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FXの三角持ち合いとは?種類や引き方、ブレイク時のトレード手法を解説
この記事では、FXにおける三角持ち合いの種類・パターン、引き方、トレード手法まで詳しく解説します。
三角持ち合いは、相場全体の流れを把握しやすいチャートパターンなので、覚えておいて損はありません。
三角持ち合いとは
![](https://assets.st-note.com/img/1721719372623-Zbf0hQ7K7L.png?width=1200)
三角持ち合いとは、チャートの高値と高値、安値と安値をそれぞれ結んだ時に形成される三角形状の相場のことを指します。
レンジ相場で、買いと売りの攻防が起きている時によく出現する形状になります。
相場は必ず、「レンジ」→ 「レンジブレイク」 → 「トレンド」 → 「レンジ」という流れで形成されますが、三角持ち合いは、「レンジ」から「レンジブレイク」のタイミングを見極めるのに有効な方法です。
三角持ち合いの種類・パターン
![](https://assets.st-note.com/img/1721719389815-cq638N8FcP.jpg?width=1200)
三角持ち合いは以下の3種類のパターンに分けることができます。
上値切り下げ&下値切り上げ
上値切り下げ&サポートライン
上値切り上げ&レジスタンスライン
この3種類のパターンを見極めることができれば、どの方向にブレイクするのかも予測しやすくなるので、マスターしましょう。
上値切り下げ&下値切り上げ
下記のチャートは、上値切り下げ&下値切り上げによる三角持ち合いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719417199-uQUUtFC8AB.png?width=1200)
上値を抑えるレジスタンスラインは上値を切り下げて、下値を支えるサポートラインは下値を切り上げています。
このパターンは、買いと売りの攻防が激しく均衡しているため、どちらにブレイクする方向が予想しづらい傾向にあります。
上値切り下げ&サポートライン
下記のチャートは、上値切り下げ&サポートラインによる三角持ち合いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719443080-weBNHfGpdY.png?width=1200)
上値を抑えるレジスタンスラインは上値を切り下げて、下値を支えるサポートラインは平行で、レンジが狭くなり三角形を作っていきます。
この三角持ち合いのパターンは、売り優勢に起きることが多いので下にブレイクする可能性が高くなります。
あくまで可能性が高いだけで、必ずしも下にブレイクするとは限らないので注意は必要です。
上値切り上げ&レジスタンスライン
下記のチャートは、上値切り上げ&レジスタンスラインによる三角持ち合いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719460721-Fn1MEAZBqn.png?width=1200)
上値を抑えるレジスタンスラインは平行で、下値を支えるサポートラインは下値を切り上げながら、レンジが狭くなり三角形を作っていきます。
この三角持ち合いのパターンは、買い優勢に起きることが多いので上にブレイクする可能性が高くなります。
あくまで可能性が高いだけで、必ずしも上にブレイクするとは限らないので注意は必要です。
三角持ち合いの引き方
![](https://assets.st-note.com/img/1721719473271-vgaHgFxZs8.jpg?width=1200)
三角持ち合いの引き方について解説していきます。
三角持ち合いは以下の2ステップで引いていきます。
レンジ幅が狭くなっている相場を探す
高値と安値をそれぞれ線結ぶ
レンジ幅が狭くなっている相場を探す
三角持ち合いは、レンジ幅が狭くなっていることが大前提になります。
以下の表を参考にレンジ幅が狭くなっている相場を探していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719584535-Dha0zbc9ML.png?width=1200)
実際にチャートを見ながら三角持ち合いが引ける相場と引けない相場を区別していきましょう。
まずは、三角持ち合いが引ける相場から見ていきます。
下図はUSD/JPYの1Hチャートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719598983-FcI0ZaryAh.png?width=1200)
上下幅が大きいですが、上値が切り下がって、下値が切り上がって、徐々にレンジ幅が狭くなっていることがわかります。
このような相場では、三角持ち合いを引くことができます。
一方、三角持ち合いが引けないのは以下のような相場です。
下図はUSD/JPYの1Hチャートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719609169-0PVoitBDeu.png?width=1200)
上値が切り上がって、下値も切り上がっている上昇トレンドです。
このようなトレンド相場では、三角持ち合いを引くことはできません。
高値と安値をそれぞれ線で結ぶ
レンジ幅が狭くなっている相場を見つけたら、実際に三角持ち合いの線を引いていきます。
下図はUSD/JPYの1Hチャートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719633938-j7sx1IKBdr.png?width=1200)
高値と高値、安値と安値をそれぞれ線で結ぶと三角持ち合いが簡単に引けます。
三角持ち合いの線には、どこを高値の起点にするかなどの正解はありません。
たくさん線を引いて自分でコツを掴んでいくことが大切です。
三角持ち合いブレイク時のトレード手法
![](https://assets.st-note.com/img/1721719646485-aup98T88u9.jpg?width=1200)
では、実際に三角持ち合いのトレード手法をご紹介します。
三角持ち合いは、いずれどちらかにブレイクするので、そのブレイク方向に沿ってトレードをしていきます。
FXにおいて値幅を大きく取るポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
三角持ち合いからのレンジブレイクを狙う(売り)
まずは、三角持ち合いのレンジブレイクを狙った売りエントリー方法です。
売り優勢の「上値切り下げ&サポートライン」の三角持ち合いを狙っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719664749-keCEbSaLrO.png?width=1200)
三角持ち合いのラインを引いたら、ブレイクするのを待ちます。
上記のような場合は売り優勢なので、サポートラインを下にブレイクしたら、売りエントリーです。
エントリーする際に、上位足のトレンドに逆らっていないかを確認しておくとより根拠が強くなります。
売りエントリーする場合、上位足でも下降トレンドであれば強気でエントリーできますし、上位足が上昇トレンドであればエントリーを控えた方が良いかもしれません。
三角持ち合いからのレンジブレイクを狙う(買い)
次に、三角持ち合いのレンジブレイクを狙った買いエントリー方法です。
買い優勢の「上値切り上げ&レジスタンスライン」の三角持ち合いを狙っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719682375-TWnPamuZlu.png?width=1200)
三角持ち合いのラインを引いたら、ブレイクするのを待ちます。
上記のような場合は買い優勢なので、レジスタンスラインを上にブレイクしたら、買いエントリーです。
売りエントリー同様、エントリーする際は必ず上位足のトレンドに逆らっていないかを確認するようにしましょう。
買いエントリーする場合、上位足でも上昇トレンドであれば強気でエントリーできますし、上位足が下降トレンドであればエントリーを控えた方が良いかもしれません。
レンジ幅とレンジ期間はブレイクの大きさと比例する
三角持ち合いのレンジブレイクを狙っていく際、「レンジ幅」と「レンジ期間」はブレイクの大きさと比例することを覚えておきましょう。
下記はUSD/JPYのH1チャートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721719700992-R8wW0xanAA.png?width=1200)
10日間くらいレンジを形成しており、三角形の頂点に向けて徐々にレンジ幅が狭くなっています。
これだけレンジ期間が長く、レンジ幅が狭いとブレイクした時の力が強く、勢いのあるトレンドを作りやすいことがレンジブレイクの特徴です。
三角持ち合いのレンジ幅とレンジ期間に注目すると、勝率を上げることだけでなく値幅も大きく取れるようになるので、ぜひ注目してください。
三角持ち合いを狙うときの注意点
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三角持ち合いのレンジブレイクを狙った手法はFX初心者の方でも比較的見つけやすい投資手法ですが、使い方を間違えると大きな損失に繋がってしまうので注意が必要です。
三角持ち合いを狙うときの主な注意点は以下の2つです。
レンジブレイクのだまし
三角持ち合いでの両建ては危険
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
レンジブレイクのだまし
三角持ち合いにはだましが存在します。
だましとは、レンジブレイクをした方向にトレンドを形成すると見せかけて、ブレイクした方向とは逆に価格が動くことを言います。
つまり、三角持ち合いで、上にブレイクしたから上昇トレンドを形成すると思い買いエントリーしたのに、下がってきてしまうのがだましです。
相場には100%的中する分析方法はないので、だましがあるのは当然ですが、だましに引っかからないように注意する必要があります。
だましに引っかからないようにするためには、レンジブレイク後すぐにエントリーするのではなく、ある程度値動きの様子をみつつ、少し遅れ気味にエントリーすることが大切です。
少し遅れ気味にエントリーすることで、本来取れるはずだった値幅よりも小さい値幅になってしまいますが、それ以上にだましに引っかからずに勝率を上げていく方が確実に利益に繋がります。
そして、万が一、だましに引っかかってしまった場合は、すぐにポジションを損切りして損失を拡大させないようにしましょう。
三角持ち合いでの両建ては危険
「三角持ち合いで買いと売りどちらもエントリーをする両建てを行えばブレイク方向がどちらでも対応できるのでは?」と思った方もいるかもしれません。
結論から言うと、三角持ち合いでの両建てはかなり危険です。
確かに、三角持ち合いのレンジ中に両建てをしておけば、ブレイク時に反対の注文だけを損切りして、ブレイクした方向の注文だけを保有すれば利益を上げられるという考え方は間違いではありません。
しかし、前述した通り三角持ち合いにはだましが存在して、ブレイクしたからといって必ずしもその方向にトレンドを形成するわけではありません。
両建てがうまくいけば利益を伸ばせますが、どちらのポジションも負けて損失が拡大していく可能性も十分あります。
一か八かで両建てをするのではなく、ブレイクした方向に絞った方がリスクを抑えながらトレードすることができます。
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