フェブラリーステークス 2022 レース回顧・結果

フェブラリーステークス2022のレース回顧・結果

東京ダ1600m重
風向き:後ほど
1:33.8 46.8-47.0 M
12.2 - 11.0 - 11.3 - 12.3 - 12.4 - 11.6 - 11.2 - 11.8

分析・結果

 所用があるので小倉大賞典はなるべく今日中に書きます。ご了承ください。

 一言で言えば展開が全てやね。速い時計だけど、だからと言って時計勝負ではないということ。恐らく淡々と流れれば33秒前後、32秒台も視野に入るレベルの高速ダートだったと思う。

 多分うちのnoteをご愛読の方々ならレースを見ただけでピンとくる人もいたと思うけど、自分はテイエムサウスダンがハナを途中で取り切った時点で(ノД`)アチャーだった。岩田が逃げればペースを落とすしかないからね。中弛みになると思っていたら3~4角で馬群が凝縮しだして、この時点でアルクトスは難しいなと思ってみていた。ただこの展開でカフェファラオはともかくテイエムサウスダンが来ちゃうんだから予想的には自分はどうにもならなかったかな。カフェファラオもこの展開でどうだろう…って立場だったけどとてつもない適性を見せてきてちょっとびっくりしているし。ソダシは今回は押さえても良いかなとは思っていたけど、どっちにせよテイエムサウスダンが買えないのでどうにもならん。その点では割り切れるかな。

 展開としては平均ペースなんだけど、ただの平均ペースではなく、俗にいう中弛みが極端。これは3-2-3で分けた方が恐らくわかりやすい。平均ラップで前中後半を分けたときに、11.50-12.35-11.53だから中盤の2Fだけえげつなく遅い。こういうレースをラップ偏差が極めて大きいレースというんだけど、ここで求められるのが前半の基礎スピードの質と、ギアの上げ下げでギアチェンジ面、L2の最速でのトップスピード面。これがカフェファラオは総合的に高かった。多分カフェファラオは本質的に芝スタートの1400ぐらいの方が安定しやすいと思う。東京マイルベストだと思うけど、船橋のマイルだったら中京1400の方が絶対に良いタイプだね。まあ使えるレースがないんだけど…。ソダシなんかは桜花賞でもやれていたように基礎スピードを質的に持っていてこの枠でスムーズに運べたというのはあるし、そこまで驚きはない。それに左回りだけどコーナーで緩んでいるので…というのも。これは個別のところで詳しく書くけど。何度も言うけどテイエムサウスダンだけホントよくわからんわ。俺が本命で狙い撃ちした武蔵野Sはなんやったんや。俺の呪いのせいなのかとか思ってしまう。

 でも改めて思うけど、競馬予想ってスポーツで例えたらマジで野球の打者心理なんだよなあ。テイエムサウスダンも武蔵野Sで本命に外したからその後にも心理的影響が否めないわけで。これは例えばフォークを待っていたらストレートが来て三振、の後の次の球で何を待つか…という部分に通じる部分はある。フラットに客観視するってのはやろうとしても難しいのよね…。ギャンブルとして重要なのはそこをきっちりリセットできる能力…とはいえここでテイエムサウスダンはマジで買える能力が俺にはなかった。大体対抗が勝ちまくって本命を打ち間違えるときはギャンブル的なチョイスとしての調子が悪い時やねん。

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