「FXはスマホだけでは勝てない」と言われる理由…結論：PCとスマホの併用がベスト
FXトレードは、スマホアプリを使って行うこともできます。
どこでも場所を問わず、気軽に空いた時間でFXできるのがスマホアプリのメリットです。
しかし、スマホのみで勝ち続けるのは簡単ではありません。
スマホのみでFXに挑戦すると、大きな損失を抱える可能性もあるので注意しましょう。
本記事では、スマホのみでFXに勝ち続けることができない理由をまとめています。
スマホでFXを行う場合のポイントや、おすすめのFXアプリを解説しています。
先に結論を言ってしまうと、スマホでFXトレードをするならMT4・MT5というアプリがオススメです！
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FXスマホトレードでは勝てない理由
FXスマホトレードでは勝てないと言われている理由を以下の順番で紹介します。
テクニカル分析が正確にできないため
環境認識をするのが困難
検証が難しい
スマホのみで勝っている億トレーダーはほとんどいない
資金管理が難しい
テクニカル分析が正確にできないため
FXがスマホだけで勝てないと言われているのは、テクニカル分析が正確にできないためです。
テクニカル分析とは、移動平均線やRSIなどのインジケーターを用いてチャート分析を行うことです。
FXで勝つためにはチャート分析を行い、相場を認識しながらエントリーや決済ポイントを見つける必要があります。
たとえば、以下のように分析を行います。
移動平均線でトレンドを把握する
水平線を引いて押し目を探す
フィボナッチでエントリーポイントを探す
上記のように1つ1つの取引に対してテクニカル分析を行い、根拠を持ってエントリーや決済ポイントを見つけていきます。
画面が小さなスマホだと、表示できるチャートやインジケーターに限界があるため、視野が狭くなってインジケーターが示すサインを見逃すことも多いです。
プロのトレーダーでも勝率は60％〜70％ほどなので、サインを見逃して1回負けるだけでも、大きな損失になります。
環境認識をするのが困難
スマホのみだと環境認識をするのが困難です。
環境認識とは、複数の時間足を使って現在の相場を確認する手法です。
マルチタイムフレーム分析とも呼ばれています。
環境認識を行うためには、チャート上に複数の時間足を表示しなければなりません。
分析には、最低でも以下の3つの時間足は必要です。
1分足～30分足などの短期足
1時間足～4時間足などの中期足
1週間～1カ月などの長期足
長期足や中期足から全体的なトレンドの方向を判断し、短期足でトレードのタイミングを探っていくのがコツです。
短期足のみだと、トレンドの把握が正確にできずダマシに遭いやすくなります。
ダマシ対策をするためにも環境認識は欠かせません。
スマホアプリでは、複数の時間足をチャートに同時表示できません。
マルチ表示できるスマホアプリがあったとしても、小さな画面で環境認識をするのは困難です。
そのため、環境認識を行う場合はPCを使用する必要があります。
検証が難しい
スマホアプリではFX手法の検証が難しく、自身のトレードの振り返りや悪かったところの把握ができません。
FXで勝っているトレーダーは、取引ごとに以下のような検証を行っています。
勝った理由、負けた理由を調べる
負けた場合はどこを改善したら勝てるのか？
勝つために足りていないことは何か？
反省点を踏まえて取引ルールを作る
取引ルールが相場に合っているか確認する
これらを検証するためには、取引時の環境認識やチャート分析が必要です。
さらに、改善点をもとに作りだした取引ルールが相場に合うかの確認も行います。
FXの検証を画面が小さく機能が制限されたスマホで行うのは簡単ではありません。
もちろん、スマホにもFXの検証アプリはあります。
検証アプリを利用することで、ある程度はトレードの見直しも可能です。
しかし、検証効果を得るためには、細かな作業が難しいスマホのみでは不十分です。
正確性の高い検証を行うためには、細かな作業ができるPCが向いています。
スマホのみで勝っている億トレーダーはほとんどいない
スマホのみで勝っている億トレーダーはほとんどいません。
もちろん、PCとスマホを併用している億トレーダーは存在します。
スマホを使っている億トレーダーは、PCの補佐的な役割として使っており、スマホのみでFXを行うことはまずないです。
スマホのみで勝っている億トレーダーがいないのは、スマホのみで取引するメリットがないためです。
外出が多いトレーダーの場合はスマホの使用頻度が増える場合もあります。
しかし、自宅や宿泊先であれば、スマホを使用するよりも多機能で画面が見やすいPCを利用するメリットの方が大きいです。
わざわざスマホのみで取引する必要がありません。
億トレーダーともなれば、PCの購入費用も大きな問題ではないでしょう。
あえてスマホのみを使う意味がそもそもありません。
資金管理が難しい
FXスマホトレードには資金管理が難しいというデメリットがあります。
資金管理とは、1回の取引で許容できる損失額を決めて損失を最小限に抑える対策です。
スマホだと損切りラインまでの値幅を測ることが難しく、値幅からロット数を計算するのも簡単ではありません。
チャンス時や相場が動いたときなどは、資金管理に時間をかける余裕もなくなるため、資金管理がおろそかになって負けてしまうリスクが高まります。
PCであれば、資金管理はインジケーターやエクセルなどで簡単に行えます。
また、MT4/MT5ならチャートにマウスを合わせるだけで価格が分かるため、マウスを動かすだけで大まかな損切りラインを簡単に決められるのもメリットです。
FXの資金管理では、1回取引あたりの最大許容損失額を2％に設定することをおすすめします。
資金管理を徹底して行うためには、資金の2％の損失に該当する値幅に逆指値の決済注文を入れましょう。
逆指値の決済注文を入れておくことで、指定したレートに達したときに自動決済されるため、チャートを監視できない状態になった場合でも安心です。
理想はスマホとPCを併用する
FXの理想の取引方法はスマホとPCの併用です。
スマホのみで勝つことはできなくても、スマホを併用するメリットはあります。
スマホとPCを併用した方がいい理由やポイントなどを紹介します。
スマホでFXをするメリットもある
スマホはPCの補佐役として使おう
スマホとPCを併用するならスマホ対応の業者を選ぼう
スマホでFXをするメリットもある
スマホでFXをするメリットもあります。
PCと併用して利用する場合はメリットも知っておきましょう。
【どこでも取引ができる】
スマホでFXをするメリットはどこでも取引ができることです。
スマホなら以下のようなシーンでも取引ができます。
仕事の休憩時間
通勤中
待ち時間
PCの場合、デスクトップ型PCだと取引できるのは自宅に限られます。
持ち運びができるノートPCでも、スマホに比べると大きいため、使用できるシーンは多くありません。
空いた時間を有効活用できることも、スマホでFXをする魅力と言えます。
【操作が簡単】
スマホのFXアプリは、PCのFXソフトを簡略化して作っているものが多いです。
そのため、PCのFXソフトに比べて、スマホのFXアプリの方が簡単に操作できます。
シンプルな分、初心者にはFXソフトよりもFXアプリの方が使いやすく感じるでしょう。
また、チャートで明らかなトレンドが出ているような場合は、PCよりも簡単に注文できるスマホで取引した方が良いケースもあります。
【相場の急変に対応しやすい】
スマホでFXするメリットは相場の急変に対応しやすいことです。
テロや大手銀行倒産などのビックニュースが流れ込んで相場が急変する際に、スマホならすぐに起動してポジションの決済ができます。
PCの場合は、PCがある場所に駆けつけて、PCとFXソフトの立ち上げをしなければなりません。
そのため、スマホに比べて対応が遅れてしまう可能性が高いです。
また、相場が急変している際はトレンドの方向が一定だと利益を伸ばしやすくチャンスにもなります。
注文を入れるまでのスピードも、PCよりシンプルなスマホの方がスムーズです。
このように、スマホには即時対応ができるメリットがあります。
スマホはPCの補佐役として使おう
スマホとPCを両方使って取引するなら、スマホはPCの補佐役として使いましょう。
たとえば、テクニカル分析や環境認識などの基本的なことはPCで行い、外出中のポジション監視や相場急変時の対応はスマホで行います。
スマホ単体だと勝てなくても、PCにスマホを組み合わせることで勝てる場合もあります。
スマホとPCを併用するならスマホ対応の業者を選ぼう
スマホとPCを併用してFXをするならスマホ対応の業者を選びましょう。
基本的にスマホとPCを併用する場合は、同じ業者が提供しているスマホアプリとPCソフトの利用が必要です。
スマホで安全にFX取引をする方法
スマホで安全にFX取引をする方法を以下の順番で紹介します。
デモトレードで操作に慣れる
ファンダメンタルズ分析を活用する
取引ルールを守る
ポジポジ病に注意する
電波が不安定な場所を避ける
スマホの充電に注意する
スキャルピングを避ける
少額取引を行う
広く使われているスマホアプリを使う
デモトレードで操作に慣れる
スマホで安全にFX取引をするためにはデモトレードで操作に慣れましょう。
デモトレードは、実際の取引環境と仮想のお金を使って練習できるツールです。
スマホのFXアプリでも、ほとんどがデモトレードに対応しています。
スマホのFXアプリでデモトレードを利用するメリットは次の通りです。
自分の資金を失わずに実践練習ができる
実際の取引ツールを使うため取引の操作を覚えられる
簡単な検証ができる
お金がかからないデモトレードなら、リスクなしでFXの練習ができます。
何度か取引を繰り返すことによって簡単な検証も可能です。
スマホでFXに挑戦してみたいという方は、デモトレードに慣れてからリアルトレードに移行しましょう。
ファンダメンタルズ分析を活用する
スマホで相場分析をするなら、テクニカル分析よりもファンダメンタルズ分析を活用しましょう。
ファンダメンタルズ分析とは、為替相場に関係のある経済や政治の情報などをもとに値動きを予想する方法です。
ファンダメンタルズ分析にはテクニカル分析のようにチャートをこまかく分析する必要がなく、分析の根拠となる経済ニュースもネットで情報を集めることができます。
スマホの場合はアプリの起動も早いため、経済指標発表直後に早くエントリーしたい場合もおすすめです。
また、外出中に相場を大きく変えるような経済ニュースが流れ込んだときも、すぐにアプリを起動してトレードを始められます。
ファンダメンタルズ分析で特に意識したい経済ニュースは次の通りです。
各国の経済指標
各国の金融政策
各国の大統領や中央銀行の要人発言
特に世界経済の中心となっているアメリカの経済指標や金融政策は、市場に大きな影響を与える要素として注目されています。
取引ルールを守る
スマホでFXを行う場合は取引ルールを守りましょう。
スマホはパソコンに比べると操作が簡単で、外出中どこでも注文・決済できるのが魅力です。
しかし、簡単に注文できてしまうことで不要なエントリーが増えてしまう可能性があります。
FXは1つ1つの注文に対して根拠を持ってエントリーしないと勝てません。
そのため、根拠に乏しい不要なエントリーは損失を増やすリスクがあります。
失敗しないためには、取引ルールを守ることが大切です。
「取引ルールがない」という方は、以下の内容をベースに取引ルールを決めましょう。
トレードスタイル
エントリーのタイミング
利確ライン（損切りラインの値幅の2倍程度が目安）
損切りライン（最大許容損失額2％が目安）
特に大切なのはエントリーのタイミングです。
PCの場合はテクニカル分析に基づいてエントリーのタイミングを決めます。
しかし、画面の小さなスマホの場合は複数のインジケーターを組み合わせた複雑なテクニカル分析ができません。
そのため、スマホでエントリーする場合は以下のように対応しましょう。
エントリーはPCで行うようにする
移動平均線のように簡単なテクニカル分析でエントリーポイントを探す
経済指標発表の結果をもとにエントリーする
一度決めた取引ルールは簡単に変更しないように注意してください。
取引ルールを簡単に変えてしまうと、気分で取引を行うようになって大きく負けるリスクがあるためです。
取引ルールを変えるのであれば、1週間、1カ月のように期間を決めて見直しましょう。
ポジポジ病に注意する
スマホでFXを行う場合は、PCに比べてポジポジ病に陥りやすいため注意しましょう。
ポジポジ病とは、常にポジションを持っておかないと気持ちが落ち着かない状態を表わす言葉です。
PCと違い、スマホはどこにいても簡単にチャートを確認して注文ができます。
レートを過剰に気にするようになり、自分でセーブしないと相場の変動に応じてどんどん注文を入れるようになります。
その結果、ポジポジ病になってしまうわけです。
ポジポジ病になると利益を増やすことができません。
なぜなら、ポジポジ病になると感情や感覚でエントリーする機会が増えるためです。
エントリーの根拠がなくても、ポジションがないことへの焦りからムダなエントリーをしてしまいます。
簡単に取引できるスマホだからこそ、取引ルールをしっかり守ってポジポジ病にならないように気をつけましょう。
電波が不安定な場所を避ける
スマホで安全にFX取引をするためには、電波が不安定な場所での取引を避けましょう。
電波の状態が悪いとレート配信に遅延が発生してスリッページが起こることや、取引サーバーにアクセスできず注文や決済ができない場合があるためです。
電波が安定してないと、チャンスのときにエントリーできずに利益を取りこぼす場合や、ピンチのときに決済できず、損失が大きくなってしまうリスクがあります。
特に以下のような場所は電波が不安定になりやすいため注意してください。
地下
ビルとビルの間
ビルや家などの建物の中
山間部のように土地の起伏が大きい場所
人が密集する場所
スマホでFXをする場合は上記のような場所をできるだけ避けて、電波が安定している場所を選びましょう。
スマホの充電に注意する
スマホで安全にFX取引をするためにも、スマホの充電に注意しましょう。
注文決済やチャートを表示するFXのアプリは消費電力も大きいです。
アプリを起動していると電池の減りも速くなるため、充電切れによって大切な場面でエントリーや決済ができない可能性もあります。
充電が少ない場合はスマホでFXを行うことを控えましょう。
また、スマホの充電切れに備えるために、モバイルバッテリーの用意をおすすめします。
スキャルピングを避ける
スマホのFX取引で失敗しないためにはスキャルピングを控えましょう。
スキャルピングは、数秒から数分間隔で取引を繰り返す超短期売買です。
スキャルピングで結果を残すためには、短時間でチャート分析を行い、エントリーや決済ポイントを見つける必要があります。
画面が小さいスマホだと表示できるインジケーターに限界があるため、瞬発的な分析や判断が必要になるスキャルピングには不向きです。
スマホで取引を行うなら、取引間隔が長く分析に時間を使えるデイトレードやスイングトレードなどをおすすめします。
少額取引を行う
スマホのFX取引におけるリスクを抑えるためには少額取引を心がけましょう。
特に初心者は慣れていないスマホでFXをしていると、不要な場所でエントリーする機会が増えることで損失が大きくなる可能性があります。
資金を使いすぎてしまうと、負けたときに再起できなくなるため注意が必要です。
スマホで安全にFXするなら、おすすめの取引資金は1,000円です。
1,000円なら、負けても生活に大きく影響するような損失にはなりません。
そのためには、少額資金で取引できるFX選びも重要です。
広く使われているスマホアプリを使う
スマホで安全にFX取引を行うためには、広く使われているスマホアプリを使いましょう。
FXのスマホアプリは、FX会社が開発・提供しているものを使うのが一般的です。
悪質なFX会社が独自に開発しているスマホアプリを利用すると、スリッページやレートずらしなどで利益を抜き取られてしまうリスクがあります。
利用者はアプリの裏側を見ることはできないため、悪質なFX業者に利益を抜かれたとしても気づくことができません。
広く使われているFXのスマホアプリなら、安心して利用することができます。
比べる対象のアプリがあるため、不正行為をされても気づきやすいためです。
たとえば、海外FXで広く使われているFXのアプリにMT4/MT5のスマホアプリ版があります。
MT4/MT5は多くの海外FX業者が使用している取引ツールです。
PC版、スマホ版ともにベースとなるソフトやアプリがあり、そのまま提供している業者もあれば使いやすいように仕様を変更して提供している業者もあります。
MT4/MT5アプリなら、他社の状況やMT4/MT5のデモなどから不正されても気づける場合があります。
ネット上に情報も多くあるため、トラブルや操作で困ったときに情報を得やすいのもメリットです。
スマホでFX取引をするならMT4/MT5がおすすめ
スマホでFX取引をするならMT4/MT5アプリがおすすめです。
知名度・機能性・安全性など総合的なバランスが優れているのはMT4/MT5アプリです。
どちらもテクニカル分析の機能が搭載されており、30種類以上のインジケーターを使ってチャート分析ができます。
世界で利用されているため、安全性も高くFXの取引ツールの中では知名度も高いです。
MT4/MT5はロシアのメタクォーツ社が開発・提供している取引ツールの名称で、MT4は2005年にリリース、MT5は2011年にリリースしました。
MT4の後継版がMT5ですが、インジケーターやEAなどに互換性はありません。
MT4とMT5は、それぞれスマホ用のアプリもあります。
パソコン版と同じく、アプリ版もインジケーターに互換性はなくカスタムインジケーターの追加もできません。
しかし、標準搭載されている機能だけでも問題なく取引ができます。
どちらもAndroid版とiPhone版があり、無料でダウンロードできます。
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