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海外FX業者のNDD方式とは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説

海外のFX業者と国内FX業者を比較する中で、NDD方式という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

NDD方式とは、FXの約定の方式のこと。
最もオーソドックスで公平性の高い約定方式だと言われています。

海外FX業者のほとんどがこの、NDD方式を採用しています。
NDD方式は一般的にスプレッドが広いため、敬遠されがちです。
しかし、実はNDD方式を利用することは、損なことばかりではないんです。

この記事では、NDD方式について分かりやすく解説します。
また、NDD方式のスプレッドが広いと言われる理由やDD方式と比較した場合のメリット・デメリットもお伝えします。

しっかり納得した上でNDD方式のFX業者と取引できるようになりましょう。


NDD方式とは

まずはNDD方式について解説します。NDD方式の主な特徴は以下の通りです。

  1. 人間のディーラーによる介入なく注文を約定させる方式

  2. トレーダーにとって最も有利なレートで約定を行うことができる

  3. トレーダーが儲かるとFX会社も儲かる

  4. DD方式よりはスプレッドが広くなることが多い

  5. 海外のFX業者が一般的に採用している

続いては、NDD方式の特徴について詳しく解説していきます。

人間のディーラーによる介入なく注文を約定させる方式

NDD方式とは、ノン・ディーリングデスク(None Dealing Desk)の略称で、FXの約定の方式のこと。
NDD方式では、トレーダーがインターバンクから直接購入します。

「インターバンク」とは、すべてのFXに係る注文が集まる場所のこと。
登録しているFX業者が、お客様からの注文に対して間に入り自動的仲介を行うイメージです。

FX業者のディーラーが約定に介入することがないので、公平性が非常に高い約定方式だといえるでしょう。

トレーダーにとって最も有利なレートで約定を行うことができる

NDD方式はトレーダーにとって最も有利なレートで自動的に約定する仕組み。
ディーラーによる裁量の余地が全くなく、有利なレートで取引が可能なので平等にトレードができます。

複数の金融機関が提示するレートの中で、最も有利なレートで取引ができるということですね。

トレーダーが儲かるとFX会社も儲かる

NDD方式ではディーラーが介入する余地がありません。
そのため、NDD方式ではすべての注文をカバーします。
ディーラーの裁量で相場を操作したり、「この取引は約定させない」という事態は起こりません。

また、NDD方式では、トレーダーが勝っても負けてもFX業者は手数料によって儲けることができます。
よって、FX業者とトレーダーはWIN-WINの関係を構築できるのです。

FX業者が恣意的に約定やレートを操作しているのではないか?と疑問に感じる人も多いです。
しかし、そもそもNDD方式であればこのような心配は不要ということですね。

DD方式よりはスプレッドが広くなることが多い

透明性が高く公平なNDD方式ですが、もう1つの約定方式であるDD方式よりはスプレッド(手数料)が広くなることが一般的です。

NDD方式はFX業者の収益源をスプレッドに求めます。
ですので、スプレッド以外の部分を収益源としているDD方式のFX業者よりも、NDD方式の方がスプレッドは広くなる傾向があります。

海外のFX業者が一般的に採用している

日本のFX業者はほとんどがDD方式を採用しています。
そのため、NDD方式で取引をしたいのであれば、海外のFX業者と取引するのがよいでしょう。

海外のFX業者には為替ディーラーがおらず、トレーダーからの注文をそのままインターバンクに流してカバーをとっている業者がほとんど。
FXに精通している人はNDD方式を好みますが、その理由が「少々スプレッドが広くても透明性が高く確実に約定できる方がよい」というものです。

このようなNDD方式を好むのであれば、海外FX業者と取引した方がよいでしょう。

NDD方式には取引形態が2種類ある

NDD方式の取引形態には次の2種類があります。

  1. STP取引

  2. ECN取引

大きな違いは、大きな違いとしてはスプレッドの広さが挙げられます。
1つずつ説明をしていきます。

NDD方式のSTP取引とは

STP取引とは、Straight Through Processingの略称で、顧客からの注文が一度FX業者を経由してインターバンクに流れる形態のこと。
FX業者は通過するだけですので、約定のスピードが早く「DD方式」のように人間の手が介入することはありません。

ただしSTP取引では、FX業者を経由する時にスプレッドを上乗せされることがあります。
そのため、スプレッドはECN取引よりも広くなり、このスプレッドがFX業者の利益となっています。

海外FX業者には「スタンダード口座」という口座がありますが、スタンダード口座ではSTP取引が採用されています。

NDD方式のECN取引とは

ECN取引とは、Electric Communications Networkの略称です。
ECN取引ではトレーダーの注文が直接インターバンクに流されるので、約定力が最も高くなっています。

手数料に関しては取引ごとに発生する代わりにスプレッドは狭く設定されている事が多いです。
ECN取引においてはスプレッドはほぼゼロになる一方で、取引ごとに顧客から支払われる手数料がFX業者の利益となります。

海外FX業者の中には「スプレッドゼロ」と謳っている口座がいくつかあります。このような口座はECN取引によってスプレッドをゼロにしています。

NDD方式とDD方式の違い

FXの約定方式にはDD方式というもう一つの方式があります。

NDD方式との主な違いとしては以下の点が挙げられます。

  1. DD方式はディーラーが判断して約定が行われる

  2. 国内のFX業者が採用していることが多い

  3. 取引の透明性に疑惑を持たれることも

  4. NDD方式よりもスプレッドが狭くなることが一般的

NDD方式とDD方式の違いについて詳しく解説していきます。

DD方式はディーラーが判断して約定が行われる

先ほど、NDD方式は顧客の注文が直接インターバンクに届く方式だとお伝えしました。
一方、DD方式では顧客の注文を一度FX業者のディーラーが受けるという違いがあります。

DD方式はFX業者のディーラーが取引ごとに判断して約定が行われます。
顧客が注文を出すと、一度FX業者のディーラーが注文を受け付け、ディーラーがインターバンクに対して注文を発注します。

なお、DD方式では、ディーラーに注文が経由する際に「ディーラーに不利な取引は通さない」などの理由で、不公平な取引が行われている可能性が問題視されています。

ただ、日本に関しては、金融庁の指示で銀行が弁済を図れるよう提携しているので、ディーラーの負け分で倒産して口座が凍結されるリスクがありません。
利用者にリスクはほぼない方式と言えます。

国内のFX業者が採用していることが多い

日本国内のFX業者のほとんどがDD方式を採用しています。
その理由は、日本国内の業者が過酷なスプレッド競争に晒されているためです。
日本のFX業者のスプレッドはドル円で0.2〜0.3銭と、海外の業者と比較して狭いです。

このため、日本国内のFX業者は海外の業者のように、スプレッドを収益源にしにくいです。
その結果、日本国内の業者はDD方式によって利益の出ない非常に狭いスプレッドを提供しているのです。

取引の透明性に疑惑を持たれることも

先ほども少し触れましたが、DD方式は取引の透明性に疑問を持たれます。
DD方式では、FX業者の利益確保のために「FX業者にとって都合の悪い取引は約定させない」といったことが起きている可能性があります。

つまり、顧客が勝ち続けるとFX業者の収益が減るということですね。
稼ぎすぎたトレーダーのアカウントが凍結されるといった声もちらほら。
そういった点から、DD方式はFX上級者は避けるケースも多いようです。

NDD方式よりもスプレッドが狭くなることが一般的

DD方式は、NDD方式よりもスプレッドが狭くなることが一般的です。
実際に、DD方式を採用している日本のFX業者のスプレッドは世界的に見ればトップクラスに狭いです。

これは、過酷なスプレッド競争に晒されている日本特有の事情が原因ですが、そもそもスプレッドに利益を求めるNDD方式の方がどうしてもスプレッドが高くなりますよね。
「低いコスト売買したい」という人はDD方式がおすすめ。
「たくさん稼ぎたい」という方はNDD方式がおすすめと言えますね。

NDD方式のメリット

続いて、NDD方式のメリットを解説します。

  1. NDD方式の方が透明性は高い

  2. 約定拒否やスリッページなどは起こりにくい

  3. スキャルピングも許容されるケースが多い

NDD方式のメリットとデメリットを頭に入れた上でFX業者を選べるようになりましょう。

NDD方式の方が透明性は高い

NDD方式の方がDD方式よりも取引の透明性は高くなります。

前述したように、FX業者のディーラーが約定に介入するDD方式の方が「FX業者にとって都合が悪い取引は約定させない」「レートを操作する」などの不信感を持たずに取引ができます。

約定拒否やスリッページなどは起こりにくい

NDD方式は、インターバンクに直接注文流すので約定拒否やスリッページなどは起こり得ません。
ただし、DD方式では約定拒否などが起こる可能性は十分あります。

NDD方式の方が圧倒的に約定力が高く、安心して取引をすることができるのもメリットの一つです。

スキャルピングも許容されるケースが多い

NDD方式では、スキャルピングも許容されるケースが多くなっています。

スキャルピングとは、短期間で連続的に売買を行うトレードのこと。
高回転で取引を行うと、ディーラーのカバーが間に合わないために業者側が損失を被ってしまうことがあります。
そのため多くのDD方式の国内業者ではスキャルピングが禁止されています。

場合によっては、口座を凍結されてしまう可能性もあります。

ただし、NDD方式ではスキャルピングが許容されています。
スキャルピングを行うのであればNDD方式の口座保有は必須です。

NDD方式のデメリット

前述したように、NDD方式ではスプレッドが収益源となります。
そのため、スプレッドが広くなる傾向があります。

スキャルピングをせず「できる限り低いコストで取引したい」という場合には、DD方式で取引をした方が良いでしょう。

まとめ:NDD方式はスプレッドが広いが透明性は抜群

NDD方式とは、顧客の注文がダイレクトにインターバンクに流れる取引のこと。
NDD方式のメリットは、トレーダーとFX業者がWIN-WINの関係になるので、取引の透明性が高いということです。
さらに、約定拒否やスリッページがないので約定力が高いという特徴もあります。

しかし、スプレッドによる収益に依存しているため、DD方式よりはスプレッドは広くなってしまいます。
プロのトレーダーはNDD方式を採用している海外FX業者で取引を行なっていることが一般的です。
「ディーラーによる介入を避けたい」「スキャルピングをしたい」という人はNDD方式の口座を作成してはいかがでしょうか?

ちなみに、筆者がオススメしているFX会社「XM」と「BigBoss」はどちらもNDD方式を採用しています!

①XM(エックスエム)
レバレッジ:最大1,000倍
ボーナス:最大136万円
≫XMの公式サイトへ

②BigBoss(ビッグボス)
レバレッジ:最大2,222倍
ボーナス:最大200万円
≫BigBossの公式サイトへ

国内FXと比較するとスプレッドは多少広いですが、その分約定力の高さと透明性が保証されておりオススメです!

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