有馬記念 2019 レース回顧・結果
有馬記念2019のレース回顧・結果
中山芝内2500m良
2:30.5 58.5-61.6 H^3
6.9 - 11.1 - 11.4 - 11.4 - 11.5 - 12.2 - 12.3 - 12.1 - 11.7 - 12.3 - 13.4 - 12.2 - 12.0
展開分析・総評
展開は読めん…。終わった分析はできるんだけど、やっぱり16人の鞍上の考えることも複雑に噛み合ってくるからね…こんなハイペースで前が引っ張るとまでは流石に思っていなかった。負けはしたけどアエロリットがこの条件で勝負するならこれしかないと思うから津村は悪くはない。結果が出なかっただけでね。
一言で言えば3秒の超ハイでマラソンレースに近い形ではあると。ただ、これも厳密に見ていきたいので展開を細分化すると、ひとまずこれはアエロリットのレースラップ。1000通過を目視で判断できないので難しいが、おそらく離れた番手で59.5~60ぐらいだったと思う(6~7馬身ほどの差)。2番手の残り1000通過が1:30.0ぐらい。なのでこれだけ見ると残り1000も59.5ぐらいで2番手以降は上がっている計算なので、リスグラシューはほぼほぼ平均ペースだった可能性が高い。
レースラップ的にはL3の4角地点でアエロリットが大きく減速しているのでこのあたりで一気に後続が殺到、L2の地点で12.2と加速しているが、好位4番手以降とはL2の最初で3馬身ほどはあったので、後ろの馬はL2で11秒台のラップを要求されていると思うし、そしてL1を12.2でまとめたのがリスグラシューだけだったということになる。リスグラシュー以外の馬はL1で失速しているとみるべきで、と考えればやはり2着以下の馬にとっては1秒程度のややハイではあったとみるのが妥当かな。やっぱ有酸素運動勝負になるとリスグラは日本馬では抜けてるわ…。総帥、そういうことやで。ちょっと個人的なイメージとずれてたわ。アーモンドは有酸素運動じゃなく準無酸素運動持続力が高いレベルにあるって考えた方が自然や。有酸素運動で化け物ならここで大きくは崩れん。リスグラシューが瞬発力とか、まあ今はあるのはあるがそういうタイプでまとめるべきではないと思うわ。結局は基本マラソン的な競馬になって3~4角で前が下がってきたとこでじわっと拾いながらL2の一足勝負が一足じゃなかったのがリスグラシューって感じで有酸素運動下でのバケモンやね。それと、改めて思うけど、年末の力の要る馬場の有馬はロングスプリント型にとっては苦しくなりがちやね。ギアの上げ下げが上手いタイプが上位には来ているし、後半のポテンシャル型のワールドプレミアやキセキ辺りもやれているようにやっぱりその馬場での適性をある程度重視しないといけない。アーモンドアイもこなせる可能性はあったと思うけど、結果としてこういう競馬は合わなかった。まあこの状況で読み切るのは難しいけど、府中の超高速ロングスプリントと中山2500のステイヤー的競馬は求められるものが違うんよね。だから府中でロングスプリントで良さが出ている馬をあんまり信用しないほうが良いというのは長年の競馬ファンとしての感覚ではある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?