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GMMA(複合型移動平均線)とは?使い方やトレード手法、MT4/MT5用の無料インジケーターの設定方法
FXのGMMA(複合型移動平均線)とは、トレンドを分析するためのテクニカル指標です。
短い期間のEMA6本が短期グループ、長い期間のEMA6本が長期グループ、計12本のEMAで構成されています。
MT4/MT5に最初から搭載されている指標ではないですが、それでもFXトレーダーに人気があるテクニカル指標です。
トレンドの方向性や強弱、転換点を簡単に把握できるため、FX初心者でも扱いやすいテクニカル指標と言えます。
この記事では、GMMAの見方や使い方、無料インジケーターのダウンロード方法、MT4/MT5チャートの設定方法、トレード手法までわかりやすく解説します。
GMMAとは
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GMMAとは、指数平滑移動平均線(EMA)を12本同時に表示するトレンド系のテクニカル指標です。
期間が異なるEMAをたくさん表示することで、トレンドの方向性・強さなどさまざまな情報が判断しやすくなります。
12本のEMAで構成されるGMMAですが、各6本ずつ、短期グループと長期グループに分けられます。
短期グループの期間は、「3日、5日、8日、10日、12日、15日」です。
主に「短期間におけるトレンド方向」を分析するために使用します。
長期グループの期間は、「30日、35日、40日、45日、50日、60日」です。
主に「長期間におけるトレンド方向」を分析するために使用します。
GMMAの期間に特に決まりはありませんが、開発者が上記の期間を推奨しているため、そのままで問題ないでしょう。
GMMAの見方・使い方
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GMMAは、基本的に長期束(長期グループ)と短期束(短期グループ)それぞれの向きや位置関係でトレンドを判断します。
GMMAでは12本のEMAを使うので、最初は使い方が難しいと感じるかもしれません。
しかし、慣れてきたら見るべきポイントが明確になり、トレンドの把握が簡単になります。
ここでは、GMMAの基本的な見方・使い方をご紹介します。
長期束の位置と向きでトレンドの方向性を判断
束の幅や間隔によってトレンドの強弱を判断
2つの束が捻れたらトレンド転換
以上、3つの基本的な見方・使い方について詳しく見ていきましょう。
長期束の位置と向きでトレンドの方向性を判断
単純に長期束が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドと判断します。
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トレンドの方向性を判断するだけなら、短期束を使う必要はありません。
逆に、短期束だけを見るとだましの可能性が高くなるので、トレンドの方向性は、長期束を見るようにしましょう。
さらに細かく分析するなら、長期束と短期束との位置関係を見るとよりわかりやすいです。
長期束が短期束よりも下に位置して上向き:
上昇トレンド長期束が短期束よりも上に位置して下向き:
下降トレンド長期束と短期束がどちらも横ばい:
レンジ相場
束の幅や間隔によってトレンドの強弱を判断
GMMAは、束の幅や間隔を見ることで、トレンドの強弱を判断できます。
まずは下記のチャートをご覧ください。
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線と線の間隔が広いほど強いトレンド、逆に、線と線の間隔が狭いほど弱いトレンドということがわかります。
束の間隔(幅)が広い:
トレンドが強い束の間隔(幅)が狭い:
トレンドが弱い
これは長期束、短期束、どちらでも使えますが、長期束の方が信頼性は高いです。
また、長期束、短期束の感覚でもトレンドの強さを分析できます。
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長期束と短期束の間隔(幅)が広い:
トレンドが強い長期束と短期束の間隔(幅)が狭い:
トレンドが弱い
このように、GMMAでは束の間隔(幅)を見るだけで、簡単にトレンドの強弱が判断できるのです。
2つの束が捻れたらトレンド転換
2本の移動平均線がクロスをしたとき、トレンド転換として使われます。
GMMAでも短期束と長期束のクロスはトレンド転換となりますが、移動平均線のクロスとは少し違います。
GMMAのクロスは、まず短期束が捻れて両者がクロスし、その後長期束が捻れます。
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短期束のゴールデンクロス(デッドクロス)
短期束と長期束のゴールデンクロス(デッドクロス)
長期束のゴールデンクロス(デッドクロス)
このような順番でクロスをしたら、トレンド転換のサインです。
つまり、短期束が捻れて長期束に近づいてきたら、トレンド転換が近いと判断できます。
GMMAの捻れは、移動平均線のクロスよりも出現回数は少ないですが、その分信頼性は高いです。
トレンド転換を見極めるのに、GMMAの捻れはかなり有効的です。
GMMAの表示におすすめの取引ソフトはMT4 / MT5
GMMAをデフォルトで搭載しているFX会社は多くありませんが、MT4またはMT5を採用しているFX会社であれば、簡単にGMMAが導入できます。
MT4・MT5は世界中の名だたるFX会社が採用している取引プラットフォームです。
導入したGMMAの移動平均線の種類を切り替えたり、色を変えたりと、柔軟にカスタマイズできるのがメタトレーダーでGMMAを使う最大のメリットです!
筆者はイチオシのFX会社「BigBoss」もMT4・MT5を採用しています!
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GMMAをMT4/MT5に表示する無料インジケーターと設定方法
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それでは実際に、GMMAをMT4/MT5に表示・設定する方法をご紹介します。
具体的な表示・設定方法の手順は下記の通りです。
GMMAをダウンロード
GMMAをインストール
インストールしたGMMAをMT4/MT5に挿入
GMMAは、MT4/MT5にデフォルトで搭載されていません。
そのため、GMMAのインジケーターファイルを外部からダウンロードする必要があります。
ダウンロード方法も併せて解説していきます。
GMMAを無料ダウンロード
まずは、GMMAをダウンロードしていきます。
Googleなどで、「GMMA ダウンロード」などと検索すると、GMMAをダウンロードできるサイトがたくさん見つかります。
そこから、GMMAをダウンロードしてください。
MT4に挿入するなら「.ex4」または「.mq4」、MT5に挿入するなら「.ex5」または「.mq5」というファイルです。
なお、「zipファイル」など圧縮された状態でダウンロードされた場合は、解凍しておきます。
GMMAをインストール
GMMAのダウンロードが完了したら、続いてMT4/MT5にインストールします。
まずは、MT4/MT5を起動してください。
今回は、MT4での挿入方法をご紹介しますが、MT5での挿入方法も基本的に同じです。
1.「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」の順にクリック
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2.「MQL4」→「Indicators」フォルダにGMMAファイルを移動」
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これで、GMMAのインストールが完了です。
インストールしたGMMAを有効化するために、MT4/MT5を再起動してください。
インストールしたGMMAをMT4/MT5に挿入
インストールが完了したら、実際にMT4/MT5チャートにGMMAを表示していきます。
1.ツールバーから「挿入」タブをクリック
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2.「インジケーター」→「カスタム」から「GMMA」を選択して挿入
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インジケーターの設定画面が表示されるので、「OK」をクリックすれば、GMMAの表示が完了です。
GMMAを使ったFXトレード手法(エントリーポイント)
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ここでは、GMMAを使ったFXトレード手法をご紹介します。
GMMAはトレンドで力を発揮するテクニカル指標なので、基本的にトレンド相場を狙っていきます。
短期束が長期束を上に抜けたら買いエントリー
短期束が長期束を下に抜けたら売りエントリー
押し目買い・戻り売りを狙ったトレード
それでは、トレード手法を詳しく見ていきましょう。
短期束が長期束を上に抜けたら買いエントリー
GMMAは移動平均線の集合体なので、上昇トレンド時のゴールデンクロスは有効です。
具体的には、短期束が長期束を下から上に抜けた(ゴールデンクロスの)タイミングで、買い注文をします。
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きれいな上昇トレンドを形成すれば、大きな利益を得るチャンスです。
トレンド形成後、短期束と長期束がタッチしたタイミングで、利確・損切り注文をします。
短期束が長期束を下に抜けたら売りエントリー
上昇トレンドではゴールデンクロスでしたが、下降トレンドではデッドクロスを狙います。
具体的には、短期束が長期束を上から下に抜けた(デッドクロスの)タイミングで、売り注文をします。
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上記画像のような、きれいな下降トレンドを形成すれば、大きな利益を得るチャンスです。
ゴールデンクロス同様、短期束と長期束がタッチしたタイミングで利確・損切り注文をします。
押し目買い・戻り売りを狙ったトレード
短期束が長期束に近づき、跳ね返されたら、まだトレンドが継続と判断します。
そのタイミングを狙い、押し目買い、戻り売りを狙っていきます。
上昇トレンド時に、長期束付近で上に跳ね返されたら押し目買いのチャンスです。
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一方、下降トレンド時に、長期束付近で下に跳ね返されたら戻り売りのチャンスです。
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タイミングとしてもかなりわかりやすいので、初心者でも簡単に再現できます。
跳ね返されず、短期束が長期束を上下に抜けたら、トレンド終了のサインなので、速やかに損切りしましょう。
GMMA利用時の注意点
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GMMAはトレンドの強さや転換点を見極めるのに便利なテクニカル指標です。
しかし、GMMAを利用する際の注意点もあります。
レンジ相場では使いにくい
だましが発生する場合がある
他のテクニカル指標と組み合わせて利用する
1つずつ詳しく見ていきましょう。
レンジ相場では使いにくい
GMMAは、トレンドの強弱や転換の分析に役立つテクニカル指標ですが、レンジ相場では力を発揮できません。
なぜなら、レンジ相場ではGMMAの束が収束して、線が重なってしまい相場の状況判断が難しいからです。
GMMAは、束の間隔や位置関係で分析をしますが、線が重なっているとどちらに動くのか予測できません。
わざわざ、力を発揮できない相場でGMMAを使うメリットはないので、レンジ相場では別のテクニカル指標を利用しましょう。
だましが発生する場合がある
GMMAで分析しても、売買シグナル通りに動かない「だまし」が発生する場合があります。
特に、GMMAで利用しているEMAは直近の値動きを重視しているため、SMA(単純移動平均線)よりもだましが多いです。
だましの発生に気付かず、トレードを継続していると、大損に繋がってしまいます。
テクニカル分析には、100%勝てるというような必勝法はありません。
どれだけ鉄板パターンが出現しても、だましが発生する可能性があるということを認識しておきましょう。
他のテクニカル指標と組み合わせて利用する(一目均衡表など)
繰り返しになりますが、GMMAだけを利用すると、だましが発生する可能性があります。
GMMAは、移動平均線を1本で利用するよりはだましを回避できるでしょう。
しかし、あくまで同じテクニカル指標の期間を変更しただけなので、回避するにも限界があります。
そのため、ボリンジャーバンドやMACD、一目均衡表など、他のテクニカル指標と組み合わせて利用するのがおすすめです。
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