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ケルトナーチャネルとは?3種類のラインの見方やFXトレードで活用する方法を解説
ケルトナーチャネルとは、3種類のラインから形成されるテクニカル指標です。
移動平均線を挟む2本の上下ラインで構成されており、レンジ相場、トレンド相場どちらにも対応できます。
トレードスタイルによって手法を使い分けられるので、初心者から上級者まで、幅広いトレーダーに人気があります。
この記事では、ケルトナーチャネルのラインの見方やMT4/MT5での表示方法、具体的なトレード手法を解説します。
併せて、ケルトナーチャネル利用時の注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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ケルトナーチャネルとは
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ケルトナーチャネルとは、アメリカの投資家Chester W.Keltner氏によって提唱されたテクニカル指標です。
移動平均線を挟む2本の上下ラインで構成されています。
上下バンド内で推移する場面では、主に逆張り手法として使われることが一般的です。
一方で、バンドから突き抜けた場面では、トレンドが形成されたと判断します。
レンジ相場やトレンド相場など、どんな相場でも対応できることがケルトナーチャネルの大きなメリットです。
ケルトナーチャネルの計算式
ケルトナーチャネルについて、より理解を深めるには、計算式を理解する必要があります。
3種類のライン、それぞれの計算式は以下の通りです。
中間線(移動平均):
3本値(高値・安値・終値)で計算された20日間の移動平均値値幅平均値:
高値と安値の差の20日間移動平均値上バンド:
中間線(移動平均) + 値幅平均値下バンド:
中間線(移動平均) – 値幅平均値
ケルトナーチャネルの大きな特徴は、バンドの計算にATRを用いていることです。
ATR(Average True Range)とは、特定の期間におけるボラティリティを確認するためのインジケーターです。
ATRを用いることで、トレンドの把握が明確になります。
もう1つの特徴は、中間線にEMA(指数平滑移動平均線)を用いていることです。
EMAは通常の移動平均線(SMA)と比べて、直近の値動きを重視しているため、相場の変化をいち早く察知できるというメリットがあります。
ケルトナーチャネルの3種類のライン
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ケルトナーチャネルは、3種類のラインで成り立っているテクニカル指標です。
現在の価格とラインの位置関係から、今後の相場の予測を行います。
中央線
上バンド
下バンド
まずは、ケルトナーチャネルの3種類のラインについてしっかり理解しておきましょう。
中央線
中央線の実体はEMA(指数平滑移動平均線)です。
EMAの傾斜やローソク足との位置関係で、トレンドの方向性や強さが判断できます。
中央線が上向き:上昇傾向
中央線が下向き:下落傾向
中央線が横ばい:レンジ相場
期間は20日で使うことが一般的です。
前述した通り、EMAはSMA(単純移動平均線)と比べて直近の値動きを重視しています。
そのため、トレンドの転換をいち早く察知できるというメリットがあります。
しかしその反面、だましに遭う可能性も高いということも覚えておきましょう。
上バンド
上バンドは上昇トレンドを示すバンドです。
繰り返しですが、上バンドは以下のような計算式で成り立っています。
上バンド = 中間線(移動平均) + 値幅平均値(ATR)
上のバンドが上を向き始めたら、上昇トレンドの予兆です。
レンジ相場では上バンドが横ばいの動きをし、レジスタンスラインとしても機能します。
下バンド
下バンドは下降トレンドを示すバンドです。
もう一度、計算式をおさらいしておきましょう。
下バンド = 中間線(移動平均) – 値幅平均値(ATR)
上バンドとは逆に、下バンドが下を向き始めたら、下降トレンドになる可能性が高いです。
下バンドが横ばいの動きをしたら、サポートラインとしても機能します。
ケルトナーチャネルの見方・使い方
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ケルトナーチャネルは、3種類のラインから相場状況を把握するテクニカル指標です。
どんな相場でも活用できるのが、ケルトナーチャンスの大きな特徴です。
ここでは、ケルトナーチャネルの見方・使い方をご紹介します。
上バンドを上に抜けたら上昇トレンド
下バンドを下に抜けたら下降トレンド
上下バンドが横ばいならレンジ相場
以上、3つの基本的な見方・使い方について詳しく見ていきましょう。
上バンドを上に抜けたら上昇トレンド
上バンドを上に抜けたら、上昇トレンドと判断します。
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一般的にバンド内に価格が収まりますが、上バンドを上抜けするということは、それだけ上昇する力が強いということです。
ボラティリティが増加するタイミングでもあるので、FXで大きな利益を得られる可能性も十分あります。
下バンドも上向きになり、上バンドと下バンドがほとんど平行の状態で傾斜し始めたら、上昇トレンドの完成です。
上バンドを上抜けしたら「買い」注文のチャンスです。
下バンドを下に抜けたら下降トレンド
下バンドを下に抜けたら、下降トレンドと判断します。
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先ほどと逆に、下バンドを下抜けするということは、それだけ下落する力が強いということです。
上バンドも下向きで、上下のバンドがほとんど平行になったら、下降トレンドの完成です。
下バンドを下抜けしたら「売り」注文のチャンスです。
上下バンドが横ばいならレンジ相場
上下バンドが横ばいならレンジ相場と判断します。
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上下のバンドが横ばいということは、「買い」と「売り」が均衡している状態です。
レンジ相場では、バンド内で価格が収まることが多く、逆張りが有効です。
バンドの幅が狭くなればなるほど、ボラティリティの減少を意味しています。
そこから、どちらかの方向にブレイクした時は、大きく動く可能性が高いです。
ケルトナーチャネルをMT4/MT5で表示・設定する方法
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ここでは、ケルトナーチャネルをMT4/MT5で表示・設定する方法をご紹介します。
具体的な表示・設定方法の手順は下記の通りです。
ケルトナーチャネルをダウンロード
ケルトナーチャネルをMT4/MT5にインストール
インストールしたケルトナーチャネルをMT4/MT5に挿入
ケルトナーチャネルは、MT4/MT5にデフォルトで搭載されていません。
そのため、ケルトナーチャネルのインジケーターファイルを外部サイトからダウンロードする必要があります。
ダウンロード方法も併せて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ケルトナーチャネルをダウンロード
まずは、ケルトナーチャネルをダウンロードしていきます。
Google等のブラウザで「ケルトナーチャネル ダウンロード」などと検索すると、ケルトナーチャネルをダウンロードできるサイトが出てきます。
そこから、ケルトナーチャネルのインジケーターファイルをダウンロードしてください。
ここでは、「MT4・MT5インジケーター倉庫」にある「MTF_APZ」というインジケーターをダウンロードして使用していきます。
MT4に挿入するなら「.ex4」または「.mq4」、MT5に挿入するなら「.ex5」または「.mq5」というファイルというファイルを使用します。
なお、「zipファイル」など圧縮された状態でダウンロードされた場合は、解凍しておいてください。
ケルトナーチャネルをMT4/MT5にインストール
ケルトナーチャネルのダウンロードが完了したら、続いてMT4/MT5にインストールします。
まずは、MT4/MT5を起動してください。
1.「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」の順にクリック
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2.「MQL4」→「Indicators」フォルダにケルトナーチャネルのファイルを移動
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これで、ケルトナーチャネルのインストールが完了です。
インストールしたケルトナーチャネルを有効化するために、MT4/MT5を再起動してください。
インストールしたケルトナーチャネルをMT4/MT5に挿入
インストール後、MT4/MT5を再起動したら、実際にMT4/MT5チャートにケルトナーチャネルを表示していきましょう。
1.ツールバーから「挿入」タブをクリック
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2.「インジケーター」→「カスタム」から「MTF_APZ(ダウンロードしたインジケーター名)」を選択して挿入
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インジケーターの設定画面が表示されるので、「OK」をクリックすれば、ケルトナーチャネルの表示が完了です。
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ケルトナーチャネルを用いたトレード手法
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ここからは、ケルトナーチャネルを用いたFXトレード手法をご紹介します。
ケルトナーチャネルはボリンジャーバンドと形が似ているインジケーターですが、使い方もほとんど同じです。
為替相場には「レンジ相場」と「トレンド相場」があります。
一般的には相場に応じてインジケーターを使い分けますが、ケルトナーチャネルはどちらの相場にも対応できることが大きな魅力です。
レンジ相場での逆張り手法
トレンド相場での順張り手法
それぞれの手法を理解して、どんな相場にも対応していきましょう。
レンジ相場での逆張り手法
レンジ相場では、逆張り手法が有効です。
レンジ相場では、上バンドと下バンドの内側で価格が推移します。
この考えを利用し、バンドを抵抗線とした逆張りがおすすめです。
具体的には、上バンドにタッチした時に「売り」、下バンドにタッチした時に「買い」というトレード戦略です。
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これは、価格のほとんどがバンド内に収まるはずであり、バンドを大きく突き抜けるということは「異常な価格」であるため、いずれ中心線に戻るという考えです。
レンジ相場での戦略なので、1回のトレードで大きな利益は狙えません。
しかし、1日で何回もチャンスが来るので、小さな利益を積み重ねていくことで、最終的に大きな利益に繋がります。
特に、上下バンドの幅が縮小している局面においては、低リスクで取引できることがメリットです。
トレンド相場での順張り手法
トレンド相場では、トレンドフォローの順張りが有効です。
ケルトナーチャネルでは、上下のバンドをブレイクした時にトレンドの発生と判断します。
この考えを利用し、価格が大きく変動したときに、ブレイクした方向にポジションを取る順張りがおすすめです。
具体的には、バンド幅が拡大して、上バンドを上抜けしたら「買い」、下バンドを下抜けしたら「売り」というトレード戦略です。
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トレンド相場は、相場全体の3割程度しか発生しないと言われているため、この順張り手法は、1日に何回もチャンスがあるわけではありません。
しかし、トレンド発生の初動を狙えるので、少ないチャンスをものにすれば、1回の取引チャンスで大きな利益が狙える使い方でもあります。
レンジ相場では、逆張りで小さな利益を積み重ねて、トレンドが発生したら、順張りで大きな利益を狙うという使い分けができれば、どんな相場でも利益が出せます。
ケルトナーチャネル利用時の注意点
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ここでは、ケルトナーチャネル利用時の注意点をご紹介します。
主な注意点は以下の2つです。
バンドブレイクはなかなか発生しない
ダマシの可能性がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
バンドブレイクはなかなか発生しない
ケルトナーチャネルは、バンド内の逆張り、バンドブレイクでの順張りという使い方が一般的です。
そのうち、バンドブレイクはなかなか発生しないので、取引チャンスは多くありません。
順張り手法だけに絞ると、「数時間分析していたのに1回も取引できなかった」なんてこともあります。
そもそもトレンド相場は全体の2〜3割しかないので、兼業トレーダーの方はトレンド相場に巡り会えること自体多くないでしょう。
せっかくケルトナーチャネルを利用するなら、バンドブレイクの順張りだけに絞らず、逆張りにも挑戦してみることをおすすめします。
ダマシの可能性がある
ケルトナーチャネルを使うと必ず勝てるというわけではありません。
相場によっては、売買シグナルとは逆に動くダマシの可能性があります。
バンドブレイクがなかなか発生しないので、ケルトナーチャネルの期間を短くすることでチャンスを増やそうとする人がいます。
確かに、期間を短くすればするほど、チャンスは増えますが、その分ダマシの可能性も高いです。
そのため、期間は一般的に使われている20を使い、RSIなどのオシレーター系のテクニカル指標を併用することが大切です。
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