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フィボナッチファンとは?引き方や使い方、MT4/MT5での設定方法を解説

フィボナッチファンはフィボナッチ数列を利用し、トレンドの目標値を導き出す指標です。
トレンド相場での押し目買い・戻り売りの分析に役立ちます。

MT4/MT5にも標準で搭載されている指標なので、見たことのある人も多いでしょう。
しかし、名前だけは聞いたことがあっても、具体的な見方や使い方を知らずに敬遠している人もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、フィボナッチファンの引き方や使い方、MT4/MT5での設定方法、具体的なトレード手法をご紹介します。
本記事を読み、フィボナッチファンへの理解を深めて、トレンド相場を攻略していきましょう。


フィボナッチファンとは

フィボナッチファンとは、フィボナッチ数列を利用してトレンドの目標値を導き出す指標です。

トレンド相場は一方向に動き続けるのではなく、途中で何回も小刻みな戻りを繰り返して、N字のような形を作ります。
トレンドの起点と終点を基準に、横軸の「価格」と縦軸の「時間帯」を加味して斜めのラインが引かれます。

フィボナッチファンを使うことで、押し目買いや戻り売りのタイミングを分析しやすくなるのが特徴です。
基本的に「31.8%」「50.0%」「61.8%」の3本線によって構成され、その線まで価格が戻ってきた時が反発しやすい傾向にあります。

フィボナッチリトレースメントとの違い

フィボナッチを用いた分析方法はいくつかありますが、その中でも有名なのが「フィボナッチリトレースメント」です。

リトレースメントとは、日本語で「戻り」や「引き返し」を意味します。

フィボナッチファンでは、フィボナッチ数列をもとに斜めのトレンドラインが引かれますが、フィボナッチリトレースメントは水平ラインが引かれます。

フィボナッチファンでは横軸の「価格」と縦軸の「時間帯」を加味してラインが引かれますが、フィボナッチリトレースメントでは横軸の「価格」のみでラインが引かれるのです。
フィボナッチリトレースメントを利用すれば、トレンドがどのあたりで反発しやすいのかが分析しやすくなります。

フィボナッチファンの見方と使い方

ここでは、実際にフィボナッチファンの見方と使い方をご紹介します。

  1. トレンドの押し目・戻り目を探す

  2. トレンドの勢いを見る

  3. 利確のポイントとして使う

1つずつ詳しく見ていきましょう。

トレンドの押し目・戻り目を探す

フィボナッチファンは、トレンド分析に役立つ指標で、特に押し目・戻り目を探すのに適しています。

押し目・戻り目を探すため、トレンドの初動を狙うことはできません。
ただ、トレンドの発生を確認してから順張りを行うので、トレンドの初動を狙うより高確率で利益を出せるのがフィボナッチファンのメリットです。

例えば、下記のチャートでは、50.0%のラインで押し目をつけて上昇トレンドが継続していることがわかります。

このように、フィボナッチファンは、トレンドが休憩するタイミングを見計らってエントリーするのに役立ちます。
なお、ラインにタッチしたタイミングですぐにエントリーするのではなく、しっかり反発を確認してからエントリーすることが大切です。

トレンドの勢いを見る

フィボナッチファンを見れば、トレンドの強さ・勢いを確認できます。

どこのラインで押し目・戻り目を作ったかが大切です。
デフォルトでは「38.2%」「50.0%」「61.5%」のフィボナッチ数列が引かれますが、38.2%ラインで反発した場合、押し目は小さくトレンドが強いと判断できます。

逆に、61.8%のラインで反発した場合は、トレンドの勢いが弱く、その後もトレンドが継続できるか注意深く確認する必要があります。
どこで押し目・戻り目を付けたかを見て、トレンドの強さを計るのに役立てましょう。

利確のポイントとして使う

フィボナッチファンはエントリーのポイントとして使うことが多い指標ですが、利確のポイントとして使うこともできます。

例えば、トレンドの初動でエントリーをしたとします。
その後、フィボナッチファンの38.2%ラインまで戻ってきたら利確するという手法です。

フィボナッチファンは、多くの投資家が意識するラインでもあるため、反発して再びトレンドを形成する可能性もありますが、逆に価格が戻ってくる可能性もあります。
せっかくの利益を確定させるためにも、フィボナッチファンで利確するという戦略を頭に入れておきましょう。

フィボナッチファンのMT4/MT5での引き方・設定方法

ここでは、フィボナッチファンのMT4/MT5での引き方・設定方法をご紹介します。

  1. 挿入タブからフィボナッチファンを選択

  2. トレンドの起点を定義する

  3. トレンドの終点を指定する

順を追って詳しく見ていきましょう。

挿入タブからフィボナッチファンを選択

まずは、チャートのメニューから「挿入」→「フィボナッチ」→「ファン」をクリックします。

トレンドの起点を定義する

続いて、トレンドの起点を定義します。

上昇トレンドの場合は「安値」、下降トレンドの場合は「高値」がトレンドの起点です。

トレンドの終点を指定する

最後に、トレンドの終点を指定します。
トレンドの始点をクリックしたまま、トレンドの終点を決めてクリックしてください。

これで、フィボナッチファンの設定が完了です。

フィボナッチファンの変更方法

フィボナッチファンの数列は、デフォルトで「38.2%」「50.0%」「61.8%」となっていますが、自由に変更することができます。

チャートに引いてあるフィボナッチファン上で「右クリック」→「Fibo Fanプロパティ」の順にクリックしてください。
フィボナッチファンの設定画面が表示されるので、「フィボナッチ・レベル」タブをクリックします。

「追加」をクリックするか、現在表示されている数字を変更すれば、お好きなフィボナッチ数列を追加できます。
なお、もし削除したい数値があれば「削除」をクリックしてください。

最後に「OK」をクリックすれば、フィボナッチ数列の変更が完了です。

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フィボナッチファンを利用する際の注意点

ここでは、フィボナッチファンを利用する際の注意点をご紹介します。

  1. 必ずラインで反応するわけではない

  2. フィボナッチファンだけを根拠にしない

フィボナッチファンの弱点を理解し、分析精度を上げていきましょう。

必ずラインで反応するわけではない

フィボナッチファンは、多くの人が意識する指標ですが、必ずラインで反応するわけではありません。
上昇トレンドの押し目として38.2%のラインに到達しても、勢いよくラインを突き抜ける可能性もあります。

特に、1分足や5分足などの短期足では、だましに遭いやすいので、複数の時間足で意識されていないかを確認しましょう。
前述したとおり、ラインでしっかり反発したことを確認してからエントリーするようにすれば、だましに遭う確率を下げられます。

フィボナッチファンだけを根拠にしない

フィボナッチファンは便利な指標ですが、あくまでも根拠の1つに過ぎません。
テクニカル分析は、根拠が重なるほど優位性が増します。

RSIやボリンジャーバンド、MACDなど、様々な分析方法を組み合わせることが大切です。
具体的に組み合わせる方法は次の章で解説しますので、参考にしてください。

フィボナッチファンを用いたトレード手法

フィボナッチファンの引き方や使い方が理解できたところで、ここからは、フィボナッチファンを用いたトレード手法をご紹介します。

  1. フィボナッチファン単体のエントリー手法

  2. フィボナッチファンを使った難平(ナンピン)方法

  3. ボリンジャーバンドを組み合わせた手法

1つずつ詳しく見ていきましょう。

フィボナッチファン単体のエントリー手法

まずは、フィボナッチファン単体のエントリー手法をご紹介します。
トレンドの押し目で「買いエントリー」、トレンドの戻り目で「売りエントリー」をするのが前提です。

上昇トレンドを形成したら、フィボナッチファンを引きます。
価格が一時的に戻り、フィボナッチファンの「50.0%」ラインに到達し、反発が確認できたら「買いエントリー」を行いましょう。

下降トレンドを形成したら、再びフィボナッチファンを引きます。
価格が一時的に戻り、フィボナッチファンの「50%」ラインに到達し、反発が確認できたら「売りエントリー」を行いましょう。

フィボナッチファンを使った難平(ナンピン)方法

フィボナッチファンを使ってFXトレードを行うときに、最も悩むこととして「どのラインで反発するか」です。
フィボナッチファン「50.0%」のラインで取引するのが一般的ですが、38.2%のラインで反発することもあれば、61.8%のラインで反発することもあります。

そんな時は、難平(ナンピン)を行い、エントリータイミングを分割しましょう。

フィボナッチファンでトレードを行う際は、難平(ナンピン)をすること前提で、通常の1/3のロット数でエントリーするのがおすすめです。
例えば、通常1ロットで取引している場合、38.2%ラインで0.33ロット、50.0%ラインで0.33ロット、61.8%ラインで0.33ロットの取引をします。

そうすれば、仮に難平をして3ポジション分エントリーをしたとしても、損失を最小限に抑えることができます。

ボリンジャーバンドを組み合わせたトレード手法

前述したとおり、トレードの根拠を強めるためには他のインジケーターと組み合わせることが大切です。
まずは、トレンド相場でフィボナッチファンを引き、ボリンジャーバンドを表示してください。

フィボナッチファンの「50.0%」のラインに到達し、ボリンジャーバンドの「-2σ」に到達したときに買いエントリーを行います。

一方、売りエントリーはフィボナッチファンが「50.0%」のラインに到達、ボリンジャーバンドの「+2σ」に到達したときです。

フィボナッチファンはトレンド分析に役立つ指標で、ボリンジャーバンドもトレンド系のインジケーターなので相性が抜群です。

フィボナッチファン単体での分析に慣れてきたら、ボリンジャーバンドを追加してみましょう。

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