DQB2 破壊天体シドー編その2 進行不能を乗り越えて
ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
拠点であるハーゴン教会をシェルターに、シェルターを箱舟に。まずその発想が素晴らしい。ものづくりに否定的だった魔物たちも覚醒していくというおなじみの展開です。
滅びから逃れるためのシェルター兼箱舟を作りつつ、シドーを探す。
抑揚はあまりなく、物語は淡々と進みます。彩り豊かなモンスターたちの存在がなければ退屈なものになっていたはずです。
その中でもこの世界に来て最初からずっと一緒のメタッツ。
モンゾーラのチャコちゃん。
オッカムルのペロちゃん。
ムーンブルクのアネッサちゃん。
彼女たちに匹敵する存在です。
シンプルにメタルスライムはビジュアルがかわいいです。
そしてベビル・グレムリンの掛け声も憎めなくて可愛い。
■ほろびゆく世界にふさわしい建築の素材
建築のための素材はシドーの抜け殻という設定。ここもセンスを感じるところ。
・大いなるウロコ
・引きさく小爪
・大地うがつ大牙
・突きさす大ツノ
・かみくだく上牙
・かみくだく下牙
・光はなる大眼
・からみあう大尾
・まきつくホホびれ
この中でも、大いなるウロコの光沢と質感は絶品。単調になりがちな素材集めにこうやって変化をつけてくれるのは嬉しいです。
「禁断の練成」という概念もこの禍々しい世界にぴったり。
■ただひたすらの仲間集め
超スーパーカーを作ってからは、行ける場所が一気に広がります。
ビルダーズ1の激突マシンほどではないですが、相変わらず操作性は悪いので慣れるのに時間が必要です。シドーくん救出のためなら我慢できます。
スカルナイトの3体を仲間にする時の場所の光景には圧倒されました。
「高いところにいるから探してくれ」というから登っていくのですが、本当にすごいところにいるんです。ラスボスが鎮座していそうな場所。
暗闇の中にいるシルバーデビル。もしかるするとアイツではという淡い期待はありましたが違いましたね。救ってあげたかったが仕方ない。
このスーパーカーでの仲間集めの楽しいところは、全員で車に乗って帰るシーン。
いわゆる箱乗りをして帰るんですが、その絵は笑えます。まさにカオス。
破滅を待つ世界という暗い設定を忘れてしまいます。
仲間が増えて拠点もかなり賑やかになりました。
人間と違って体が大きいから余計にそう感じます。
■進行不能のピンチ
住人たちが箱舟の建築を進めてくれるのですが、アークデーモンを仲間にしたあたりから箱舟の設計図の進行度が70%から全く進まなくなりました。
建築の素材は足りているし、建築の邪魔になっているブロックもなさそう。
いよいよ詰んだか・・・仕方ない時間はかかるが手動でブロックを積み上げるしかない。気持ちを切り替えて手動でブロックを積んでいたら、原因を特定できました。
元教会だった場所の裏あたりの邪教のカベが建築の邪魔をしていました。硬いのでモンスターには壊せないみたいです。
この世界に来て初期の頃、たいまつで明かりを灯したあの辺り。
これを撤去すると建築を再開してくれました。
おそらくデフォルトのままだと邪魔をしないのでしょう。穴になっていた場所を邪教のカベで埋めてしまったのだと思います。几帳面な性格が生んだピンチでした。
原因がわからないとホント不安になりますね。
最大のピンチも乗り越え、いよいよクリア目前です。