ドラクエビルダーズ1 第3章マイラ・ガライヤ編 がったいまじんが強すぎた件
ドラクエビルダーズ3章のボス、がったいまじん。
ようがんまじんとひょうがまじんが合わさって「がったいまじん」という安易なネーミングですが、クリアできるか不安になるほど強かったです。
動画で見る限り10分程度で倒せるかなと高を括っていたら、1時間半くらいかかりました。動画を見るのと、実際プレイするのでは全然違いますね。動画配信者の皆さんのプレイヤースキルの高さを思い知りました。
建築を楽しむゲームでここまで難しくする必要ある?
ドラクエビルダーズ1は基本的にはゆるい建築ゲームですが、3章のラスボスに関しては超難解なアクションゲームです。
僕はファミコン・スーファミ時代の難関アクションゲームの洗練を受けて育った世代です。魔界村、悪魔城ドラキュラ、スーパーマリオ2など、小・中学生の人生最速の瞬発力と反射神経を生かしても一晩ではクリアできなかった。あの時代を思い出すほど難しかったです。
■難易度を上げた「ちょうげきとつマシン」
3章のストーリーの終盤で対ラスボスのアイテム「ちょうげきとつマシン」を作れるようになります。これが悲劇の始まりでした。
Aボタンで急加速、そして敵に大ダメージ。爽快感がありますが、その代償としてとにかく操作性が悪い。拠点の周りをぐるぐる回っているだけだと楽しいのですが、この「ちょうげきとつマシン」を乗りこなせないとラスボスは倒せないのです。
ちょうげきとつマシン VS がったいまじん。
名前からは考えられない壮絶な死闘。全てはその操作性の悪さとの戦いでした。
ラスボス戦では拠点の周りにサーキットのような要塞が作られ、そこを走りながら戦います。ところどころに穴があいていて落ちたら下の溶岩エリアでダメージを食らう。そこから階段を登ってサーキットに戻り、マシンに乗り込む。そしてとつげきを繰り返します。
一度落ちてしまうと集中攻撃を喰らうので立て直すのは厳しいです。体力回復のアイテムを使うタイミングを与えないほどの鬼の仕様なので、とにかく落ちないようにしなければいけない。
運良く落ちなくても壁に激突すると、強制的にマシンを降りてしまう。マシンを降りてしまうと、同じく集中攻撃にあいアイテムでの体力回復も出来ない、マシンにも乗り込めない。死を待つのみとなります。
マシンから降りないよう、サーキットの下に落ちないよう、ひたすら敵に対してのみとつげきを繰り返す必要があります。1つのミスも許されないシビアな戦いです。
これだけでも相当難しいのにさらに敵に突撃したあと急加速スタートします。この急加速スタートさえなければもっと楽に倒せたのに・・・
文章だとかなりわかりづらいですが、必ず時速60kmからスタートする自動車を想像してみればその操作の難しさが伝わるかもしれません。
左右の方向キーとカメラのアングルの微調整、急加速しかしないマシンの操縦。
もう2度とやりたくはありません。
こんな試練が待ち構えているとは全く想像してませんでした。
■聖水の真の意味を知る
苦労してようやくたどり着いた最終章のラダトーム編。
聖水を使って、死の大地を緑地に変えた瞬間・・・
今までドラクエビルダーズ1に費やしてきた時間の全てが報われます。
「あ、これを見るためにやってきたんだな」と思えます。
がったいまじんとの辛かっただけの戦いも、一瞬で過去のモノとなり、ひたすら聖水を撒いていたい欲求にかられます。
あの戦いに耐えた者だけに与えられる至福の時間。
しばらくは聖水スプリンクラーとなり、大地と心を浄化し続けます。
ドラクエだと聖水は敵が出なくなるアイテムでしたが、この死の大地を蘇らせるという設定は最高のアイデアですね。
まさに聖なる水。無限に作れるっていうのもありがたい。