DQB2 モンゾーラ編その3 アレによってアレが生産可能に
ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
からっぽ島でかかっているBGM。あまり聞き覚えがないので、ビルダーズのために書き下ろされた新曲だと思っていましたが、ドラクエ6からの流用だということを最近知りました。
DQ6もスーパーファミコン版をかなりやりこんだはずですが、20年の時の経過というのは無情なもので、音楽の記憶を一切奪ってしまいました。
「ぬくもりの里に」
名曲なのでぜひ曲だけでも聴いてみてください。
■犬にまで名前をつけられる神設定
何の前触れもなく突然拠点に現れるわんちゃん。ついに動物が住人になります。
うちに犬はいないので、ネコの名前を拝借して同じ名前をつけました。ウチにはもう一匹猫がいるので、もしこの先ネコの住人が現れたら彼の名前をつける予定。もし現れなかったらごめんね。
最初は懐かないので、そのために「背後からゆっくり近づいて撫でる」という作業が必要です。こういう細かいやりとりがいちいち楽しいです。
このワンちゃん、ただのペットではありません。
新しいタネを発見するために必要なここ掘れワンワンなのです。
■さとうきびが育たない問題発生
懐いたばかりの犬を連れて湿地帯に向かい、犬が教えてくれた場所をハンマーで壊すとさとうきびのタネを入手できます。
キャベツ、小麦に続く3つめの野菜はキビ(さとうきび)でした。
他の2種類の野菜と違って、さとうきびを普通に畑に植えても枯れた状態が続くだけで育ちません。
次のお使いで、高台のハーゴン教会に住むメギラというキャラから「かわきのつぼ」というアイテムをもらいます。かわきのつぼに水を汲み、一段掘った畑にその水を撒き、水田のようなものを作る。ようやくそこでさとうきびが育つようになります。
あえてひと手間かけさせるこの設定。農業の大変さをわかっているなぁ。
実際のさとうきびもそうなのかなと思い調べてみましたが、水田でなくても育つようです。
■トイレが存在する理由はアレだった
労働の汗を綺麗に流したい、トイレを作ってほしい。住民からの要望で風呂とトイレを作ります。ビルダーズ1にはトイレの概念がなかったので、これはある意味で斬新でした。
住人が本物の人間として目覚めた記念すべき瞬間です。
トイレに住民たちが行列を作る姿は何度見ても笑えます。
こういう可愛いところがビルダーズ2の最大の魅力だと僕は思います。
食事、睡眠、トイレ、風呂、そして労働。相変わらず食事中のお行儀は悪いですが、この村もいい村になってきました。
そしてトイレから「こやし」というアイテムを回収できるようになります。
住民たちは直接的な表現を避け、アレと呼んでいます。意外に文化的。
そのアレと草原の素を組み合わせると草原だんごを作れるようになります。
その草原だんごで大地を緑地化できます。この作業もみみずんが大活躍。大地が緑に変わっていく行程を眺めているのも楽しいです。
ビルダーズ1では最終章のラダトーム編で聖水で灰色の大地を緑地化できます。あの作業も楽しすぎて、いくらでも時間を費やせました。緑地化という作業は人を幸せにしますね。おそらく地球に生きる者として、緑という色から安心感を得るのでしょう。
「アレなくして、草原は育たない」
住民が大勢いるということは大量のアレが集まる。つまりそれだけ緑の草原の範囲も広がる。名もなき農民A〜Gの出現は、緑地化のためだったのです。
■ソフィーのデリシャスキッチンオープン
教団の教えに逆らうのがイヤで、ものづくりを渋っていたソフィー。
周りに感化され、ついに自ら動き始めます。こういう人の成長する姿を見るのはゲームの中とはいえ嬉しいものです。
実は料理の才能があったソフィーの依頼でキッチンを作成します。そのキッチンでできた食べ物を姉妹で食堂まで運んでくれる。それを農民たちがむさぼる。
その姿を見ているの至福の時。猫にご飯をあげていつまでも眺めているのと同じ感覚。
本当にこのゲームはよくできているなと感心します。
■4つめの野菜はトマト
犬とともに次のタネを目指します。
さとうきびの時と同じ要領で掘り当てた次のタネはトマトでした。
トマトも普通に畑に植えるだけでは育ちません。
重い実を支えるための支柱が必要です。まず畑に支柱を埋め、それからタネを植えます。農家の人からしたら当たり前のことなんでしょうけど、なんかこういう作業も楽しいです。
親切なオークからトマトの育て方を教わり、さらに肥料の作り方も教わります。
肥料を土に撒くと野菜の成長速度があがります。なるほど、よくできてますね。
5つの野菜がみのる島、モンゾーラ。
ついに4つの野菜が実るようになりました。