DQB2 監獄島編その1 短いけど夢のあった囚人生活
ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
オッカムル編をクリアし、ある程度建材も増えました。
ストーリーはしばらく放置して、からっぽ島の開拓に専念しようと計画していましたが、広大すぎてどこから手をつけていいかわからない。
砂漠の周りの沼地になっている場所が気に入らないので整地はしましたが、建築のアイデアは浮かんでこない。整地はあくまでもスタートでしかない。
達成できていない開拓レシピをいくつか消化したところで詰みました。
センスがないので建築しても壊すことになるだけ。未だに屋根付きの建物を1つも建てていないので住人は水浸しですが、ストーリーを進めることにしました。
■番号で呼ばれる日々
どう見ても怪しすぎたウゾーンが部下を引き連れ再びからっぽ島に訪れます。
狙われているのは主人公なので相棒のシドーくんを連れて島を離れることになり、その途中でハーゴン教団に捕まります。
ものづくりを禁止する教団の教えの設定があり、捕まることに何の違和感もありません。ビルダーそのものが罪な存在。ストーリーもよく練られています。
送られたのは監獄島、周囲を海に囲まれた断崖絶壁の孤島です。
脱獄といえば「大脱走」や「ショーシャンクの空に」が即座に頭に浮かびます。どんでん返しの展開はロマンがあるし、胸を熱くするものがあります。
持ち物を全て没収された状態からのスタート。
まずは監獄モノでは定番の番号で呼ばれるところから始まります。スカル系のモンスターは看守にぴったりです。起きたら広場に集めさせられ、労働が始まります。
その合間に脱獄に協力してくれそうな仲間たちからヒントを得て少しずつ実行する。そうすると脱獄が見えてきます。
■スネークの偉大さを知る
あたしはここに40年いる・・・。
毎日空と海ばかりみつめて
どちらもきれいとは思わなくなっちまった・・・。
監獄島の全てを知っているモンばあ。ショーシャンクのレッド(モーガン・フリーマン)のような存在です。そして彼女からまものを仲間にすることので出来るアイテムを譲り受けます。
仲間にしたスライムに乗ってスニーキングミッションが始まります。懲罰房に閉じ込められているおおきづちを救い出して、看守にバレないように帰ってくる。これだけのことですが、意外に時間がかかりました。
見つからずに目的地に到達する。ただそれだけでクリアできるのですが、何度も見つかってしまいやり直す羽目になりました。正攻法で広場を直進してしまったのがその原因です。断崖絶壁を渡ってうまくやり過ごす方法もあるみたいなので2周目はそちらでやろうと思います。
自分のアクションゲームのセンスのなさに絶望しました。
メタルギアソリッド(PS)は今やっても多分クリアできないでしょうね。
隠れキャラ的なネコのミーちゃんは無事に発見できました。
■マーカスの夢叶う
壁を壊すことのできる大きづちが仲間になり、ついに脱獄計画を実行します。
下水をたどるというこれも脱獄ものの大定番の設定。
過去に脱獄を試みたが失敗したマーカスという囚人。その後を追ってここまできましたが、それも全て副獄長の策略でした。泳がされていたのです。意外にも頭の切れるキャラですが、素手のキャラたちにあっさりとやられてしまいました。防御力はなかったみたいです。無事に脱獄に成功しました。
あんたたちの成功は
この監獄島に来る者たちの希望になる。
そのためにはかたりべが必要だからね。
脱獄前に話したモンばあのセリフが実に良かった。
何から何までモーガン・フリーマンなバアさんでした。
モンばあを筆頭に監獄島で出会ったキャラたちは誰1人として連れて帰ることはできません。
マーカスのゾンビでもあるくさったしたい。
おおきづち。
スライム。
仲間にした3人のモンスターたちも島に残ることになります。
監獄島へは2度と戻ってくることはできないのでこれが最後。まさに一期一会。
記念撮影はしたのでからっぽ島に戻ったあと額縁に入れて飾っておこうと思います。
脱獄を成功させることは囚人たちに希望を与える。
これもショーシャンクと同じですね。
設定上囚人たち皆を外へ連れ出すことはできませんが、いつか彼らが脱獄しやすいよう「ろうやのかべ」は壊せるだけ壊しておきました。
■ルルちゃんの優しさに触れた出所祝い
脱獄後、からっぽ島に帰ってくるとルルちゃんが迎えに来てくれました。
毎度のことながら誰かが船着き場まで迎えに来てくれることが嬉しい。
主人公、シドー、ルルちゃんこの3人の出会いの場でもある、船着き場近くの浜辺で出所祝いのささやかな宴を開きます。
パーティー会場は自分で設営するのですが、木の床にたいまつというシンプルな作りながら、温かみのある建物。建造物と呼べるほど立派なものではありませんが、これまでの最高傑作でした。
時間もかかったし予想以上に辛かった囚人生活ですが、この喜びを味わうためにあったのかもしれません。天真爛漫で強烈な個性の持ち主だったルルちゃんの意外な繊細さが胸に響きました。
この3人のキャラ設定と関係性は本当に素晴らしい。