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ZigZagとは?見方や使い方・MT4/MT5での設定方法、トレード手法を解説

ZigZagとは一定期間のローソク足の高値と安値を線で繋いだインジケーターです。
ZigZagを使用することでトレンドの把握がしやすく、エリオット波動が視覚化できるので、相場分析の効率が高まります。

しかし、ZigZagはRSIやストキャスティクスのように数値化されたインジケーターではないので、具体的にどのように使えば良いかわからない方も多いでしょう。

この記事ではZigZagの見方や使い方、MT4/MT5での設定方法、トレード手法をご紹介します。
この記事を最後まで読めば、ZigZagの基本的な使い方から応用まで、幅広い知識がつき、トレードの幅が広がりますよ。


ZigZagとは

ZizZagとは、一定期間のローソク足の高値と安値をラインで繋いだテクニカル指標です。
形は名前の通り「ジグザグ」しています。

チャートにZigZagを表示することで、上昇と下降の波が視覚的にわかりやすくなります。
相場の波がわかるということは、直近の高値や安値、押し安値・戻り高値なども簡単に分析することができるのです。

また、チャートだけを見て高値と安値の判断を行うと、毎回基準が異なり、統一性のない分析になってしまいます。
一方で、ZigZagを利用することで、高値と安値の基準が明確なので、統一性のある相場分析ができます。

具体的なトレード手法に使わない場合でも、相場の環境認識としてZigZagをチャート上に表示しておくのは、かなりおすすめです。

ZigZagの計算方法

FXで使うインジケーターについては、どんな計算式で成り立っているのかを知っておくことが大切です。
ZigZagの計算式はやや複雑に作られています。

ZigZagはローソク足の高値と安値を線で結びますが、「何を基準に高値とするのか」ということに対して一定のルールがあります。

ZigZagの頂点は、以下の3つの基準を満たした場合のみ決定するのです。

  • Depth:
    一定以上の値幅を更新している

  • Backstep:
    一定上の期間を超えている

  • Deviation:
    折り返した値幅が1つ前の頂点から頂点の値幅を一定割合以上更新している

安値は高値と反対の条件を満たしたときに決定されます。
このようにただ単に高値と安値を結んでいるわけではなく、山と谷がしっかり見えるように工夫されているのです。

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ZigZagの見方と使い方

ZigZagの計算式が理解できたところで、具体的にZigZagの見方と使い方をご紹介します。
ZigZagは色々な使い方ができるインジケーターですが、基本的にはトレンド相場を詳細に分析するのに使用します。

逆にレンジ相場においては使用用途がほとんどないので、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系指標を使うのがおすすめです。

ZigZagでは主に以下のような使い方をします。

  1. トレンドの判断をする

  2. エリオット波動のどこに位置しているかを判断する

それぞれ順番に見ていきましょう。

トレンドの判断をする

ローソク足の高値と安値を結ぶZigZagではトレンドの判断が簡単です。
トレンド分析の基本となる「ダウ理論」では、トレンドを以下のように定義しています。

  • 高値と安値がどちらも切り上げていることを上昇トレンド

  • 高値と安値がどちらも切り下げていることを下降トレンド

例えばZigZagの高値と安値が切り上がっている場合、すぐに上昇トレンドと判断できます。

一方で、ZigZagの高値と安値がどちらも切り下がっている場合は、下降トレンドが発生していると判断できます。

為替相場には「トレンド相場」と「レンジ相場」がありますが、FXトレーダーなら大きな値幅が期待できるトレンド相場でトレードしたいと思うはずです。
ZigZagを使えば、トレンドの発生や強弱が一目で簡単に判断できるので、FXトレーダーにおすすめのテクニカル指標と言えます。

エリオット波動のどこに位置しているかを判断する

ZigZagとエリオット波動はかなり相性が良いです。

そもそもエリオット波動とは、アメリカの経済哲学者であるラルフ・ネルソン・エリオット氏が提唱した市場の波形理論です。
相場には必ず一定のサイクル(周期)があり、推進5波・修正3波で波形が構成されるという考え方を指します。

ZigZagは波動にラインを引いてくれるので、エリオット波動のカウントがしやすいです。
自分の裁量でカウントすると、どうしても都合が良い方にカウントしてしまったり、統一性のないカウントになってしまったりするでしょう。

しかし、ZigZagを使えばライン通りにカウントするだけなので、使い勝手が良いです。

ZigZagをMT4/MT5で表示・設定する方法

それでは、実際にMT4/MT5でZigZagの表示・設定方法をご紹介します。
ZigZagはMT4/MT5にデフォルトで搭載されているインジケーターなので、外部からダウンロードする必要がありません。

具体的な表示・設定方法の手順は下記の通りです。

  1. MT4/MT5を起動して挿入タブをクリック

  2. カスタムのインジケーターから「ZigZag」を選択

  3. ZigZagの設定値

順を追って詳しく解説します。

MT4/MT5を起動して挿入タブをクリック

まずはMT4/MT5を起動し、ツールバーから挿入タブをクリックします。

カスタムのインジケーターから「ZigZag」を選択

次に「インジケーター」→「カスタム」→「ZigZag」の順にクリックします。
基本的に「カスタム」の一番下に「ZigZag」があります。

インジケーターの設定画面が表示されるので「OK」をクリックすれば、ZigZagの表示が完了です。

ZigZagの設定値

上記までの手順で進めていけば、ZigZagの表示が完了します。
パラメーターを変更すれば、別の角度からZigZagの分析をすることができます。

インジケーターの設定画面から「パラメーターの入力」タブをクリックして期間が変更可能です。
ZigZagで変更できるパラメーターは以下の3つです。

  • Depth:
    ZigZagが示す山(高値)と谷(安値)の最小期間

  • Deviation:
    山(高値)と谷(安値)の転換率

  • Backstep:
    反転する判断に必要な期間

初期設定では「Depth:12」「Deviation:5」「Backstep:3」となっています。
それぞれの数値を小さくすると、だましに遭う可能性が高いので注意が必要です。

調整するのも大変なので、基本的には初期設定のままで利用することをおすすめします。

ZigZagを用いたトレード手法

ここでは、ZigZagを用いたトレード手法をご紹介します。

  1. ZigZagの高値を上にブレイクしたら買いエントリー

  2. ZigZagの安値を下にブレイクしたら売りエントリー

  3. 他のテクニカル指標と組み合わせる

ZigZagはトレンドを把握する指標なので、トレンド相場の順張りで使われることが多いです。
それでは、具体的なトレード手法を詳しく見ていきましょう。

ZigZagの高値を上にブレイクしたら買いエントリー

まずは上昇トレンド時の買いエントリー方法をご紹介します。
買いエントリーはZigZagの高値を上にブレイクしたときです。

ZigZagの高値を上にブレイクするということは上昇する力が強く、さらに高値が更新する可能性が高いと言えます。

ZigZagの傾きが大きければトレンドが強いと判断できるので、短時間で大きな利益が期待できます。
一方で、傾きが緩やかならトレンドがあまり強くないので、決済まである程度の時間がかかると判断できるのです。

なお、買いエントリー時の損切りラインは、直近安値に到達したときです。

ZigZagの安値を下にブレイクしたら売りエントリー

続いて、下降トレンド時の売りエントリー方法をご紹介します。
売りエントリーはZigZagの安値を下にブレイクしたタイミングです

ZigZagの安値を下にブレイクするときは下降する力が強く、今後も下降トレンドが継続する可能性が高いです。

また、ZigZagの傾きによってトレンドを判断することができます。
ZigZagの傾きが急ならばトレンドが強いので大きな値幅を稼げる可能性が高く、逆に、傾きが緩やかならトレンドが弱いのであまり大きな値幅を稼げません。
トレンドの強さを見ながら決済タイミングを見極めることが大切です。

なお、売りエントリー時の損切りラインは、直近高値に到達したときです。

他のテクニカル指標と組み合わせる

ZigZagのブレイクアウト手法が一般的ですが、他のテクニカル指標と組み合わせることでさらに根拠を強めることができます。

最もおすすめのテクニカル指標がエリオット波動です。
前述した通り、ZigZagとエリオット波動はどちらもトレンドを分析する指標で、かなり相性が良いです。

エリオット波動では、上昇3波が最も強いトレンドと言われています。
この考え方を利用すると、上昇1波の高値をブレイクしたタイミングでの買いエントリーが最も有効的と判断できるのです。

トレンドを攻略したい方には、ZigZagとエリオット波動の組み合わせを試してみることをおすすめします。

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