかったのか。ちょっと負けすぎて…。ただ突き詰めると皐月賞とダービーがパフォーマンス的には高くていずれも言えるのが超高速馬場状態だった。神戸新聞杯も悪くはなかったが菊花賞、有馬記念は徐々に下降線、小倉大賞典も全然となると馬場に依存している可能性はあるかもしれない。思っているよりも有酸素運動の競馬が合っていないというか、軽い馬場で距離短縮というのを試すのも悪くないかなとは思う。というか、もう選択肢があんまりないよね。
小倉大賞典(GIII)9着
小倉芝1800m良 14頭4枠6番
1:49.9(+1.6) 48.2-48.0 M
12.2 - 11.6 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.0
3走前の小倉大賞典では1800の単調な流れで好位で進めたもののあっさり手ごたえが悪くなったのが悪い意味で印象的だったかな。この競馬だと正直距離短縮がフィットする感じではないんだけど、前にも言ったように馬場の影響はあるかもしれん…。まあ希望的観測にはなってしまうけど。
6番枠から五分のスタートから促しながら好位の外から進めていく。道中も好位外目で流れに乗って途中までは悪くない。3角ではまだ仕掛けを待ちつつ余力を持っているように見せているが、4角でいざ追われてからの反応が全くなく苦しくなって3列目で直線。序盤で早々に伸びをなくして終戦の9着だった。
この感じから素直に受け止めれば基礎スピード面が足りなかったと。L2の段階で既に追われて甘かった。ここで動けていたらまだ希望はあったんだけど、全く動けなかったからね。となると馬場を無視すればやはりペースが問題だった、もしくはすでに競走馬としてピークを過ぎてしまったのどちらかと考えたほうが良いレベル。ただここも時計が掛かる馬場状態だったのは確かなんだよね。皐月賞とダービーの内容が良かった要因が高速馬場である可能性はあると思うので、希望はそこになる。
東京新聞杯2021への展望
正直ここでもそこそこ人気するだろうから、仮に馬場が高速馬場だったとしても東京マイルの条件で強く狙えるのか?と言われると…かな。敢えて言えばダービーが強かったと思うし、あれがある程度流れた中で離れた中団外から正攻法で進めてロングスプリントでサートゥル相手に差し返しての3着になる。瞬間的にはサートゥルのほうが明確に切れていたので、超高速馬場でのロングスプリント性能が一番の武器かな。皐月賞でもL1最速の流れで加速の地点でサートゥルに前に出られてL1の坂の登りでむしろ食らいつく競馬。この形からも個人的にはより素材型だと思うし、具体的に言えば超高速馬場で2200~2400ぐらいがベストだと思う。マイルは正直ちょっと短いだろうというのは皐月、ダービーを考えてもかな。
後はこの相手関係でどこまでやれるかだと思っているけどね。正直全体のレベルはさほど高くないと思っているので、ここで高速馬場でダメなら…というのはある。ある程度の結果は欲しいね。ただ瞬間的にスパッと切れるわけでもないし、ベストは11秒台前半を長く維持する形だろうからなあ。前半はなかなか入っていけないだろうし。注目はしているし藤岡佑介がヴェロックスでどういうイメージをもって乗ってくるかは気にしている。個人的にはここは終い勝負に徹して出し切ってほしいかな。とはいえ、穴目で面白い馬も少なくない今回、この状況のヴェロックスをそこそこ人気で買うほどの価値があるかは微妙やね。個人的には早熟説も濃くなってきたので正直消してしまいたい。
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