【4.2LTS】Blenderベンチマーク
はじめに
Blender 4.2正式版がダウンロードできるようになったので、動作確認も兼ねてベンチマークを行いました。
動作環境
筆者は現在2つのパソコンを利用しています。
Linux mint 21.3
i7-6700 + GTX-1660ti + GTX-1650
Windows 11 pro
Ryzen5-3600 + RTX 3060(12G)
これら2つのシステムのGPU組み合わせでテストを行いました。
テスト3Dモデル
結果
OptiXとは専用レイトレーシング技術を利用して高速化する技術です。RTコアを搭載しないGTX系も選択できるようになっていますが、もちろん速くはなりません。
まとめ
今までゲームを含めて3D系は、メモリの大きさよりも演算速度を優先する事が多かったので、エントリークラスのGPUメモリ4GBでもほとんどの作業が可能でした。しかしAI技術の台頭によって、GPUメモリの搭載量がインフレ中です。これからは、あまり省メモリに拘らない3Dレンダリング技術開発になってしまうのでしょうか。
また、非NVIDIA陣営がNPU(Neural Processing Unit:AIで利用される非精密な演算のみに特化して高速化・省エネ化したもの)の独自規格を押していますが、GPGPUとNPUの演算はデバイスとして別れていくのか、CPUやGPUの一機能として定着するのか、どうなるのでしょうね。