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【SD3.5】SD3.5とFlux1を交互に生成実験【Flux1】

割引あり

はじめに

Flux1とSD1.5をimg2imgを利用して交互に生成すると、SD1.5用のLoRAを活用できたり、画質が大きく向上する事を確認できましたが、

似たような相乗効果がSD3.5でも得られるのかどうか実験してみました。

ComfyUIワークフロー

Flux1→SD3.5→Flux1→UltimateSD Upscale(SD1.5)の流れで作成しました。これといった工夫はなく、プロンプトも固定です。

Flux1×SD3.5連成ワークフロー(文字が消えてしまってますが、ただ繋げただけで工夫はなしです)

768x1024解像度から、img2img毎に拡大させていきます。1.5倍、1.8倍、3.6倍(2768x3695)

気になった問題

SD3.5は解像度の上限と下限があるようで、2K以上の画像を生成しようとすると画像が崩壊します。SD1.5では首が長くなったり体から生えたりする程度ですが、SD3.5ではノイズやアーティファクトが出てしまうようです。つまりhires-fixにも利用できません。原因は突き止められずでした。そのため最後のimg2imgはSD1.5のUltimate SD Upscalerにしています。

結果

利用した主なモデル

  • flux1-dev-fp8.safetensors (flux-dev)

  • sd3.5_medium.safetensors (sd3.5)

  • realisticVisionV51_v51VAE.safetensors (sd1.5)

  • 4xNomos8kHAT-L_otf.pth (アップスケーラ)

flux1→sd3.5→flux1→Ultimate SD Upscaler (SD1.5)
flux1→sd3.5→flux1→Ultimate SD Upscaler (SD1.5)
flux1→sd3.5→flux1→Ultimate SD Upscaler (SD1.5)

まとめ

fp8の軽量モデルを利用している事もあるのでしょうが、ガビガビ画質になりがちだったので、滑らか系のアップスケーラを利用しています。

Flux1もSD3.5も重量級のモデルであり、生成に時間がかかります。その割にはあまり相乗効果を得られないというのが正直な感想です。

今のところ、Flux1とSD1.5の組み合わせが最も相性が良いと思います。

付録

今回の実験に利用したComfyUIのjsonファイルを添付します。記事支援いただける場合はよろしくお願いします。

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