DQB2 破壊天体シドー編その1 シドーのこんぼう
ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
ついに最終章までやってきました。
ずっと様子がおかしかったシドーくん、その救出のための最後の戦いです。
暗黒の渦に飛び込んで破壊天体に向かうのですが、その前に仲間と話しかけるシーンがとても良かった。ここにビルダーズ2の良さが全て詰まっている気がします。
「どうせハーゴンとかまぼろしとか
アナタにとってはどうでもいいんでしょ?
・・・ただシドーを助けたい ちがう?」
ペロちゃんいいこと言う。
いいこと?あなたとシドーは一生ルルのどれいとして
ルル王国ではたらいてもらうんだから!!
あなたたちがいないからっぽ島なんてつまらない。
ぜったいにぜったいに帰ってくるのよ!
いってらっしゃい。
ルルもみんなもあなたとシドーのことまってるわ。
この島のリーダーとしてみんなを引っ張ってきたルルちゃん。実に彼女らしい激励の仕方で株がさらに上がりました。
こんな人間味溢れたキャラたちが登場するからこそこのゲームは面白い。確信しました。ただ建築するだけでなく、誰かのために建築する。
「このキャラのために素敵な部屋を作ってあげよう」
その想いがこのビルダーズ2というゲームを永遠に遊べるゲームにしているのかもしれません。
■こんぼうというシンプルな武器に込められた想い
破壊天体に着いたシドーは暗闇の中を進みます。
ハーゴンの幻に惑わされてしまい、破壊神シドーへと目覚めてしまう。
「助けてくれ」とついに弱音を吐くシドーくん。
そして破壊天体シドー編のオープニング。そしてBGMはドラクエ3の名曲「おおぞらをとぶ」です。この曲がこの章の世界観にめちゃくちゃマッチしています。
導入部分が神がかっていて一気に引き込まれていきました。
この世界に到着してまず感じたことは、色とかブロックの組み合わせだけで「破滅に近づきつつある世界」をかなり明確に表現できているということ。
ところどころに浮いている石のかたまり、底の見えない暗闇。このセンスと表現力は本当に素晴らしいです。最後まで感心させられっぱなしです。
奴隷船で魔物たちに囲まれてスタートしたビルダーズ2。やはり最終章でも魔物たちに囲まれることになります。この魔物たちの見た目の可愛さもビルダーズの魅力。これがファイナルファンタジーの魔物みたいなリアル系だったらこうはならないと思います。
この章では魔物たちを助け、そして助けられながら進んでいきます。
キラーマシンの廃棄場。ここの雰囲気も良かった。
キラーGのGがじいさんのGという設定には笑いました。こういう遊び心も大好きです。
ベビル、グレムリン、ハーゴンの騎士、キラーマシンなどなど、ドラクエ2で初登場したモンスターたちが活躍するのがたまりません。
この世界での拠点にたどり着いたときにシドーのこんぼうを発見します。
お?あたらしい武器を作ってくれたのか?
ハッハッハ!悪くない!
だがオマエが最初にくれたこのこんぼうは
このままもらっておくぜ。
オレはコイツが気に入ってるんだ。
オマエがはじめて作ってくれた武器だしな!
はやく彼を助けたい。それだけです。