【クリアレビュー】鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚 まさにアニメの追体験!鬼滅の世界が好きなら買って損なし
アニメ版無限列車編が絶賛放送中の鬼滅の刃のゲーム「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」をようやくクリアすることができました。簡単な感想や良いところや悪いところ、どんな人にオススメなのかなどを書いていきます。
プレイ時間とゲームの達成度
・プレイ時間 15時間くらい
・プレイ開始日 2021年10月18日
・クリア日 2021年10月29日
・隊士記録帳 達成率:40%
・衣装 21/29
・隊士票台紙 165/385
・名言 129/341
・BGM 29/85
鬼滅ファン度
・アニメ放送終了後に鬼滅を知りアマゾンプライムで全話視聴
・単行本全巻購入
・無限列車は公開半年後に映画館で観た勢(DVDは未購入)
・グッズ等は興味なし
僕は鬼滅にわかであり、ライト層ですが、アニメを観る以外の方法で鬼滅のストーリーをおさらいしたかったので購入。
プレイ済みの同ジャンルゲーム
なし
良かったところ
・美しいグラフィック
そちらに労力の全てを使ったのではと思わせるほどの綺麗な絵。圧倒されました。
・わかりやすいアクション
難しい操作はなく、弱攻撃と強攻撃を使い分けて、コンボを決めればたいていの敵に勝てるようになっています。負けても削った相手のHPはそのままでやり直しも可能。親切です。
・再現度の高い物語
別の視点から、鬼滅の刃の物語を追体験することができました。
ほとんどの名場面がムービーで再現されていて、好きな場面を何度も見ることが可能なのも嬉しい。
声優さんもアニメと同じ人がわざわざ再録していて、カラスやチュン太郎はもちろん、きよちゃん・すみちゃん・なほちゃんの蝶屋敷三姉妹も同じ声で安心しました。
鎹鴉(かすがいからす)の味のある喋り方が僕は大好きです。
・ミニゲームにツボった
機能回復訓練の「瓢箪割り」と「薬湯かけ」がミニゲームになっているのですが、これが案外面白かった。タイミングよく指定されたボタンを押すだけなのですが、意外に奥が深く楽しめました。
悪かったところ
・成長要素のなさ
装備の強化やレベルの概念などがなく、バトルは純粋なアクションのみ。強化する楽しみが全くありません。刀や防具だけでも強化要素があれば違ったかも。頼れるのは己の腕のみというある意味硬派なゲーム。
やりこみ要素として「鬼滅ポイント」でパネルを解放するのは楽しいが、もらえるものに魅力的なものがない。
・使えるキャラが少ない
ストーリーモードはあくまでもおまけで、基本的には登場人物同士のバトルを楽しむゲームなのですが、それにしても使えるキャラが少ない。人気の鬼「累」くんは今後のアップデートで使えるようになるみたいですが・・・
せめてカナヲだけでも最初から使えるようにしてほしかった。
・探索の単調さ
歩きまわる場所もあるが、目的地に落ちている物質を拾うのみ。
動きももっさりで作業感を感じてしまい、楽しさを感じなかった。
・戦闘中の敵のセリフ不要
原作のセリフを喋らせたいがために、戦闘中に敵がしゃべるが、これには違和感しかなかった。あれだけの斬撃を喰らいながら喋れるか?
場面が変わるときやムービーなどでまとめてしゃべらせれば良かったのでは?
まとめ
キャラゲーの可能性と限界を同時に知ることになりました。
鬼滅のキャラを自分で動かして、シンプルな対戦を楽しむ「アクションゲーム」だと割り切れば完成度はかなり高いです。個人的にはこれはこれでアリだと思います。
クソゲーとか爆死とかの評価をつけている人へ。
全てのゲームにブレスオブザワイルドやゴーストオブツシマを求めてはいけません。
このゲームにはこのゲームの楽しみ方がある。そもそもガチゲーマー向けに作られていない。普段ゲームをしないライト層やキッズたちが楽しめるように調整されているので、ある程度退屈なのは目を瞑りましょう。
純粋に炭治郎や禰豆子を動かせるのが楽しいと思える人や、僕みたいに村田や真菰(まこも)など物語的に光を当ててもらえなかったキャラに愛情を感じる人にはオススメできます。
あと、好きなキャラの好きなセリフを繰り返し再生することができるので、声優志望の人は演技の練習にいいかもしれません。そういう使い方もありです。
なんだかんだでゲーム内の無限列車編の最後は感動して泣いてしまったし、改めて鬼滅の刃の持つ魅力を再発見することができました。
アニメの遊郭編が楽しみですね。