DQ11 シルビアとジエーゴの和解
ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
グレイグに続いて、ロウが加入。ドラクエらしくなってきました。
一度7人まで増えた仲間が全員いなくなり、再びの仲間探し。DQ11のこの設定は楽しい。
■シルビアの決意
次なる仲間はシルビア。特に苦労することもなく、旅の最中にあっさりと遭遇します。
二度目の登場シーンもやはりド派手でした。世界に笑顔を取り戻す。そんな大言壮語が許されるのはこのシルビアさんだけ。彼は本当に感情移入しやすいキャラです。
そしてグレイグとシルビア、真逆のキャラ同士が混在するからこそ生まれる新しい笑い。毎回必ず笑わせてくれるシルビア姉さんに感謝。
魔物に襲われているおじさん(バハトラ)を救出。そこでシルビアと合流し、プチャラオ村に向かいます。シルビアの世助けパレードに強制参加させられた勇者一行。ロウはともかく、グレイグのピエロ姿はシュール。英雄の面目まるつぶれですが、シリアスな人生を歩んできたグレイグもたまにはハメを外して新しい世界を覗いてみるのも必要なのかもしれません。
バハトラの依頼でいなくなった息子(チェロン)の探索に出ます。
そこにいたのが中ボスのフールフール。濃いキャラだったので六軍王だと思っていたのですが、勘違いだったみたいです。
しかし、フールフールの声優はあの中尾隆聖さん。宇宙の帝王フリーザ様を演じている超大御所の方です。セリフも完全にフリーザを意識したもので、懐かしさすら感じました。
大御所の声優さんを六軍王ですらない中ボスに起用。贅沢なゲームです。
フールフールに捕らえられていた村の人々も無事に救出。バハトラとチェロン親子の気持ちのすれ違いも解決。村に平和が戻ります。
その親子の再会をきっかけにしてシルビアが、自分の親と真剣に向かい合うことを決意。引き連れている自分のパレードの仲間たちを預けるため、父ジエーゴのいるソルティコの街へ向かうことになります。
■ジエーゴとシルビアそれぞれの騎士道
シルビアが旅芸人シルビアとして名前を変え旅をしていた理由がいよいよここで明らかになります。
・ソルティコの出身
・母は旅芸人ですでに他界している
・親子間のいざこさで街を飛び出した
これらのことがこれまでの冒険の中ですでに明らかになっていました。
母親の死に対する父親の非人道的態度に嫌気がさして大喧嘩して旅に出た。こんな感じではないかと勝手に推測していました。実際はそこまで重い理由ではなかったみたいです。
ソルティコに到着後、先遣隊として主人公とグレイグの2人でジエーゴの元を訪ねます。
師匠グレイグでございます。
・・・ひさかたぶりです。
グレイグがジエーゴの教え子だったことに驚きましたが、そんなことよりジエーゴの声。
大塚明夫さんじゃないですか。ここにも声優界の超ビッグネームが起用されています。久々の大塚ボイスに魅了されました。
騎士の家系ということでなんとなく堅物のイメージがあったジエーゴですが、無頼漢風なキャラ設定は意外でした。
ソルティコの浜辺でシルビアが芸人を目指した動機を語ります。
アタシはサーカスのパワーに魅せられたの!
そしてアタシは確信したわ。
笑顔は人を強くする!
アタシの騎士道はこれだ!ってね。
シルビアさん、ぶれてない。
騎士道とサーカス、相反する価値観での親子ゲンカ。それがシルビアが街を飛び出した理由でした。
そしてついにジエーゴとゴリアテ(シルビア)の再会。
ここもシルビアの魅力全開の名シーンでした。
ジエーゴ
てめえの騎士道ってやつで、世界中を笑顔にできたのか?
シルビア
いいえ、まだです。
ジエーゴ
だったら・・・なぜ帰ってきやがった!!
てめえは大口たたいて出ていった。なのに夢を果たさぬままよくも抜け抜けと!
そんな風にてめえを育てた覚えはねえぞ!
シルビア
魔王がいる世界じゃ人は心の底から笑えないの。
・・・だからアタシ魔王を倒す。
そして明るいセカイを取り戻して、今度こそ夢をかなえてみせるわ!
ジエーゴ
ハッ!魔王を倒すだと?
てめえまたドデカイこと言いやがったな!おもしれえやってみやがれ!
シルビア
ええ 必ず!騎士に二言はないわ!
親子それぞれの違う騎士道が織りなす粋な会話です。
シルビアの新・世界に笑顔を取り戻す旅。全力でサポートします。