FXの十字線の意味とは?基本的なローソク足パターンの種類やトレード手法を解説
ローソク足パターンの1つである十字線。
トレンド転換のサインとして多くの投資家が注目しているパターンです。
チャートを形成しているローソク足の形は投資家の心理を表していると言われています。
例えば、十字線について理解することで相場の転換点を予測しやすくなるります。
そこで、この記事では、ローソク足の種類の1つである「十字線とは?」について解説します。
十字線の種類やトレード手法についても触れていきますのでぜひ参考にしてください。
十字線とは
十字線とは、ローソク足のパターンの1つで、始値と終値が等しい、または、非常に近いレートであるため、十字の形に見えるローソク足を指します。
十字線は、買い手と売り手双方のバイアスが弱まり、中立的な状況になったことを示すシグナルです。
実体はほとんどありませんが、上ひげと下ひげの長さが同じの十字線、下ひげが長い十字線、上ひげが長い十字線など、ひげの長さを参考にして相場の方向性を見極めていきます。
十字線を意識する必要性とは
十字線はトレンド相場の終わりによく出現します。
この時の投資家の心理としては、「迷い」です。
上昇トレンドでの十字線は、買いが強い中、売り圧力も強くなっているサインになります。
一方、下降トレンドでの十字線は、売りが強い中、買い圧力も強くなっているというサインです。
トレンド中の十字線に注目することで、トレンドの終わりやトレンドの転換点を予測しやすくなります。
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十字線の種類
十字線と言ってもさまざまなローソク足の形があります。
主な十字線の種類は以下の3つです。
足長クロス
トンボ
トウバ
それぞれのローソク足の形を理解しておきましょう。
足長クロス
足長クロスとは、十字線の上下のヒゲが長くなった形で、激しいと買いと売りの末に、最終的に始値と終値が一致した形です。
始値と終値が同じであるとはいえ、上ヒゲと下ヒゲ、それぞれが長いので、出来高がかなり豊富で、相場の方向性に迷っているときによく出現します。
買いと売りが均衡しているため、次のローソク足に動いた方向に転換していくことが多いため、次のローソク足を注目しましょう。
トンボ
トンボとは、始値と終値が同じ価格で実体部分がほとんどなく、下ひげが長い状態のローソク足を指します。
始値から大きく下落したものの、終値は始値の価格まで戻したことを表し、底値で出現した場合は、今後上昇に転じるシグナルです。
トウバ
トウバとは、始値と終値が同じ価格で実体部分がほとんどなく、上ひげが長い状態のローソク足を指します。
始値から大きく上昇したものの、終値は始値の価格まで戻したことを表し、高値圏で出現した場合は、今後、下落に転じるシグナルです。
十字線を使ったトレード手法
ここでは、十字線を使ったトレード手法を解説します。
十字線はトレンド終了のシグナル
トレンド後の十字線出現から逆張りトレード
利確のタイミングとしても十字線を使用
十字線は、エントリー方法としてはもちろん、決済のタイミングとしても使用されています。
十字線を活用するだけで、相場の方向性やトレンド転換点を予測しやすくなるので、FX初心者でもぜひ覚えておきたい知識です。
十字線はトレンド終了のシグナル
前述した通り、十字線はトレンド終了のシグナルです。
トレンド時は、基本的に髭をあまり付けずに、大きい実体を形成します。
例えば、上昇トレンドは買い圧力が強くなるので買い注文が多く入り、下降トレンドは売り圧力が強くなるので、売り注文が多く入ります。
十字線が出現するということは、トレンド方向に動く圧力が減少し、買いと売りが均衡している状態です。
トレンド方向のポジションを保有している人も十字線が頻繁に出現することで、トレンドが終了と察知するため、トレンド転換することが多くなります。
トレンド後の十字線出現から逆張りトレード
十字線はトレンド終了のシグナルになることから、逆張りトレードで使用していきます。
具体的には、トレンド中に十字線が多発するまで待機して、十字線が出現し始めたら、そろそろトレンドが終わり転換すると判断して、逆張りでエントリーを行います。
実際にチャートを見ながらエントリーポイントを見ていきましょう。
下降トレンドから、十字線が多発したら上昇トレンドに転換すると判断して、買いエントリーをします。
上昇トレンドから、十字線が多発したら下降トレンドに転換すると判断して、売りエントリーをします。
トレンド転換を狙っていくので、トレンドの初動からエントリーできて、値幅を大きく取れることがこの手法の特徴です。
とはいえ、相場はレンジ7割、トレンド3割と言われているため、トレンドを狙うこの手法はエントリーチャンスが多いわけではありません。
1つの通貨ペア、1日1〜2回しかチャンスがないことがほとんどなので、通貨ペアを絞らずに複数の通貨ペアを監視しておくことをオススメします。
利確のタイミングとしても十字線を使用
十字線はエントリーだけでなく決済のタイミングとしても使用することができます。
FXは値幅を大きく取ることで利益も大きくなるので、レンジ相場よりもトレンド相場で戦う人が多いはずです。
仮に、トレンドでポジションを保有している場合、決済タイミングに悩むことがありますが、十字線に注目することで、簡単に判断することができます。
下図は上昇トレンドのチャートです。
強い上昇トレンドで、仮に買いポジションを保有していれば大きな利益が出ているはずです。
その後、十字線が多発したところで利確するのが理想的なタイミングです。
下図は下降トレンドのチャートです。
強い下降トレンドで、仮に売りポジションを保有していれば大きな利益が出ているはずです。
その後、十字線が多発したところで利確するのが理想的なタイミングです。
十字線を狙うときの注意点
十字線はトレンド転換のシグナルとして有効ですが、十字線を活用したトレードを行う場合は、以下の3点に注意してください。
きれいな十字線である必要はない
たった1度の十字線では根拠が弱い
出来高がない十字線には要注意
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
きれいな十字線である必要はない
十字線はきれいな十字線である必要はありません。
始値=終値がきれいな十字線ですが、多少実体があっても十字線と見なして、トレンド転換のシグナル材料として使用できます。
重要なのは、実体が小さく上下の髭が長いことです。
多少実体があっても、「買い」と「売り」が均衡していれば、十字線と判断して使用しても問題ありません。
たった1度の十字線では根拠が弱い
十字線はトレンドの終わりを示すシグナルでもありますが、たった1度の十字線でトレンド転換の判断はしない方が良いでしょう。
なぜなら、1度の十字線では、根拠として弱いからです。
1度の十字線なら、トレンド転換点だけではなくたまたま出現することもあるので、判断するべきではありません。
トレンド時に、十字線が連発したり、髭を連発したりするローソク足が多発して初めてトレンド転換のシグナルとなるので、焦って判断しないように注意しましょう。
出来高がない十字線には要注意
出来高がない十字線は全く参考にならないので注意が必要です。
十字線は、出来高が豊富で「買い」と「売り」が均衡することが理由でトレンド転換のサインと言われています。
しかし、売り買いが全くされてない状態の十字線については、買いと売りが均衡してはいるものの、相場の参加者が少ないので、トレンド転換する可能性が低くなります。
具体的には、下図のようなチャートです。
ローソク足を細かく見てみると、十字線が連発していますが、これはただ単に参加者が少ないから小さい十字線を作っているだけなので、勘違いしないように気をつけましょう。
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