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FXのDMI・ADXとは?トレンド転換のタイミングを見極める最強インジの使い方を解説
FXにはさまざまな分析方法がありますが、トレンドを分析するならDMIが最適です。
DMIとは方向性指数と呼ばれる、トレンドを把握するためのテクニカル指標で、多くの投資家に活用されています。
トレンド転換のタイミングや、トレンド継続のサインを見極めるのは、FX経験者でも難しいです。
この記事では、DMIの意味や使い方、計算式、MT4/MT5での設定方法、トレード手法を解説します。
この記事を読めば、トレンドの方向性や強さが一瞬で把握でき、売買チャンスを見逃さなくなるでしょう。
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DMIとは
![](https://assets.st-note.com/img/1717643498404-YqWoMou6sq.jpg?width=1200)
DMI(Directional Movement Index)とは、日本語で「方向性指数」と呼ばれる、トレンドの方向性や強さを示すテクニカル指標です。
RSI(Relative Strength Index)を考案したJ.W.ワイルダー氏によって開発されました。
DMIは基本的に下記3つの指標から構成されています。
+DI(Directional Indicator)
–DI(Directional Indicator)
ADX(Average Directional Movement Index)
これらの3つの指標を見ることで、細かいトレンドの分析ができます。
DMIとADX
DMIを使用する上で忘れてはいけないのが、先ほども出てきたADXです。
ADX(Average Directional Movement Index)とは、日本語で「平均方向性指数」と呼ばれる、トレンドの強さを示す指標です。
ADXは、トレンド自体の強さを示し、DMI(+DI、-DI)が上昇・下降トレンドそれぞれの強さを示しています。
ADX:
方向に関係なくトレンド自体の強さを示す+DI:
上昇トレンドの強さや買い手の強さを示す-DI:
下降トレンドの強さや売り手の強さを示す
DMIとADXの特徴を生かすことで、正確なトレンドの強さを分析できているのです。
DMIの計算方法
![](https://assets.st-note.com/img/1717643519437-TSw6sTa9fe.jpg?width=1200)
ここでは、DMIの計算方法をご紹介します。
DMIは、複数の指標を組み合わせるので、計算式もかなり複雑です。
下記の4つの指標を順番に算出していきます。
+DM、-DM(Directional Movement)
True Range(実質変動幅)
+DI、-DI
ADX
分析に使用するテクニカル指標の計算式は理解しておくべきですが、DMIはかなり複雑なので、ある程度イメージできれば十分です。
+DM、-DM(Directional Movement)
まず、DMIで必要になる+DIと-DIの値を算出するためには、+DM、-DMを計算しなければいけません。
DMとは方向性という意味で、前日と当日の変動幅を比較して、方向性を分析します。
DMの計算式は下記の通りです。
+DM(上昇幅) = 当日の高値 – 前日の高値
-DM(下落幅) = 当日の安値 – 前日の安値
なお、DMには下記の前提条件があります。
+DM < 0 の場合は+DM = 0、-DM < 0の場合は-DM = 0
+DM > -DMの場合は-DM = 0、-DM > +DMの場合は+DM = 0
True Range(実質変動幅)
続いて、True Range(実質変動幅)を求めます。
True Range(実質変動幅)とは、価格変動幅の最大値を指し、下記3つの数値で最も大きい数値をTrue Rangeとして採用します。
当日の高値 – 当日の安値
当日の高値 – 前日の終値
前日の終値 – 当日の安値
+DI、-DI
続いて、+DI、-DIを求めます。
計算式は下記の通りです。
+DI(上昇の強さ)
= (N期間の+DMの合計) ÷ (N期間のTrue Rangeの合計)× 100%-DI(下落の強さ)
= (N期間の-DMの合計) ÷ (N期間のTrue Rangeの合計)× 100%
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ADX
最後にトレンドの強さを示すADXを求めます。
ADXを求めるには、先にDXを算出しなければいけません。
DX = (+DI – (-DI)) ÷ (+DI + (-DI))
DMの値が算出できたら、ADXを求めていきます。
ADX = N期間のDXの合計 / N期間
※期間について、開発者であるワイルダー氏は14日を推奨
DMIの見方・使い方
![](https://assets.st-note.com/img/1717643588860-rgdlxGI58f.jpg?width=1200)
DMIは、「+DI」「-DI」「ADX」という3本のラインを使って相場を分析します。
ここでは、それぞれのラインの見方・使い方をご紹介します。
+DIラインは上昇トレンドの強さを示す
-DIラインは下降トレンドの強さを示す
ADXラインはトレンドの強弱を示す
順番に詳しく見ていきましょう。
+DIラインは上昇トレンドの強さを示す
![](https://assets.st-note.com/img/1717643600758-QmbIitbnlt.jpg?width=1200)
+DIは、上昇トレンドの強さを示すラインです。
「買いの強弱」を示しており、+DIが高いと強い上昇トレンド、逆に、+DIが低いと、上昇トレンドは発生していないと判断します。
+DIが40以上の場合:強い上昇トレンドが発生
+DIが20以下の場合:弱い上昇トレンド、もしくはレンジ相場
上昇トレンドの順張りを狙うなら、+DIの数値が40を超えているかを確認しましょう。
-DIラインは下降トレンドの強さを示す
![](https://assets.st-note.com/img/1717643613538-BlWYXArHC5.jpg?width=1200)
-DIは、下降トレンドの強さを示すラインです。
+DIの逆で「売りの強弱」を示しています。
-DIが高いと強い下降トレンド、逆に、-DIが低いと下降トレンドが発生していないと判断します。
数値の見方も基本的に+DIと同じです。
-DIが40以上の場合:強い下降トレンドが発生
-DIが20以下の場合:弱い下降トレンド、もしくはレンジ相場
下降トレンドの順張りを狙うなら、-DIの数値が40を超えているかを確認しましょう。
ADXはトレンドの強弱を示す
![](https://assets.st-note.com/img/1717643626765-m7OZbg491J.jpg?width=1200)
ADXは、トレンドの強弱を示すラインで、+DIと-DIを合わせた総合的な指標です。
上昇もしくは下降トレンドに関わらず、トレンド自体の勢い(強さ)を判断するのに使用します。
ADXが40以上の場合:強いトレンドが発生
ADXが20以下の場合:レンジ相場
また、+DIと-DIの位置関係から上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかも判断できます。
ADXが40以上で+DIが-DIよりも上を推移
強い上昇トレンドADXが40以上で-DIが+DIよりも上を推移
強い下降トレンド
なお、相場は基本的にレンジ相場が7割、トレンド相場が3割と言われています。
つまり、ADXが40を超える相場は、なかなか来ないということを覚えておきましょう。
DMIをMT4/MT5で表示・設定する方法
![](https://assets.st-note.com/img/1717643641875-4via60Rm9H.jpg?width=1200)
それでは実際にMT4/MT5でDMIの表示・設定方法をご紹介します。
DMIはMT4/MT5にデフォルトで搭載されているインジケーターなので、外部からダウンロードする必要はありません。
具体的な表示・設定方法の手順は下記の通りです。
MT4/MT5を起動して挿入タブをクリック
トレンド系のインジケーターから「Average Directional Movement Index」を選択
DMIの詳細設定
順を追って詳しく解説します。
MT4/MT5を起動し挿入タブをクリック
まずMT4/MT5を起動し、ツールバーから挿入タブをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1717643660726-Va6Yk7tcrE.jpg?width=1200)
トレンド系のインジケーターから「Average Directional Movement Index」を選択
次に「インジケーター」→「トレンド系」→「Average Directional Movement Index」の順にクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1717643674585-CGZ5WXSkPL.jpg?width=1200)
DMIのパラメーター設定
DMIの詳細設定画面が表示されるので、ここで細かい設定が変更できます。
期間については、デフォルトで14となっていますが、ここは変更しなくても良いです。
「スタイル」ではADX線の色や太さが変更できます。
(※不要の場合はカラー設定でNoneを選択)
![](https://assets.st-note.com/img/1717643687029-Bojy5Ne78e.jpg)
続いて「色の設定」タブをクリックします。
ここでは、+DIと-DI線の色や太さを変更できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1717643696099-TQzRsQ5a2s.jpg)
最後に「レベル表示」タブをクリックします。
DMIはデフォルトでレベル表示が空欄になっていますが、トレンドの強さを把握するために、40と20を追加しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1717643705810-xfYNB169Li.jpg)
レベル表示まで終了したら「OK」をクリックしてください。
これで、DMIの表示・設定が完了です。
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DMIを用いたトレード手法
![](https://assets.st-note.com/img/1717643719303-nqPDrK2NXQ.jpg?width=1200)
ここでは、DMIを利用したトレード手法をご紹介します。
ゴールデンクロス発生で買いシグナル
デッドクロス発生で売りシグナル
ダイバージェンス時の逆張り手法
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
ゴールデンクロス発生で買いシグナル
DMIでは、移動平均線でも使われるゴールデンクロスが買いサインとして判断できます。
具体的には、+DI(赤色)が-DI(青色)を下から上に抜けるゴールデンクロス発生で、買いエントリーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717643734246-F5RWBzGGTL.jpg?width=1200)
この場面は、下降トレンドよりも上昇トレンドの方が強くなり、今後も、価格の上昇が継続すると予測できるからです。
+DIが低い位置から急上昇した場合は、大きな値幅も期待できます。
デッドクロス発生で売りシグナル
ゴールデンクロスとは反対に、デッドクロスが売りサインとして判断できます。
具体的には、+DI(赤色)が-DI(青色)を上から下に抜けるデッドクロス発生で、売りエントリーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717643750686-uMuJhZfNAO.jpg?width=1200)
この場面は、上昇トレンドよりも下降トレンドの方が強くなり、今後も、価格の下落が継続すると予測できるからです。
-DIが低い位置から、急上昇した場合は、大きな値幅も期待できます。
なお、+DIと-DIの色を見間違えると、逆方向にエントリーしてしまうリスクがあるので、注意しましょう。
ダイバージェンス時の逆張り手法
DMIはゴールデンクロス、デッドクロスの順張り手法が一般的ですが、ADXのダイバージェンスを狙った逆張り手法もあります。
ダイバージェンスとは、テクニカル指標の数値と価格が逆行現象を起こすことです。
例えば、下記のチャートをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1717643766780-26bmgGUqGh.jpg?width=1200)
上昇トレンドで、価格は上昇を続けているのにも関わらず、ADXの数値は下降しています。
これをダイバージェンスと言い、トレンド終了のサインです。
トレンド転換のサインなので、ダイバージェンスが確認できたら逆張りでエントリーします。
![](https://assets.st-note.com/img/1733883536-pM5Df1QnEK9WtPqzGo67yxkC.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1733883538-EFWhGzK9y4Pm3RYtvXLQa2eO.png?width=1200)