フェアリーステークス 2020 出走予定馬:ダイワクンナナ&北村宏騎手確定
第36回 フェアリーステークス(GIII)出走予定馬展望
日程:2020年1月13日(月)
コース:中山芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
ダイワクンナナ(北村宏騎手確定)
名牝ダイワスカーレットの仔ダイワクンナナがフェアリーステークスに出走予定だ。新馬戦を鮮やかに先行抜け出しで完勝と母を彷彿とさせる部分も見せた一方で時計的には平凡。真価を問われる一戦でもう一段上の競馬を見せたいところだ。
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400万組で注目していた馬が結構出ないなあ…という感じ。チェーンオブラブなんかは後でしっかり触れたいなとは思うけどね。この馬に関しては正直言って新馬戦の内容だけだとここは混戦といってもちょっと足りないんじゃないかなと思っているけどね。当時の府中の馬場は普通に超超高速馬場だったし、そこで時計・ラップで平凡となると個人的にはあまり強く推せる材料には…という感じ。レースレベルも平凡だったし。
新馬戦1着
東京芝1600m良 11頭5枠5番
1:35.6 47.8-47.8 M
12.8 - 11.3 - 11.5 - 12.2 - 12.9 - 11.4 - 11.6 - 11.9
新馬戦だけなのでこれをきっちりと。前述している通り超超高速馬場なので時計はこれでも平凡。L4で12.9と顕著に中弛みが生じてL3最速11.4。突き放したとはいえL1が11.9とかなり落ちているし最速ラップも馬場を考えるとさほど協調できるほどではない。
5番枠からまずまずのスタート、そこから序盤はハナ争い3頭の真ん中で進めていて、途中で窮屈になったか控えて少し離れた3番手で3角に入る。そこからでも特に問題なく前2頭から2馬身ほど離れた位置で進め、4角で前2頭が顕著にペースを落としたところで馬なりで楽に外から取りついて先頭列付近で直線。序盤で追い出されるが反応は地味で鞭が入って並びかけに来る。L2で先頭に立って抜け出すと、L1までリードを広げ続けての完勝だった。
まあラストは流しているんだけど、L2の地点で明確に減速ラップを踏んでいてL1でも落としているからね。映像的には直線で最後まで伸びたというのは評価できる材料だけど、当時の馬場を踏まえて考えるともうちょっとどこかで目立つラップを踏んでほしかったというのが正直な感想。L3最速のところでぐんと反応して突き抜けたとかならいいが、L4の中弛みで取りついて前を向いて入ってきた割には反応はそこまでよくなかった。L2以降の減速基調でばてずに伸びたという点は評価してもいいが、それでもこのラップだからね…。正直に言えばこの一戦は平凡だったなと思う。
まあ、ダイワスカーレットの仔らしく先行力はしっかりと見せてきたというのは評価したいところ。ゲートはポンと出たし3頭併走状態の中目で競り合う形から下げざるを得なくなってもスムーズに対応してきた。その辺は良い材料なんだけど、素材面でとなるとね。
フェアリーステークス2020への展望
ダイワスカーレットの仔、ということで勝ちっぷりも地味だが母に近い先行策から強い競馬をしてきたと。おそらくそこそこ人気にはなると思うんだけど、流石に新馬戦一戦の内容で上位人気になるようならざっくりと切りたいレベルではある。もちろん競馬なので絶対はないし、叩いて上昇してくる可能性も考えないといけないがそれはすべての馬にある程度言える話。新馬戦の内容は、正直超高速馬場の府中としては平凡で最速ラップもL1の減速も普通にしていたと考えると重賞でいきなり動向というレベルでは物足りないのも事実。
敢えて言えばダイワスカーレットの仔でノヴェリストの仔でもあり、高速馬場よりは少し時計が掛かる馬場のほうが良いかもしれないので今の中山に変わるというのは悪くはないかな。それでも正直今回結構面白いメンバーが揃ったな、という中でそれらを差し置いてそこそこ人気するならやっぱりここは様子を見たいね。
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