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【ローカル日本語LLM】llama3-Elyzaを試す【llama3】
はじめに
最近リリースされたLlama3ベースの日本語チューニングLLM ElyzaをOllama Open WebUIで利用してみました。
公式ELYZA Noteページはこちら
実際にダウンロードしたggufファイルはこちら、(ELYZA社のhuggingfaceページ)
Ollama Open WebUIの導入方法や使い方は下記にまとめています。
利用したmodelfile(テンプレートはollamaのllama3のものを編集)
FROM "D:\Data\llm\Llama-3-ELYZA-JP-8B-q4_k_m.gguf"
# sets a custom system message to specify the behavior of the chat assistant
TEMPLATE """{{ if .System }}<|start_header_id|>system<|end_header_id|>
{{ .System }}<|eot_id|>{{ end }}{{ if .Prompt }}<|start_header_id|>user<|end_header_id|>
{{ .Prompt }}<|eot_id|>{{ end }}<|start_header_id|>assistant<|end_header_id|>
{{ .Response }}<|eot_id|>"""
PARAMETER stop "<|start_header_id|>"
PARAMETER stop "<|end_header_id|>"
PARAMETER stop "<|eot_id|>"
PARAMETER stop "<|reserved_special_token|>"
PARAMETER stop "<|im_end|>"
PARAMETER stop "<|im_start|>"
PARAMETER stop "</s>"
PARAMETER stop "USER:"
PARAMETER stop "ASSISTANT:"
PARAMETER num_ctx 8192
SYSTEM You are a helpful, smart, kind, and efficient Japanese AI assistant. You always fulfill the user's requests to the best of your ability in Japanese. Do\
nothing but what I have instructed you to do. If you don't know something, say you don't know in Japanese. Do not show links and references. let's think step\
by step.
RAGあり
Wikipedia「赤穂事件」ページをRAGデータとして「忠臣蔵のあらすじを解説して」とプロンプト指示
日本語対応のローカル埋め込みモデル&再ランキングモデル有効化
paraphrase-multilingual-minilm
japanese-bge-reranker-v2-m3-v1
Llama3-ELYZA
忠臣蔵は、元禄期に実際に起きた赤穂事件を題材にした日本の伝統芸能や小説です。以下は、そのあらすじの解説です。
元禄14年3月14日(1701年4月21日)、江戸城松之大廊下で、赤穂藩主浅野内匠頭長矩が高家吉良上野介義央に斬りかかった事件を発端としています。浅野は即日切腹となり、赤穂藩は改易されました。
事件後、筆頭家老大石内蔵助を中心とした赤穂浪士47人は、主君の仇である吉良上野介を討ち取ることを決意します。彼らは江戸急進派と対立し、籠城か切腹かの議論がありましたが、大石は幕府に明け渡す決断を下しました。
その後、赤穂浪士達は吉良邸に討ち入るため、山科会議や円山会議を開き、計画を進めます。仇討ちの意思を確認するために血判を交換し、同志を集めるなど準備を整えました。
ついに元禄15年12月14日(1703年1月30日)、吉良邸に侵入し、吉良上野介を討ち取ります。赤穂浪士達は幕府に報告し、切腹することを決意します。四十六人は切腹した後、寺坂吉右衛門だけが行方不明になりました。
この事件は、「義士」という論争を巻き起こし、「忠臣蔵」や「赤穂浪士」を題材にした創作物が数多く生み出されました。
Alibaba Qwen2
「忠臣蔵」とは、元禄時代に起こった赤穂事件を題材とした日本の伝統的な芸術作品の総称です。「忠臣蔵」は、吉良上野介が内藤忠勝、稲葉正休、前田利昌、水野忠恒、佐野政言など5人の浪人に殺害された後、その47人が吉良を討つという事件を描いたものです。
この事件の詳細な経緯は以下の通りです:密命説:吉良上野介が内藤忠勝に密かに「赤穂藩の浪人に殺害されたことを隠蔽するため、その5人の浪人を討つように」と指示したとされています。しかし、この説は否定的な意見も多いです。
切腹:47人が吉良上野介を討ち取った後、彼ら自身も切腹しました。これは「義理の雪解け」または「恩返し」として行われました。それぞれが自分の罪を償い、名誉を保つためにこの行為を行いました。
事件の詳細:47人の一人である大石良雄は、吉良上野介に切腹させられた後、その場所で自らの切腹を完了しました。これは「義理の雪解け」の一環であり、彼が自身の罪を償うための行為でした。
史跡と関連人物:赤穂事件に関連する主要な場所には、赤穂大石神社や花岳寺があります。また、吉良上野介は「密命説」に肯定的な意見を持つ人々から批判を受けています。
創作と史実の違い:忠臣蔵は、人形浄瑠璃、歌舞伎、講談など多様な形式で表現されています。これらは全て赤穂事件を題材としていますが、それぞれに独自の解釈や加工が加えられています。
「忠臣蔵」は、日本文化における重要な一部であり、そのあらすじは様々な芸術作品を通じて伝わり続けています。
Google Gemma2
忠臣蔵は、元禄時代(1702年~1711年)に起こった事件を題材にした物語です。
浅野内匠頭が、吉良上野介に刃傷を加えたことから始まります。浅野内匠頭は、吉良上野介の侮辱を許さず、幕府に罰せられることになりました。
しかし、浅野内匠頭の部下である赤穂浪士たちは、主君の仇を討つため、吉良上野介の邸宅に忍び込み、討ち入りに成功しました。
その後、赤穂浪士たちは、幕府に罪を認め、全員切腹しました。
この事件は、武士の義理や忠義を重んじる精神を象徴する物語として、広く語り継がれています。
Llama3 lightblue Suzume
忠臣蔵は、元禄時代(1688年 - 1704年)の事件で、主に四十七士と呼ばれる赤穂藩の浪人たちが、吉良上野介に復讐するために行った討ち入りを中心とした物語です。忠臣蔵は、元禄15年12月14日(1703年1月30日)に起こり、浅野内匠頭の命で吉良邸に侵入し、吉良上野介を討ち取った四十七士の行為を描いた物語です。
赤穂事件の経過
密命説に肯定的な意見浅野内蔵助(浅野内匠頭)の密命を受け、吉良邸に侵入する。
吉良上野介を討ち取り、その首を浅野内蔵助の墓前に供える。
密命説に否定的な意見浅野内蔵助が密命を下さなかったとする説がある。
別の者からの密命を受け、吉良邸に侵入する。
反応
民衆の反応民衆から喝采を持って迎えられた。
武士道論争赤穂浪士の行動が「義」にあたるかどうかで、儒学者たちの間で激しい論争になった。
主な論点は、赤穂浪士の吉良邸討ち入りが主君の為の「仇討ち」であるかどうかであった。
「忠臣蔵」の誕生主に四十七士と呼ばれる赤穂藩の浪人たちが、吉良上野介に復讐するために行った討ち入りを中心とした物語。
人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』以降、創作物として多く作られてきた。
史跡等浅野内蔵助の墓(東京都江戸市)
吉良邸跡(東京都江戸市)
創作・俗説と史実の違い歴史的な事件を扱った創作物は、史実とは異なる部分が含まれることがある。
関連人物浅野内蔵助(浅野内匠頭)
吉良上野介
脚注注釈
出典
参考文献歴史に関する文献
史料
その他
関連書籍「義士四拾七人」(歌川芳虎)
関連項目赤穂浪士
吉良上野介
浅野内蔵助(浅野内匠頭)
RAGなし
Llama3-ELYZA
忠臣蔵は日本の代表的な伝統芸能である歌舞伎や浄瑠璃で有名な物語です。元禄赤穂事件を基にした実話をもとに、1702年から1741年にかけて書かれた上方浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」が原作となります。
あらすじは以下の通りです:
時は元禄14年。江戸城内で浅野長矩が松の廊下において高家肝入の吉良義央に刃傷沙汰を起こし、切腹に追い込まれました。原因は、浅野が将軍徳川綱吉の寵愛する鶴姫に会うことを許されなかったことや、吉良が浅野の出世の妨げになっていたことが背景にあります。
事件後、主君の名誉を守りたいと考えた浅野家の家臣である大石内蔵助を中心とする47人の赤穂浪士は、主君の無実と吉良の非道を証明するため、仇討ちを決意します。
元禄15年、赤穂浪士は吉良邸に討ち入り、吉良義央を殺害しました。討ち入りの後、赤穂浪士は捕縛され、切腹や処刑の憂き目に遭いました。大石内蔵助は寺坂吉右衛門とともに密かに江戸を脱出、元禄16年8月に京都で切腹し果てます。
忠臣蔵は日本史上最も有名な事件の一つとして知られ、浮世絵や歌舞伎、浄瑠璃などで描かれ続けている物語です。
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「忠臣蔵」は、江戸時代の日本の有名な物語で、歌舞伎や演劇、映画などに多くの形で再現されています。その中心的なテーマは、「義理」と「人情」の葛藤と、それを背景とした社会的不正義を描いています。
物語は、主に二つの主要なキャラクター、即ち忠臣蔵(主人公)と、彼の妻であるお蝶を中心に進行します。お蝶は、夫が公家である大奥(宮殿の奥部)で働いていることを知りながらも、その生活を支えています。
物語の始まりは、お蝶が病気になり、忠臣蔵が医者に金銭を提供するために借金をすることからです。しかし、彼の借金先である「大黒屋」の主人である「鬼頭」は、その返済期限を過ぎても返さないことを知り、忠臣蔵を脅迫します。
その後、「鬼頭」は忠臣蔵が公家として働いている大奥に密告し、彼が盗賊と疑われるようになります。これにより、忠臣蔵は大奥から追い出され、お蝶も一緒に追放されます。しかし、彼らは無実であることを証明するための証拠を手に入れることができません。
物語の最中に、忠臣蔵は「鬼頭」が彼を脅迫し、自分が無実であることを知っていると気づきます。しかし、「鬼頭」はその情報を公にすることはせず、忠臣蔵を追い詰めます。結果的に、忠臣蔵は自らの罪を認められ、処刑されます。
物語の最後には、お蝶が夫の遺志を引き継ぎ、彼の無実を証明しようと努力します。しかし、「鬼頭」はその行動を阻止し、お蝶も後に追放され、悲劇的な結末に至ります。
「忠臣蔵」は、義理と人情の葛藤、そして社会的不正義に対する抗争を描いた物語であり、江戸時代の人々が直面した問題やその解決策を探求しています。
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忠臣蔵のあらすじ解説
「忠臣蔵」は、江戸時代中期に起こった赤穂浪士の物語を描いた日本の有名な歌舞伎作品です。
あらすじ:浅野内匠頭と Kira: 江戸幕府の重臣である浅野内匠頭は、大名吉良上野介と対立。吉良上野介は、浅野内匠頭が自分の権威を傷つけたとして、彼を公の場で斬り殺すという暴挙に出ます。
討ち入り: 浅野内匠頭の部下である赤穂浪士は、主君を討たれた復讐のために、吉良上野介を討ち取ることを決意します。彼らは、秘密裏に計画を練り、吉良上野介の屋敷に忍び込み、夜討ちを敢行します。
吉良上野介の死: 赤穂浪士は、吉良上野介を討ち取り、復讐を果たすことに成功します。しかし、彼らは幕府に追われ、全員が切腹を余儀なくされます。
忠臣蔵のテーマ:忠義: 赤穂浪士の主君への忠誠心と、その忠義がもたらす悲劇を描いています。
復讐: 復讐のために命をかける赤穂浪士の決意と、その結果がもたらす悲劇を描いています。
武士道: 江戸時代の武士の生き様と、武士道精神を描いています。
忠臣蔵の影響:
「忠臣蔵」は、日本文化に大きな影響を与え、多くの作品や物語の題材となっています。また、忠義と武士道精神の象徴として、現代でも広く愛されています。
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忠臣蔵は、17世紀に日本で起こった実際の事件と、それをもとにした戯曲や映画などで知られる。忠臣蔵とは、浅野内匠頭(浅野長晟)の一族が、江戸幕府第3代将軍・徳川家光の命により、父親である浅野内匠頭を殺害する事件を指します。
この事件は、浅野内匠頭が徳川家光に不満を持っていたことから起こりました。浅野内匠頭は、徳川家光が将軍に就任した際、家光の父である徳川秀忠の信頼篤く、秀忠の側近として重用されていました。しかし、家光が将軍位を継承すると、その信頼は薄れ、浅野内匠頭は家光の不興を買い始めます。家光は浅野内匠頭に反感を持っており、その不満を晴らすために、浅野内匠頭の一族を利用して彼を殺害する計画を立てました。
この事件は、忠臣蔵と呼ばれる理由がその名の由来です。浅野内匠頭の一族である大石内蔵助(大石良雄)らが、家光の命を受け、父親である浅野内匠頭を殺害することを強いられ、忠誠心に反してこれを行ったことから、「忠臣」、「蔵」(家康の意)は「忠臣蔵」と呼ばれるようになりました。
この事件は、江戸時代の日本を代表する事件の一つとして知られており、その後も多くの作品で取り上げられています。忠臣蔵は、日本の歴史や文化に深く根ざした物語であり、忠誠心や家族愛など、人格的な価値観を問うものとして、長年日本人の心を動かしてきました。
忠臣蔵の事件は、江戸時代の政治と社会情勢を反映しており、その背景には徳川幕府の権力構造や家光の将軍就任後の政策変更などが関連しています。事件の詳細については、歴史書や戯曲によって異なる場合がありますが、忠誠心に反する行為を行う者を「蔵」と呼ぶのは、この事件から来ています。
忠臣蔵の物語は、日本の文化と歴史の一部であり、その深い意味合いは日本人にとって非常に重要です。
まとめ
Elyza社のモデルは、同じLlama3ベースの(関連のない余計な参照や追加情報を出してしまう)Lightblue社のモデルに比べて簡潔に答える事が多い印象を受けました。
突出して優秀という訳ではないかもしれませんが、ちゃんと整形・洗練された日本語文章で学習したように感じます。
Qwen2では理屈の性能は良くても、頻繁にハングル文字や中国語を混ぜてしまいます。Gemma2は(たぶんOllamaやwebUI側の問題ですが)RAGとの相性が悪いです。
ローカル日本語LLMでは定番の一つになると思います。