今年のApple Eventは新時代の幕開けを感じさせる
今回のApple Eventで発表されたのは、
Apple TV+
AppleArcade
AppleNews+
Apple Card
脱iPhone依存を掲げる新生Appleらしい「コンテンツ」の発表となりました。
「モノ」ではなく「中身」の方向に舵を切ったAppleにとって、iPhoneSE2はさりげなくラインナップに追加されるようなものなのかもしれません。
新作が登場しても「今回はおいくらかしら?」としか思わないほど浮世離れしてしまったiPhoneですが、オーバースペックで15万円もするものを2年ごとに買い替えられる人はごくわずかしか存在しないのです。
もっと人々が気軽に手を出せるものに舵を切ったのは嬉しい報せです。
おかえりなさい。
■Apple TV+
オリジナルの動画配信サービス。Appleらしい番組を作るということなので期待しています。スピルバーグという超大御所の名前もありますね。
こちらは秋からの提供予定、日本も含まれていて安心です。
■AppleArcade
ゲームのサブスクリプション型サービス。
嬉しいのは二点
・オフライン対応
・課金なし
先日のGoogleのStadiaに追随するような形になってしまいましたが、これも時代の流れ。個人的に一番興味があるのはこれ、期待しています。
■AppleNews+
アプリAppleNewsが有料になり進化するらしいのですが、そんなアプリあったかなと調べてみたら日本にはないらしいです。
英語圏限定のようなサービス。英語が苦手な日本にはこのサブスクリプションサービスが定着するのは厳しいかなと思われます。
雑誌読み放題ならAmazonのKindleUnlimitedで十分。
■Apple Card
Apple Payですらまだ登録していない僕がApple Cardをスマートに使いこなせるとは思いませんが、このチタンのボディーのかっこよさを携帯したいとは思います。
お金をだしてクレジットカードを買う。斬新です。
20000円くらいしそうですね。
■取り残される旧世代
今持っているiMacとMBPの二台が最新OSMojaveに対応していないことを最近知りました。現在Sierraで使っていますが、Mojave非対応の場合はHigh Sierraまではアップデートできるようです。
パーティションを分けてLion, Mountain Lion, El Capitan, Sierraと4つくらいのOSを入れて使っていましたが、アップデートは打ち止めなのでこれ以上増えることはなくなんだか気持ち的にはスッキリしました。古いOSでないと動かないソフトがいくつかあり、そんな面倒なことをしていますが、あまりシンプルじゃないなあと感じています。
ユーザー目線だとOSの更新のペースも毎年ではなく2年に一度でいいような気がしますが、時代がそれを許さないのでしょう。
気がつけばMBPのCD・DVDドライブもほとんど使っていません。DVDドライブがないモデルが発売されたときは「なんてことをしてくれたんだ」と思いましたが、サブスクリプションの台頭で全く必要なくなりました。あのタイミングであの決断をしたのはさすがアップルだなと思います。
現在はアップルの目論見どおり必要な時だけ外付けドライブを使えば十分です。
CDを買ったりレンタルしてCDをハードディスクに取り込む作業が大好きだった僕も最近は全くご無沙汰です。Spotifyが便利すぎて、ひと手間かけることを本当に「ひと手間」だと認識するようになりました。人は便利な方に流れていくのは仕方ないことなのかもしれません。
強制的に全ての家庭から視聴料を徴収する時代遅れのサービスもあれば、革新的なサービスを提供して人々に刺激を与える企業も存在する。そしてそれがスタンダードになる。
進化する人は究極まで進化し、退化する人はとことん退化する、面白いことです。